2015年6月19日金曜日

今季一番の大雨

今日からラマダン=ムスリムの断食月がスタートします。昨日のハジアリ「ムンバイのモンサンミッシェル」(とはいえこちらはイスラム教モスクですが)は満潮をものともせずお参りに行く方々がたくさん見受けられました。

そして早くも今季一番の大雨に見舞われたムンバイです。

窓の外は真っ白…。

未明からの大雨のため線路は冠水、電車は止まったまま車内で身動きの取れない人もいるとか。道路もムンバイ市内、郊外ともに冠水しているようで、オフィス、学校にも出勤・通学不可な人々が多くいるそうです。

ドライバーさんは出勤不可、タクシーも捕まらないためふたたび自宅で仕事をする夫。私も外出の予定があるのですが、どうしたものか…。歩けば1時間。いよいよ長靴&雨合羽の出番か!?

一部の電車はゆっくりと動いているそうですが、ムンバイは今日一日機能停止になりそうです。

こちらのBBCニュースではムンバイ名物洪水の画像がたくさん見れます



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結局女性陣の予定であったランチ会は決行されました。ご主人様方の半分くらいは自宅でお仕事だったそうですが…。女性強し(笑)。

回ってきた高波の映像。お巡りさんも一緒になって眺めています…

2015年6月17日水曜日

新カフェ開拓

所用があり、ムンバイ随一のおしゃれエリア、Bandraバンドラエリアに久しぶりに行きました。

自分自身にスマートさのかけらも無いのでおしゃれな場所ってどうも気後れしてしまう私ですが、ちょこっとの空き時間、自らを鼓舞して行ったことのないお店を試して見ることしました。とカッコつけていますが正直なところ、お腹が空いてしまったから…残念ながら行動が食欲に支配されています。

カフェ飯?飯カフェ?とにかく、がっつりご飯の食べられる可愛らしいカフェです。開店して1か月半が経ったところだそうです。

入口はこんな感じ。

可愛らしい内装。
 ランチで食べられるのは、パスタ、サンドイッチ、洋食の肉・魚・野菜。インド料理もあります。
開拓なので一番外しそうなメニューを頼んでみようと、イギリス伝統のマッシュポテトとそーセージ、グレービーのメニューを頼んでみました。ソーセージは鳥と豚から選べますが、豚をチョイス。

画面が茶色くてすみません…

で、来たのはこれ。
あつあつの鉄板にとろとろマッシュポテト、大きなグリルドソーセージが3本、さらに、こちらもあつあつのグレービーがかかっています。ダイエットには最悪のメニューですね(笑)。

サラダが茶色く見えるのはバルサミコ酢ドレッシングだから。

とろとろのマッシュポテトとグレービーが美味しかった。
お会計はドリンク・チップ込で500ルピー。物価・外食の高いムンバイではかなり安いと思います。

Villa Vandreと書いてあるそうです。
お客さんがひっきりなしに訪れ、訪問した15時頃でも何回転目かのお客さんで満席でした。私が入った後ですが、外に並んで待っている人も。
朝から営業しているのでなかなか便利に使えそうです。いいお店を知りました!

唯一の注意点はお店にトイレが無いこと。隣の中華レストランで貸してもらえます。隣のレストラン、優しい・・・(笑)。

ムンバイにお住まいの方、高級刺繍ブラウスで有名なAhilyaの近くです。
もしよろしければ行ってみてください!

Villa Vandre(Zomatoにリンク)


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2015年6月16日火曜日

モンスーン、パンク、ストライキ

5〜6日前からムンバイもモンスーン突入。毎日ガッツリと雨が降っています。

月曜日の朝からインドはやってくれました。

朝、夫の出勤に合わせて同時に出かけようと駐車場に行ったら、車のタイヤがパンクしたとドライバーさんが告げてきました。スペアタイヤも積んでいないため(なぜだ!?)修理にはしばらく時間がかかると。

仕方がないのでタクシーで会社まで行こうとしたら、月曜日はタクシー組合のストライキが行われているとのこと。
(このタクシーもエアコンなし、車内床から路面が見えるボロボロ車で、モンスーン期に乗るともれなく「窓を開けてびしょ濡れ」もしくは「窓を閉めて運転手の体臭+シートに染み付いた悪臭+蒸し暑さ」の二択を迫られるというなかなかのもので、日本で思うタクシー出勤とは大違いです。かなりお世話になっていますが。)

外は土砂降り。道はドロドロ。

車社会なので唯一の会社の車もタクシーも使えないとなると出勤のしようがありません。

すごすごとアパートの部屋に戻り自宅で仕事をする夫と、それでも悪あがきで無線タクシー会社に片っ端から電話をかけましたがすべての会社から出払っていると断られる私。

結局約半日でタイヤ修理は終わったのですが、夫の出勤時間、私の知人との約束に大幅に遅れ、多大なるご迷惑を方々におかけしたまま一日過ごしたのでした。

パンクにタクシーストライキにモンスーンの雨と不運が重なったといえばそこまでなのですが、もし一分一秒を争うような病気にかかって病院に行く必要があったら?と思うとぞっとします。(もちろん救急車は来るわけもない。)

危機管理体制を見直さないといけないと思い直した週明けでした。

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さらに翌火曜日はドライバー体調不良につき代車が派遣されて来ました。が、これも3時間の遅刻、英語不可、地理を全く知らず、迎えに来て欲しい時に電話に出ないという四重苦。モンスーンなんだし、今週はおとなしく家で手芸でもしておきなさいということなのでしょうか。
きれいなスーツにきれいな靴なのに文句も言わずにヤギも乗るというボロボロタクシーに乗って出勤していく夫。がんばってます。

巨大投資銀行(バルジブラケット)

文庫版でも1000ページ以上に及ぶ大著、
巨大投資銀行(バルジブラケット)」
黒木亮著、2008年、角川書店
を週末に読了しました。

巨大投資銀行は、1980年代半ばに日系都市銀行からNYの投資銀行へと転職をした主人公が、米国での金融手法を駆使して日本企業向けの投資銀行業務である合併買収、資金調達、運用提案を通じて合併買収の専門家となります。そしてバブル頂点の東京へ合併買収の専門家として赴任し、バブル後の不良債権処理にビジネスチャンスを見出し、実績を積み上げて成果主義の米系投資銀行の中で生き残っていくのですが恩師の言葉に打たれて日系銀行における投資銀行業務の育成に力を注ぎ、さらには日本の金融機関健全化に前向きに取り組むというストーリーでした。
同時並行的に米系金融機関で役員にまでなった伝説の日本人裁定取引トレーダー、そして米系・欧州系金融機関でセールスとして多大なる実績を上げ続ける日本人が並行して描かれます。

1980〜2000年代は金融工学の導入や計算機システムの機能向上による取引手法の多様化、合理化が押し進められた時代でした。バブルに沸く日本、米国で開発され続ける金融手法、そしてバブル後の不良債権処理からエマージングマーケットに視線を向ける時代と移り変わる金融業界の変遷が具体的に描かれていました。

金融業有資格者として読むと、米系、欧系、日系金融機関のビジネスの変遷、商品設計、歴史を通して全てが学びに通ずる大変スリリングな本でした。一応フィクションではありますが、実在の組織、人物、取引案件、事件がベースとなっていて、膨大な量の取材を元に記された本であることが容易に想像出来ます(その取材量については全く想像もつきませんが)。

成果が全てのある意味フェアな米系金融機関という戦場で本性をむき出しにして必死で戦う人々、政治力を駆使してまた違うフィールドで争う人々、どちらが向いているかは人それぞれかと思いますが、不正に手を染めず真摯に仕事に向き合う主人公はまさに金融業者の良心。とても爽やかで前向きに映りました。

自分の考えを話せなければ人ではないとでもいうような目線で見られることも当たり前のいま、打たれ強い精神力だけは向上したかと思いますが、猛然と勉強したい気持ちが湧いてきました。インドにいるからこそできることが明確になったような気がします。2005年出版の書籍で大変古い本ではありますが、読めて良かったです。



在ムンバイの方、ご興味ありましたらお貸しできます。

2015年6月14日日曜日

マンションのバックアップ体制

2年以上、約400世帯が入居する大型マンションに暮らしています。

西日がカンカンに照りつけて午後はサウナ、さらにすきま風、さらに雨季は「すきま雨」の吹き込むボロマンションではありますが、世帯数が多いので管理組合もしっかりとあり、さらにはマンション専属のヘルプデスクが用意されていて電気工事士、水道管工事技師、ペストコントロール(害虫駆除業者)などを即日手配してくれる…ということを最近やっと知りました(汗)。

近隣の大型マンションにお住まいの知人が、「ムンバイの大型マンションなら絶対あるよー!」と教えていただき、初めて管理組合事務所に声をかけたのです。すると1枚のリストをプリントアウトして手渡されました。内線番号一覧です。出入りの新聞屋さんや保険代理店までリストアップされていて、こんなものがあったのか!と目から鱗が落ちる思いでした。

頻繁に電気・水道回りのトラブルが発生するのを前提とした体制のような気もしますが、ありがたいことです。前回のブレーカー焼き切れによる停電の際もお世話になりました。

同時に知ったのはビル入居者&オーナー専用の掲示板の存在。補修、駐車場空き状況、モノの移動など、マンション内で進行していることの諸々を掲示板経由のメールで知らせてくれるのです。インド国内で大型集合住宅向けに運営しているapartment addaというサイトと契約していました。

2年がすぎ、賃貸契約を更新した後でやっと知るバックアップ体制…。
今更ではありますが、活用できるようになって大変楽になりました。



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2015年6月12日金曜日

スイーパーさん騒動

いろいろあってメイドさん探しを諦めていました。

でも窓を閉めても開いてしまい、すきま風の入るボロマンションである我が家は、何もしなくても埃がたまります。
毎日水拭きが必要なので腰への負担が大きくて、お掃除専門のお手伝いさん=スイーパーさんをお願いすることにしました。マンションの警備の方に紹介してもらったのです。

自宅にいたらやってきたのは笑顔の素敵な英語の話せないおばちゃま。
面接で相談した中では毎朝9時に来てくれて、掃除、洗濯、皿洗い、アイロンで月3500ルピーでやってくれるとのことで、大喜びでお願いしました。

翌日、やってきたのは朝9:25。言葉が通じないので身振り手振りで家事の要領を伝えます。スイーパーさんだけあって床掃除は完璧。食器洗いは少々雑でしたが一応合格圏です。整理整頓は全くダメでした。アイロンはこれまでかけたことが無いとのことで、30分くらいかけて使い方を教えたのですが、最終的には彼女が音を上げました。霧吹きは気に入っていたんだけど。

結局、アイロンはやらないことになって月3000ルピーで来ていただくことで妥結しました。

(言葉が通じないので交渉ごとは全て、ビル内に屯する英語とヒンディー語がわかるインドの方々に助けていただきました。自分の利害に関係の無いところ&人の家の事情に首を突っ込むこととなると優しくなるインド人です笑。)

朝9時に来てねのお願いは毎回するのですがもちろん30分ほどの遅れは遅れとも思わないインド人のこと、スイーパーさんも9:40くらいの出勤がデフォルト。無断欠勤もあります。
1週間ほど働いたところで給料を払って欲しいとのことで、働いた分のお金を支払ったら、前借りをしたいと言って来ました。

まだ1週間ほどしか働いていないのでそれはできないと伝えたところ、前借りを頼んだ翌日は通常通り(遅刻して)出勤してきたのですが、その翌日は無断欠勤。翌々日に出勤して以降、全く現れなくなりました。前借りに加えて他の事情もあってこちらも辞めていただくことを考えていたので私としても渡りに船ではあったのですが、辞める宣言はされていないので数日待ってしまいました。数日待ってやっと、逃げられたことを確信したのでした(汗)。
私、よっぽど嫌なお客だったんだろうなー。

携帯を持っていないけれど、ビル内の他の家でも働いている方なので連絡をつけようと思えばつけられたけど…。一瞬だけでも「スイーパーさん」という職業の方と関われたことは面白かったという(強がりでいいカッコしいな)結論をもって、このスイーパーさんに振り回される日々は終わったのでした。

終わって良かった…。


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3週間目に未払いの給与(1日分)を求めて突然彼女がやってきました…。給与未払い分は1日のはずなのですが、なぜか2日分を要求。しばらく押し問答をしましたが、面倒なのと100ルピーの差なので払ってしまいました。負けた…。

2015年6月11日木曜日

停電

毎年恒例のブレーカー焼き切れによる停電の時期がやって来ました。

この日は幸いにも自宅にいる時だったのですが、ぼんやりと読書をしていたら何と無く暑いなーと思い始め、エアコンとシーリングファンが停止していることに気づきました。
エレベーターやその他マンションの電気関係は通常通り稼働しています。

ブレーカーを確認しましたがどこも落ちていない。

これは、アレだなと3度目ともなれば素早く行動出来ます。

ビルの電気技師に来てもらい、ブレーカー焼き切れを確認してもらいました。
電気技師がビルの斜向かいの部品店(うちのマンション周りにはこういうものだけは充実しています。他は何も無いのに!)で部品を買って来てくれました。

最初の年は1100ルピーだったこの部品、昨年は1450ルビー、そして今年は1850ルピー。思わぬところでも物価上昇の定点観測が出来てしまいます。

素早く交換してもらって冷凍庫に全解凍の悲劇を辛くも免れたのでした。
今年は昼間の在宅中で本当に助かりました!


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