2014年10月26日日曜日

ミシュランスターシェフのお料理教室

インドっぽくないテーマなのですが…。先日、お友達に誘ってもらってムンバイのオベロイホテルでイタリアンを担当するミシュランスターシェフのお料理教室に行って来ました。大変学びが多く、シェフの明るい人柄も手伝って会も盛況で、しみじみとムンバイにいて良かった〜!と思う瞬間でした。

メニューは、ナシとシェーブルのサラダ、チキンのラビオリ、ティラミス。工程としては至ってシンプルな料理で家庭でも再現可能なレシピなのですが、ロメインレタスの葉の真ん中のちょっと硬い部分を丁寧にとったり、ドレッシングを作る際は塩を最後に加えるとか、食材の組み合わせの黄金ルール(パプリカとチキン、洋ナシとシェーブル、などなど)とか、イタリアの郷土料理の逸話、パルメザン(北)とペコリーノチーズ(南)の住み分けとか、イタリアの郷土料理を学んだシェフ・アドリアーノならではの話が聞けてとっても興奮しました!!!

これまでオベロイホテルのイタリアンにこれといった特徴を感じていなかったのですが、少なくとも本物のイタリア人シェフがいて手打ちパスタが食べられるお店、幻のチーズと言われているモッツァレラの真ん中がクリーミーなブラータも出てくる本格イタリアン、特別な日のお出かけ先として一気にランキング上位に急上昇です☆

本来ならご縁のないセレブな会に誘ってくれたお友達にも感謝!



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2014年10月22日水曜日

Happy Diwali!

多くのオフィスは明日、明後日とディワリのお休みです。事務所によっては今日から、というところもあるそうです。私がレッスンに行っている学校は、ディワリに合わせて2週間の秋休みです。

明日から連休に入り休暇に出かける、というお友達の家でおしゃべりをしていたらドアベルが鳴り、お手伝いさんが応答しました。郵便局からの小包の配達だったので通常はお手伝いさんが最後まで対応してくれるはずなのですが、お手伝いさんがお友達を呼びにきました。彼女も心得たもので、「例のHappy Diwaliだぁー」などと言って財布を持ってドアに向かいます。

家族の仕事の関係上、郵便配達人の訪問回数が多いので少し多めのチップを渡して戻ってきたお友達。これもビジネスを円滑に進めるための必要経費だから、とさっぱりした顔です。この時期の笑顔の「Happy Diwali」の意味はただのおめでとうじゃなく「Give me money」ってことなんだよね〜、と笑っていました。

自分のために働いてくれているお手伝いさんや運転手さんのみならず、郵便配達人や新聞集金人、フラットの警備員やエレベーターボーイ、掃除人などなどありとあらゆる人々が「お年玉」を自ら請求しにドアをノックするこの時期。ディワリはヒンドゥーのお祭りのはずですが、Happy Diwaliは宗教を超越して働く魔法の言葉です。これから一年を気持ちよく過ごせるように、上手に活用したいインド独特のお年玉システムです。

このブログもおかげさまで読んでくださっている方がいらっしゃる様子、皆様に心から、Happy Diwali!




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2014年10月21日火曜日

ムンバイのレストラン Burma Burma





比較的新しいミャンマー料理のレストランを先日試してきました。その名も"Burma Burma"。そのものズバリの店名です。場所はKala Ghoda。MGロードからパールシージムカーナー脇の路地を入ったところにあります。初めて行ったのでおっかなびっくりでしたが得意のzomato(インド版食べログ。かなり使えます!)とGoogle Map様のおかげで迷わずたどり着けました。

マトリョーシカのようなお人形の看板がかかっていて、外観はとても可愛らしい感じ。内装も民芸品や傘で飾りたてられ、壁にはミャンマー文字と思しきパネルが一面にかかっています。まだ行ったことのないミャンマーへの想像が膨らみます。

メニューはミャンマー語での料理名の他、英語で説明もついていてわかりやすくなっています。訪問経験があって何と無く雰囲気が想像できるベトナム料理や韓国料理と違い、私たちには未知の世界なのでとても助かりました。
とはいえメニューの説明だけでは足らず、ネット上のミャンマー料理の説明なども参考にしながらミャンマー風サモサスープ、お茶の葉のサラダ(お店のメニューの説明によるとミャンマーで生産されるお茶の葉の70%が「食べる」目的で栽培されているそうです。驚き!)とカオソーイというココナッツミルクカレースープヌードルを注文して見ました。

入店してから気づいたのですがこのお店、ベジタリアンレストランでした。にわかに学んだところによるとミャンマーでは鳥肉や豚肉、山羊肉、海や川の魚、蟹などが食べられているようですがこのレストランのメニューには全くありません。シーフード好きとしては少々残念ですが仕方ありません。

ミャンマー風サモサスープは、野菜出汁のほんのり酸っぱ辛いスープの中に小さなボール大のじゃがいもボールが入ったものでした。ベジスープの優しい旨味で美味しくいただけて、期待が高まります。
お茶の葉サラダはレタス、お茶の葉、パプリカなどがドレッシングで和えた状態で到着しました。お茶の葉は苦味やえぐみを感じることもなくさっぱり。ムンバイ外食でこのさっぱり感はかなり貴重です。
カオソーイはクリーミーなカレースープのなかに短い麺が浮いています。こってりしていますがマイルドで食べやすかったです。

デザートも頼んだのですが残念ながらこちらは口に合わず、食べられませんでした。が、様子を見ていたスタッフがすかさずフォローしてくれて、支払いのときにはデザートを除いた会計書を持ってきてくれたのでかなり好感度が上がりました。

総じて楽しんだBurma Burma初体験でした。ベジタリアンミャンマー料理に付き合ってくれる心の広いお友達がいたら、また訪れたいな、と思うお店です。一品のポーションはそこまで大きく無いし、カウンターもあるのでお一人様でもいいかもしれません。野菜不足で醤油味が恋しくなっている一人旅や単身駐在の方にもお勧めできる、かも???

Burma Burma



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2014年10月20日月曜日

ディワリ支度

インドのお正月、ディワリを迎えるにあたって街が浮き足立っているように感じます。ありとあらゆるお店でろうそくやオイルランプ、星型の電飾といったディワリ関連グッズが売られ(別名光のお祭りというだけあり、期間中は町中がキラキラに飾り立てられます。昨年、連休初日に飛行機からみたムンバイの街はそれはそれは輝いていて綺麗だった!夜景だから汚いものも見えませんw)、人々はディワリギフトや新年に着る新しい服の調達に余念がありません。お店にとっては書き入れ時。

最近はショッピングにもあまり行っていなかったのですが、それでも食品店ではカンパニーギフト(日本のお歳暮のよう?)として注文されたドライフルーツとナッツの詰め合わせが山のように積まれていたり、派手派手しい箱に入ったチョコレートやドライフルーツが目立つ棚を占領していたり、ホームリネンの店や電気店ではディワリギフト需要を当て込んでのセールが行われていたりします。普段より展示品も格段に多く、そして激しく売れて行きます。老舗映画館ではHappy New Yearというヒンディー語映画がかかっていました。

昨日久しぶりに南のMGロードのFabindiaをのぞいたら、日曜日だったこともあり、普段は静かな紳士服コーナーが、息子や夫のクルターとジャケットを選ぶ家族連れで大にぎわいでした。新年には新しい服を着る習慣があるようで、女性の服を仕立てるために布地屋さんも大混雑します。何故か便乗して非インド人の私の夫も選んでいましたが、クルターは長めのシャツ、ジャケットは詰襟のベスト様の袖なしで、合わせて着るとモディ首相スタイルが完成します。ファブインディアではダークトーンが好まれているよう。

お店を出るとお向かいのビルではキラキラの電飾の飾り付けに余念がなく、まさに日本の年末といった感が漂います。実は一部の人は既にディワリ休みに入っているそう。気温37度、スイカがとても美味しいムンバイで、年末商戦気分を味わう。日本育ちの私にはなんともちぐはぐではありますが、これもインドにいるからこそ経験できる感覚です。


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2014年10月19日日曜日

ムンバイの紅茶屋さん The Tea Centre

紅茶大国インド。華の都デリーには、茶葉ごとに試飲して選ばせてもらえる、いかにも紅茶屋さん!というお店があるそうです。以前、デリーからのスライドマダムとお話していたときに、ムンバイにはそういう紅茶屋さんがなくて寂しいし、お土産探しの時にも困る、という話になりました。
ムンバイ在住の日本人のなかには、何人かで注文をまとめてデリーの紅茶店やダージリンの紅茶園から送ってもらっている方もいるそうです。

そんな、紅茶屋さん日照り?のムンバイですが、タージパレス等高級ホテルに行くと各種茶葉とマサラチャイを飲ませてくれますので一応「インドでインド紅茶」体験はできます。
ホテルまで行かなくても、という方には、喫茶店メインですが茶葉販売店を併設しているところとして、個人的にはThe Tea Centreがおすすめです。

Churchgate駅を出てすぐ、ボーダフォンショップを過ぎると見えてくる古めかしいビルの1階、知らなければ見過ごすようなところですが、中に入るとAC付きで、テーブルクロスのかかったたくさんのテーブルが並んでいます。(インドではエアコンのことをACと呼びます。内装が貧相でもAC付きレストランであれば高級な部類です。衛生に気を使っているお店が多いので、見知らぬレストランに入るにあたって一つの目安になります。)ボーイさんの制服も何やらコロニアル風で素敵です。

こちらでは、インドのみならず世界中からの茶葉を使って淹れた紅茶と、洋風、インド風の各種軽食が楽しめます。ティーバッグではない紅茶、ムンバイでは貴重です。もちろんマサラチャイもお店の奥でグツグツ煮ています。こちらもオススメ。風邪気味の時はしょうがをたっぷりいれたチャイ、ginger teaも良いですね。
軽食もインド的スナックであるサモサやムンバイストリートスナック、サンドイッチ、エビや鳥肉のフライもありますし、カレーの種類もベジ、ノンベジで大変豊富です。珍しいところではパールシー料理のダンサクなども置いてあります。あまり辛くない豆と肉の煮込みのような料理で、辛くてこってりしたカレーが続くとほっとする味わいです。

紅茶販売コーナーは非常にシンプルな作りで拍子抜けするかもしれませんが、一応きれいにパッケージングされた各種インド紅茶が揃っていますので、ランチかチャイ休憩ついでに覗いてみると良いかもしれません。


インドの食べログ、zomatoにThe Tea Centreにリンクしてあります。写真やメニューも見れます。




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2014年10月16日木曜日

喉が痛くなったら…

ムンバイではモンスーンも明け、セカンドサマーが到来しています。同時にやってくるのがホコリ。デカン高原の農村地帯から吹き下ろす土ぼこりだとも、ゴミ焼却の際に出る汚染物質だとも言われていますが、いずれにしても喉と肺への負担がかなり大きい環境です。この時期は体調を崩す人も多数。

こちらで喉が痛くなったらお世話になるのがStrepsilsやCofsilsというのど飴。薬効成分が入っているので2時間に1粒の服用が目安です。ハチミツ味やしょうが味の他、レモンやオレンジなどのどが痛いときに効きそう!と感じる味が揃っています。
また、本格的に風邪だな〜と感じたときは、咳止めシロップも効果的です。シロップとは何やら懐かしい感じですが、のどが痛いとき、咳が止まらないときには効果てきめん!
ムンバイでは各地域ごとに24時間営業の薬局がありますので(こういうところは先進的だと私は思います。のんびりしている一方で健康ケアには敏感なインド人!)、薬剤師さんとよく相談して症状に合った薬をお求めください。
ちなみに薬価がもともと激安な上にジェネリック大国のインドでは、のど飴10粒で20ルピー(40円弱)、更に小売天国でもあるので一粒から売ってもらえます。咳止めシロップは100ccで52ルピー(100円弱)でした。

薬効のないのど飴を探していらっしゃる方にはしょうが味の飴がおすすめです。小粒な飴で、駅の売店等で購入できます。かなり強めのしょうが味で、のどのいがらっぽさにとっても効きそうな味でした!


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2014年10月12日日曜日

私の好きなムンバイ史跡探訪

Heritage Walkという観光の仕方があるのをこちらに来て知りました。史跡探訪、と訳すのは良いのでしょうか。英国統治時代の趣のある建物を大切に大切に使っているインド。古くから商業港として栄えたムンバイでは、伝統的な建築物が残るエリアを散歩して現代に生きる歴史を感じるのも楽しいものです。

代表的なのは世界遺産としても登録されているCSTターミナス、旧称ヴィクトリアターミナスですが、そこから南に広がる昔からの商業区域はFortフォートと呼ばれ、今でも証券取引所や大銀行の本店などが立ち並ぶ金融ビジネス街となっています。

東京では丸の内や大手町に当たる地域になりますがムンバイでは何とも味のある古めかしい建物が立ち並び、その地上階部分には文具店やコピー屋さん、古紙回収業者など、ビジネス街ならではの商店が立ち並んでいます。路上にはチャイワーラーやスナック屋台が立ち並び、土曜日には衣類を売る露天まで出てとてもインド的。

そんなビジネス街のど真ん中には1950年から続く有名ベーカリーがあります。その名もYazdani Bakery。なんと20世紀初頭には日本の銀行だった建物ですが、現在ではパールシー(イラン系インド人)の経営するパン屋さんとして現役で大繁盛しています。
名物はバター付きパンにマサラチャイ、そして老パールシーオーナーのおしゃべり。薪オーブンを使った、かつてはムンバイの至る所にあった昔ながらのパン屋さんです。フォートの迷路と活気に疲れたらここでホッと一息、というのもいいかもしれません。