2015年1月31日土曜日

ワイナリーへ日帰り旅 レストラン編

 実は今回は2回目のスーラワイナリー訪問でした。前回訪問したのは昨年の3月頃。大体同じことをしているのですが、スーラワイナリーに色々と小さな変化がありました。

①ワイナリーツアーの登録が2階から1階に変更。
②ワインショップが1階の入り口左側から入口右側に新設。旧ワインショップはワイナリーツアーの申し込み場所兼スーラグッズショップに。

そして我々にとって最も大きな変化は…

③レストランがオールベジ→ノンベジも食べられる仕様に変更!イタリアンとインディアン→フレンチとインディアンに変更。同じ席でどちらの料理も食べられるように。

以前訪問したときは一軒のレストランがイタリアンサイド、インディアンサイドに分かれていて、どちらが食べたいかを入口で判断してメニューも別々のどちらかのレストランに案内されました。どちらもベジタリアン仕様でした。

ところが半年ほど前にレストランの運営を変更したそうで、レストランが完全に統合され、どちら側の席に座ってもインド料理とフランス料理の共通メニューを提示され、お肉やお魚も提供されるようになったのです。オールベジだったのが、ベジ+ノンベジになったのは大きな変化です。

大喜びで頼んだメニューがこちら。


リークとジャガイモのスープ。赤い点々に嫌な予感(笑)

まず一皿目はスープをシェア。もちろん新しいフレンチサイドのメニューから。リーク(西洋長ネギ)とジャガイモのポタージュです。スープは2つのボウルに分けて持ってきてくれて、半分でも十分な量がありました。が、野菜コンソメのベースが全く感じられず、リークやジャガイモの野菜の味もほとんどない上にピリッとスパイシー。むむむ。



スーラの赤ワインで煮込んだ鶏肉、マッシュポテトを「添えて」
メインコースは一人一皿頼みました。まずはもちろんフレンチサイドから、スーラの高い赤ワイン「dindori」で煮込んだ鶏肉の赤ワイン煮込み。メニューにはマッシュポテト添えと書いてあったのですが、非常にアーティスティックなマッシュポテト「添え」になっています。セルクル(丸型)のなかにポテト、煮込んだ鶏肉、そしてポテトを詰めて、煮込みソースを敷き詰めた皿の上に盛り付けてあります。なるほど、斬新な解釈。味は塩味がきつめではありましたがSulaの赤ワインにもちろんよく合う味でした。鶏肉もぷりぷりしていて新鮮でした。


ラージャスターン風スイカカレーとクミンライス
もう一品のメインコースは「ラージャスターン風スイカカレー、クミンライスとアチャールと共に」。インディアンサイドのメニューもなぜかフランス語で書かれており、日本語に訳すとこんな感じの気取ったメニュー名でした。これは大当たり!
スイカカレー?と興味が勝って怖いもの見たさで頼んでみたのですが、さらさらスープカレーは優しい味で、スイカがほのかな甘みのある瓜として違和感なく入っていました。体調を崩した時に食べたいような優しさ…もちろんスーラの赤ワインにとっても良く合います。
こんな優しいインド料理が食べれるレストラン、ムンバイに無いかなぁ。




デザートはこれまでの流れから冒険はせず、インドでは鉄板のとろけるチョコレートケーキ。ケーキに対してソースが大量すぎる!

総括としてはフレンチに期待しすぎないこと、インド料理が嫌いでなければインド料理も選択肢に入れたほうが美味しくて珍しいものが食べられること、そしてインド料理とスーラワインはとっても合うということ。

次こそは一泊で行きたいなぁ!

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2015年1月30日金曜日

ワイナリーへ日帰り旅 ドライブイン編

片側が全面開放。半屋外のフードコートです。
ナシックへの日帰り旅行の往路で立ち寄ったドライブインはこれまでのインド国内ドライブ史上最も近代的かつ清潔なドライブインです。ここのようなフードコート形式のドライブインはかなり稀で、大体は道路沿いの一軒のレストランが駐車場、喫茶店、レストラン、お手洗いを提供し、小さなお菓子などの売店を併設しているのが一般的なスタイルかと思います。

このドライブインはカフェコーヒーデイCCD、ケンタッキーKFC、ドミノピザなど大手レストランチェーンが出店して空港のカフェテリアのよう。




外国人御用達?のKFCやCCDを横目に見ながら我々は、Shub Sagarというインド料理店のチャイ屋さんで休憩。ここのチャイはスパイスが程よく効いていて美味しかったです。20ルピーなのでドライブイン価格かな?安くはなかったですが…





一般的にドライブインにはお手洗いがありますが、トイレットペーパーがある確率はかなり低いのでドライブ旅行の際はお持ちになることをおすすめします。

他に長距離ドライブで持っていて良かったと思ったものは、虫よけスプレーと日焼け止めと飴やガムなのどの小さなお菓子。ドライブインでドライバーさんの休憩を待っている間、意外と蚊がいたりするのです。車内でも結構日焼けするので肌の弱い方は日焼け止めをこまめに塗られると良いかと思います。除菌ジェル、お手拭きシートなどもあったら安心かも。
小さなお菓子は同行者で食べてもいいし、休憩が取れないときや渋滞にはまってしまったときなどに運転手さんにちょこっとあげても喜ばれます。 

清潔の観念や生活習慣の違うインドなので長距離の車移動はちょっぴり緊張し、荷物も増えちゃったりしますが、景色も楽しめるし新しいものにも出会えるし、とっても楽しいです。


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2015年1月29日木曜日

ぶどう Nahikでの戦利品


ナシックはワインのみならずぶどう産地としても有名な場所です。というかもともとぶどう産地だったのでワイナリーがたくさん出来た、と聞いたはず…。

ムンバイ市内でも今まさにぶどうシーズンが始まったところなので、ワイナリーからの帰り道、ナシックでぶどうを買ってみました。ムンバイで買うと(外人価格)1Kg120〜150ルピーのぶどうが、ナシックの道端露店果物屋さんでは50ルピー!私が買いに出たので外人価格を提示されているとは思いますが、それでも安い!おそらくローカル価格だともっと安いのでは。良いお買い物ができました。

翌朝いただいたのですが実に張りがあって甘味と酸味のバランスが良くて、家族で競い合っていただきました。この緑の実が細長いぶどうは皮ごと食べられて種なしなので、スナック感覚でぽりぽりできます。やめられないとまらない…

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実はスーラでワインを買わなかったので、この50ルピーのぶどうがささやかなお土産になりました。

2015年1月28日水曜日

ワイナリーへ日帰り旅

テイスティングコーナー。


インド有数のワイン産地、Nasikナシックへ2回目の日帰り旅行を敢行してきました。ムンバイから180Km。主に渋滞のためにスムーズなドライブが難しいインド、4-6時間のドライブです。

ナシックまでは高速が整備されているので未舗装の道路を走るということはありません。途中1回の休憩を挟んで4時間で無事、Sula Vinyardに到着しました。日本でも売られている太陽マークのワイン会社です。インド産ワインとしては最大手と言えるでしょう。(本当はこのSulaが経営するホテルBeyondに一泊したかったのですが、今がシーズンとのことで取れませんでした…特にすることの無い場所ですが、ワインを飲んでほろ酔いで1泊するとのんびりできて良いのです。)

設立者は米オラクルのファイナンスマネージャーから一転、インドでワイナリーを立ち上げたとのこと。鮮やかな転身ストーリーに驚かされますが、インドではありえない話ではありません。若い世代がリスクを取って新たな分野を開拓する、この国のダイナミズムを感じます。



広~いぶどう畑の中に立つ見学者受け付けはとてもきれいで、ワインショップやワインの飲めるテラスもあります。まずは工場見学&テイスティングの申し込みをして、時間まではショップやカフェ、そして畑の周りに美しく植えられている花を眺めます。
写真ではわかりにくいですがこの中にはひまわりが見事に咲いていました。1月にひまわりが開花し、ぶどうがたわわに実る…。一方で野菜は白菜やかぶのシーズンでもあるので、季節感が見事にずらされます。

工場見学はあまり長い時間はかからなくて、狭い建物のなかでぶどうを絞る機械、ワイン製造の巨大タンク、そして樽に入れて熟成させる部屋を見ておしまいです。インド人参加者は非常に積極的に質問するので質疑応答の時間が主といってもいいほど。このあたりは勝沼あたりのワイナリーで見られるものの簡略版と言った感じ。非常に小さな設備なので違う場所に大きな工場があるのかな?

テイスティングは4種類と6種類から選べます。ワイングラスの持ち方は裕次郎持ちはやめましょうねーとか、赤ワインはヨーロッパの「室温」つまり16-18℃で飲むのが望ましいんですよ、などのレクチャーもしてくれて、自社ワインのプロモーションだけでなく、ワイン文化そのものをインドに伝えようという姿勢が感じ取れました。

正直スーラは全般的に苦手だったのですが、今回はリースリングが美味しく飲めました。かなり甘味があるので冷たーく冷やして食前酒に飲むにはありかも!

ぶどうの収穫時期は今頃~2月の末まで。2月7~8日はSula Festaで海外からミュージシャンも招聘して大変盛り上がるそうです。

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2015年1月25日日曜日

ボリウッドDVD鑑賞 Mary Kom

どうやら明日のRepublic Day、街中は大騒ぎになるようで家にいた方が賢明なのだとか。Marine Driveのパレードを見に行こうかと思っていたのですが、すでに家の外は爆竹に花火に大音量の音楽が鳴り響いて大変盛り上がりすぎているので、大人しく、日本から頼まれて大量買いしたDVDを見まくる日になりそうです。

とりあえず第一弾はMary Kom。実在のインド女性ボクサーの話です。世界大会で3度優勝した後結婚、双子の出産を経てカムバック。さらに優勝回数を増やしているスーパーウーマンの話です。現実のこの方はリオデジャネイロオリンピックの出場が目されているとか。女子ボクシングはインドにも注目です。

この映画、ダンスや歌は全くなくてボリウッドっぽく無かったけど構成が無理なくてストレスなく見れました。主人公Mary Komはマニプール人なので日本人と顔が似ています。

ボクシング協会のいやーなおじさんが登場するのですが、リアルにインドの中下級公務員がやりそう、というか実際やっている嫌味な言葉と嫌がらせの数々に戦慄しました。あー色々思い出しちゃう…。

ミルカ・シンの映画もそうだったけど、スポーツ選手のトレーニング風景は恐らく高地トレーニングをイメージしているのか清涼な場面が多くて目から癒される一枚でした。


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2015年1月24日土曜日

おすすめデーツ!おかげでデーツが苦手でなくなりました。



デーツ、なつめやしの実は、アラブ文化圏で一般的なドライフルーツです。
鉄分、カリウム、マグネシウム、食物繊維が豊富に含まれており、美容と健康にとっても良いのだそうです。
何度か口にしたこともありますが、干し柿のような味と食感で、干し柿もあまり得意ではないのでちょっと苦手な食べ物でした。
(Bateelという高級デーツブランドのものはとても美味しかったです。それは例外。味はとっても美味しいのですがお値段も立派…)

日本から頼まれて前回持ち帰ったのですが、もともとあまり食べてこなかったので行きつけの何でも屋さん、Roman Storeの店主のおすすめデーツを買ってみました。インド人はbest qualityと良く言うので話半分で聞いていたのですが、味見させてもらったところ上質な和菓子のような上品な甘さと柔らかさで、とっても美味しかった!48粒入って190ルピーなのでまぁまぁお手頃な値段かと思います。クロフォードマーケットで買うと110ルピー!先日のクロフォードマーケットショッピングでそれを知って大量買いしてしまいました。一緒にいたお友達も味をみて気に入ったらしく皆でお買い上げしました(笑)。

このブランドのデーツは冷蔵が推奨されているので完全なドライフルーツではないかもしれないのですが、だからこその柔らかさが和菓子に飢えている和菓子好きにはたまりません。もちろん砂糖も使っていないので和菓子よりヘルシー!?

東京では、HIGASHIYAというおしゃれな和菓子屋さんが以前、デーツの種を抜いたところにバターを挟んで売っていました。いまでもやってるのかな?デーツが苦手だった私でもとても美味しくいただきました。中東定番ドリンクの紅茶以外に、緑茶や抹茶などとも合う味です。保守的な味覚のインド人とのお茶会のお菓子は、日本から一生懸命和菓子を持ってくるよりデーツがいいかも!

ムンバイではグローサリーショップなどで扱っているはずなので、見かけたらどうぞお試しください。おいしいですよ!



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2015年1月23日金曜日

お手伝いさん

話は全く関係ないのですがこの写真はインドの学校給食です。ドーサ♥
一般的に人件費が安いと言われているインド。中級家庭くらいまではお手伝いさんを雇うのが一般的だそうです。インド人家庭では核家族であったとしても複数人お手伝いさんがいることも珍しくありません。

在住外国人家庭ではお願いする/しないは好みが分かれます。私の印象では比較的多くの方がお願いしているような気もしますが、本国でそうしていたようにご自分で全ての家事をこなされている方ももちろんいらっしゃいます。

我が家は一人の方にパートタイムでお願いしています。予定がなくてもフラフラ遊びに出かけてしまう私なので、窓を閉め切っていたとしても外遊びをする小さい子がいなかったとしても毎日埃っぽくなる環境下ではとっても助かっています。

とはいえ、掃除の方法やアイロンがけの方法、洗濯ものの畳み方など、好みの方向性が違ったりすることも多々あります。1年半、2人のお手伝いさんを通じて感じたのは、ある程度のことには目をつむることと、どうしても気になることがあったら冷静に伝えることです。

日本でお手伝いさんというと、「家政婦のミタ」のように完璧に家事をこなす人を想像します。もちろんインドにもスーパーお手伝いさんはいるのですが我が家のように低予算でお願いしている方は必ずしもそうとは言えません。

時間を守ること、ものを盗まないこと、この2つさえきちんとしてくれたら、それ以外のところはHome Maker(ムンバイでは主婦のことをこう呼ぶのだそうです)としてお手伝いさんと試行錯誤しながらお互いの落ち着きどころを作っていきたいと思います。のんびりインド時間なので時間厳守のハードルは実はかなり高いのですが…(汗)

我が家のお手伝いさんは間もなくおめでたなので、また新しい人を探さなくては…。いい人と出会うのがインドでお手伝いさんとお付き合いする上でいちばん難しいところかもしれません。

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2015年1月22日木曜日

クロフォードマーケットでガールズショッピング!

3層構造の八百屋さん。日中でも薄暗い…
買い物難民から結局、食品の買い物のためにクロフォードマーケットに通い始めたのですが、良いタイミングで偶然にもフードショッピングに詳しいお友達が案内を買って出てくれました。皆、好きな味が近いので頼もしい限りです。

私が普段こちらで買うのは主に新鮮な野菜と果物だったのですが、その他の食品もお友達は買っているとのことで連れて行ってもらいました。

野菜売り場と東側の壁の間の数列に、輸入食材も扱う商店が軒を連ねています。アジア食材で有名なのはUncle Shopというお店だそう。行ってみたところごくごく狭いキオスクのようなスペースにぎっしりと食品が並んでいました。

醤油、コチュジャン、中国のお酢、ナンプラー…。タイに行って以来タイの麺料理に夢中の私は極細のお米の麺や平たいお米の麺、春雨などをゲット。紹興酒やXO醤もおいてあって中華、タイ料理を始めとした食材が市中よりも安価に売られています。日本産のお米はありませんでしたが短粒種のお米の取り扱いがあるそうです。

同じレーンが大体グローサリーで、スパイスや調味料、パスタや穀物類やお菓子を扱っています。クロフォードマーケットに詳しいお友達の一人は製菓用チョコレートとチーズを大量買いしていました。

さんざんグローサリーコーナーを行ったり来たりした後は、建物外のフルーツのコーナーに移って価格チェック。いちじくは一箱70ルピー、いちごは一箱500gでなんと40ルピーまで値下がりしていて思わず購入。市中で1個80ルピーのパイナップルも友人の見事な交渉のおかげで50ルピーで買えました。どれも新鮮で甘くて美味しかった!

お友達と行くクロフォードマーケットはとても楽しかったです。レシピを聞いたり、お勧めのブランドを確認したり、賑やかに値段交渉したり、一人で行ったら用心して撮らない写真をバンバンとったり。クーリー(苦力と書くのかな?買い回った荷物を持ってくれる人。もちろん有料です)もシェアできたので効率もよかった。

言うまでもありませんがいらっしゃる場合には身の回りの品に十分お気をつけくださいませ。何人もの目が外国人の挙動を観察していますし情報をやり取りしあっています。足元も滑りやすいので汚れても良い、歩きやすい靴がおすすめです。

次回はもうちょっと冷蔵庫を片付けてから行こう!
クーリー。タチの悪い価格交渉をしてくるので強い意志と小銭が必要です。


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聞けばこの前日か同じ日に違う知人グループもクロフォードツアーをしていたそうで、地味に流行っているのかも!?

2015年1月21日水曜日

休暇の計画 :大失敗!

今週末はRepublic Dayの3連休だということに直前になって気づき、慌てていろいろと過ごし方を検討していました。

国内線のフライトは直前になればなるほど高くなるので、通常であれば数千ルピーで行けるところが片道2万ルピー近くかかってしまったりします。それはちょっと厳しい…

飛行機に乗らずに行ける冬場の行先としては、Alibaug, Nasik, Mahabaleshwar…
どこも直前なのでもちろん空いているわけもなく、撃沈。
お友達が最近旅行で虎保護区に行ってきたと聞いて調べてみると、最寄りの飛行場はBhopalボパール、MPマディヤプラデシュ州の州都ですが直前になっても比較的安価なフライトがある模様だったので、宿泊先に空き状況を確認してみました。すると、この3連休はサファリもホテルも予約で一杯だとのこと。セールスマネージャーが言うには「仮にホテルの部屋が取れたとしてもサファリが取れないのでいらっしゃる意味はないですよ。」
インドにいる間に一度は野生の虎を見に行ってみたかったのでシーズンを尋ねたところ、4月頃までOKですよ!と。

それならばと、3月の連休で空き状況を確認してもらい、見事OKが取れました。相手のセールスマネージャーは饒舌にも、「ムンバイからでしたら早朝のフライトですね、ボパールに着いたらまずは系列ホテルで朝食を召し上がっていただき、ホテルの車で自然公園までお連れします。ホテルに着いたらまずはリラックス、その後午後のサファリに乗っていただきます。翌朝早朝もサファリ、サファリ先の気持ちの良い場所で朝食、戻ってさっぱりされた後で昼食、その後はプールもありますしマッサージもできるのでどうぞお寛ぎください。最終日の朝もサファリにお出かけいただいたあと、空港までお送りいたしますので夕方のフライトでムンバイへお帰りいただきます…」と立て板に水トーク。私たちも気持ちが盛り上がってフライトの予約を進めました。

ところがその夜にホテルからメールが。
「お部屋は予約が取れました。しかしながら連休初日は祝日のため自然公園はクローズしております。また、中日に関してはサファリの予約が取れませんでしたことをご了承ください。お越しになられるのをお待ちしております。」

・・・あらー・・・。マネージャー自らサファリがなければ来る意味がないと言っていたのにサファリが取れないとは。しかも予約した時点で祝日の公園クローズは確認できるのでは!まぁその辺の非効率さはインドでは日常茶飯事なのでもはや腹も立ちません。

ということでせっかく取ったフライトもキャンセル、今週末のみならず3月の連休も白紙に逆戻り、あらためてお出かけ計画を練り直さないといけません。
今週末はもう諦めて、おうちで映画三昧かな…

行き当たりばったり、出たとこ勝負で暮らしている日々ですが、旅行計画だけは前もってきちんと立てておかなければいけないということを学んだ一日でした。さすがにがっくりきたー!


どこに行こうかな~
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2015年1月19日月曜日

インドのスパ 美容院



先日、これから日本に引っ越されるインド人の女性と話す機会がありました。そこで聞かれたのが、Threadingってどこに行けばできるかしら、という質問。
Threadingというのは細い2本の糸を絡めて眉毛の形を整える美容方法です。アジア全域で広く行われているようで、NYでもインド式Threading Salonが一般的になりつつある、らしいです。

うーん、こちらのスパサービスが細分化している日本では確かに、探すの難しいかも。と思ってしまいました。

インドのSpaで提供しているサービスの種類はとても多く、カット、カラー、パーマにスタイリングと言った一般的な髪周りのサービスのみならずメイクアップ、ネイル、フェイシャル、ボディのドライマッサージ、アーユルヴェーダマッサージ、フットケアなどが全部一つのところで出来るのです。ホテル内スパだけでなく街中の独立系サロンもほぼ全てこの形式です。床屋さんは別。

日本でもヘアケアとネイルが同時に出来るサロンはありますが、オイルを使ったマッサージもやってくれるところは少ないんじゃないかな。免許の関係なのかしら。

調べみたのですが、日本だとThreadingは台湾式とか韓国式とかの糸脱毛サロンがわずかにあるだけのようで、残念ながらお役に立てませんでした。

突然予定がぽっかり空いた日に、スパのメニューを眺めながら、何やろうかなー、と考えるのはなかなか楽しい時間です。

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ラージャスタンの伝統芸能 kaavad


伝統美術を紹介するギャラリーで、ラージャスタン州の伝統芸能kaavadのデモンストレーションを見せてもらいました。

Kaavadは持ち運びのできるお寺であり、絵物語でもある木製の箱です。写真のように観音開きの内側に更に木の板が折り畳まれていて、漫画のように一マスごとにインドの神々の物語の場面が描かれています。
と同時に語り手が扉を順々に開きながら神話を語るこの芸能のこともkaavadというそうです。

400年の歴史のある芸能で、語り手はこの箱を持って村から村へと旅をしては物語をしているのだそう。テレビのなかった時代、視覚と聴覚に同時に訴える娯楽は貴重だっただろうなぁ。

紙芝居のようですが、一方で持ち運びのできるお寺でもあるので、長〜い扉をを全部開くと内側に神様がいるということ。下の引き出しがお賽銭を入れるところだそうです。機能的!

はたきのあたりが引き出しです。

2人いた語り部の声は共によく響いて耳に心地よく、とっても楽しい午後でした。今回はギャラリー内で鑑賞させてもらったので少し閉塞的な空間でしたが、砂漠の村の広場なんかで聞いたらもっとよく響くんだろうなぁ。

こちらのギャラリーではインド全域の伝統美術を現代の生活に活かす提案も行っているので、インドの伝統工芸に興味がある方は一見の価値ありかも。
家具の目利きのお友達によると展示家具に使っている木材はそこそこのクオリティだとのことなので(笑)、しっかりしたものをご希望ならその旨を伝えて新しく作ってもらった方が良さそうです。今回ご招待いただいたようなイベントは2ヶ月に1回くらいやっているとのことでした。

↓ギャラリーのホームページにリンクを貼っておきます↓。




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2015年1月18日日曜日

乾物おうちご飯

長い間常温で保存できる乾物にお家ご飯和食部門は支えられています。

ひじき、わかめ、昆布にかつお節、高野豆腐、切り干し大根、干し椎茸。ごぼうやれんこんの干したものとか、糸こんにゃくの乾燥したものが売っているのはインドに住むようになって初めて知りました。

日本では出汁として使う程度だったのに、現在は和食の日は必ず何がしかの乾物にお世話になっています。和食にすれば油もほとんど使わないし、栄養価も高いらしいし、外食頻度が減ったこともあって日本にいるより健康的な食事かも!?

乾物を使えば常備菜も楽勝。冷蔵庫から出してお皿に並べるだけなのにちょっとしたデリごはん風に見えるので何やらトクした気分です。

大概たっぷりできて何日目かにリメイクに頭を悩ますので、誰か食べにきてくれないかな(笑)。

切り干し大根、切り昆布、干ごぼう、乾燥しらたきを使用。盛り付けが気取ってます(笑)




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しまってある引き出しが乾物臭くなるのが悩みの種です。

2015年1月17日土曜日

読書会

The Commoner

ある程度教育を受けたインド人女性の間ではbook clubというアクティビティが一般的なようです。ソーシャル活動の一環の模様。

読書はとても好きなのですが英語で読むのは時間がかかるので、いつも課題図書を終えることができず、なんとなく参加しないでここまで来ました。先日、日本を題材にした本を読むから参加しない?とお誘いを受けたので期日ギリギリまでかかって何とか本を読み終え、初めてのbook discussionに参加してきました。

課題図書はThe Commoner。アメリカ人作家John Burnham Schwarzが日本の皇室、とくに民間から皇室入りした美智子様、雅子様をモデルに書いたフィクションです。日本語訳が出ていないか探したのですが無かったので残念ながらカンニングは出来ませんでした…。

参加者が完全に女性の会だったので、インド人女性の結婚観、後継ぎプレッシャー、そして現代インドならではのお見合い結婚か恋愛結婚か、というテーマが盛り上がりました。
伝統的インドの結婚観はかなり伝統的日本の結婚観に近く、女性は結婚したら家と夫を支える、義両親からの男児プレッシャーなど、それぞれ結婚、出産、育児を経てきたインド人女性たちが深く共感している様子でした。

面白かったのが、参加者のインド人女性たちが現代インドにもRoyal Familyがいるにもかかわらず、英王室と日本の皇室を比較していたところです。本のなかで皇室にお嫁入したHarukoやKeikoの感じた苦しみを、ダイアナ妃の苦しみと比較したのです。旧宗主国であるイギリスに現在でも近しい思いを抱いていることを感じました。

現代インドの抱えるレイプ問題にも話題が及び、女性教育の重要性についても強く主張されていました。差別、女性軽視の連鎖を断ち切るためには女性を教育し、家庭内における女性の地位向上を図るべきというのがインド知識層の共通見解のようです。しかしながら15歳の女の子が教育を受け続けたいけれども学校に通うには片道2時間かかり、その2時間の間に暴力の被害者になるかもしれない、それであれば結婚させて男性の庇護下に置こうというとある家庭の選択も紹介され、簡単に女性教育という対策を講じることの出来ない現状も紹介されました。

これまでなんとなく避けていたbook discussionでしたが、司会者の力量もあって本を読み終わったあとの感想を共有するだけでなく、そこから議論を始めて様々な論点を共有することができて、とても有意義な会でした。
英語での読書、がんばるぞー!

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しかしこの本の表紙の絵、皇室がテーマとは思えない。日本人である私には違和感があります。私だけ…?

2015年1月16日金曜日

もうすぐムンバイマラソン!



今週末、日曜日にムンバイマラソンが開催されます。

先日家族がゼッケンを取りに行った際に受け取った協賛品。ジュース、シャンプー、スキンケア、日焼け止め、カロリーオフシュガー、リストバンドに塗る湿布とスプレー湿布。この他のマラソンにも参加していますがここまで協賛品が豪華なものはインドでは初めてです。
毎年、有名な経営者たちも参加するかなり大きな大会です。

私は飴を持って沿道で応援です。皆、無事に完走できますように…!
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2015年1月15日木曜日

超便利!デリバリー容器



デリバリーフードの容器を、作った料理の冷凍保存にとっても便利に使っています。

インド料理やチャイニーズの出前を頼むと入ってくるプラスチックの丸い容器。日本人家庭定番のAi Tofuのおぼろ豆腐の容器も同じです。

煮物なんかを大量に作ってこの容器に一回分ずつ冷凍しておくと、必要なときに蓋を開けて逆さまにひっくり返すだけで凍ったままスポッとお皿やお鍋に入るのです。あとはそのまま加熱して解凍するだけ。少人数家庭なりの省エネです。

湿気の多いムンバイなので一度袋を開けたら使い切りたい乾物の煮物とか、たくさん作った方が美味しいお揚げさんや筑前煮、野菜を使い切りたくてお鍋いっぱいできてしまったラタトゥイユなどを入れて冷凍しています。汁物用の容器なのでカレーやシチューももちろんOK。

このプラスチック容器、立派な入れ物なので捨てられなくて取ってありました(断捨離派だったのですが物資が思うときに思うように手に入らないムンバイにいるので、空き箱なんかが捨てられなくなってしまいました…)。密閉性も高いので持ち寄りパーティやおすそ分けにも便利です。元手がタダなのでくたびれてきたら気軽に捨てられるのもありがたい。

透明なものはスパイスや穀物を収納するのにも使っています。

上から、すりごま、パンプキンシード、アマランサス、砂糖。統一感ないですね(笑)



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2015年1月13日火曜日

シェアします 「これからインドにくる女の子へ1・2」

年末、コルカタ近辺で日本人女性が巻き込まれた痛ましい事件が発生しました。
日本でも大きく報道されたようで、日本の友人によると「インドは危険」的な論調も多かったとか。



事件の起こったコルカタにお住まいの日本人女性のブログbaka positive!!の記事がネット上の色々なチャネルでシェアされていました。とても前向きで大事な内容だと思うので、著者maiさんのご許可をいただき私もシェアさせていただきます。ぜひお読みください。

これからインドにくる女の子へ

これからインドにくる女の子へ 2



インドに暮らすことが決まってからも、暮らし始めてからも、情報収集に務め、現地の慣習を尊重し、無為に危険には近づかないように気をつけて生活していますが、日本の常識とは大きく違う生活だとも思います。北インドと比べて女性が巻き込まれる犯罪が起こりにくいとはいえ、我が家の近所でも婦女暴行事件は多発しています。

だからといって怖い怖いと引きこもったりせず、暮らす土地のルールをよく学んで、前向きに良いところを見て、明るく積極的に楽しんで行きたいと思います。

日本ではリスク=危険と訳されることも多いですが、リスクの本来の意味は良くも悪くも何らかの変化にさらされるという意味だと理解しています。悲しみや苦しみだけでなく、楽しさ、喜びも得られるかもしれない。

実は個人的にはインドは一生ご縁の無い場所だと思っていました。何の偶然かこうして暮らすことになり、嫌なこともあるけれどとっても素敵なところで、来ることができて本当に良かったと思っています。危険を恐れて日本に籠るのではなく、ルールをきちんと知って危険な思いをする可能性を減らし、身近には得られない感動を探しにインドにいらっしゃる方が絶えなければいいと願っています。

最後になりましたが今回不幸にも被害にあってしまわれた女性の肉体的、精神的回復を心からお祈りしております。

※今回の記事はmaiさんの記事をシェアさせていただきましたが、記事内容等については当ブログの管理人まりぼんの責任で書かせていただいておりますことをご理解くださいませ。


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2015年1月12日月曜日

おすすめムンバイ本

と言ってもガイドブックではありませんが…。

※今回ムンバイを旧称のボンベイと書くのはご紹介する小説がムンバイと名前を変える前のこの街が舞台だからです。

1. シャンタラム
    グレゴリー・デイビッド・ロバーツ著

オーストラリア人脱獄犯のリン・シャンタラムがボンベイに逃れてきて、当地マフィアの仲間になって活躍する話。著者の自伝的小説だとのことで、実際の地名やレストラン名がたくさん出てきます。普通なら知りえないボンベイマフィアの世界、スラムの生活と経済、ディープなボンベイの見どころもたくさん。個人的に気になっているのはスタンディングババのアーシュラム。座らないことを自らに課し、眠るときも起きているときもとにかく立って祈り続ける修行者のいる場所だそうです。今でもあるのかな。文庫にすると上中下巻の長大な小説ですが、お友達に借りて2日ほどで一気読みしました。止まらない!

ジョニーデップ主演で映画化されるとかされないとか。アフガニスタン戦争に遠征にまで行く長大な物語をどう2時間にまとめるのか。楽しみです。




2. サーカスの息子
     ジョン・アーヴィング著

日本語訳は現在絶版のようですね。残念。図書館や古書店でお探しください。英語版は書店で手に入ります。
カナダ籍のボンベイ人、ダルワラ医師。定期的にボンベイに戻ってきては自身の研究と診察を行っています。実は人気映画シリーズの脚本家という裏の顔を持っています。主演俳優は息子のように思っているジョン・D。映画を模倣した娼婦の連続殺人が起こって…。現代文学の奇才アーヴィング×混沌の国インドはすごい化学反応。小人の研究の過程で近しくなったヴィノドの巻き起こすどたばたもインド的で楽しい。

前半は読むのが大変だったけれど、後半になるにつれて一気呵成にまとめに入ってとっても楽しい読後感でした。たまにゴルフや食事やお茶をさせてもらうWillingdon Clubというスポーツクラブを中心に物語が展開していくので私としてはとっても身近に感じます。



あとはタブッキの「インド夜想曲」にもボンベイが登場します。こちらも夢に招かれたような気分になれる素敵な本。
ムンバイは関係無いけれど、主にベンガル系NRI(Non Resident Indian インドに住んでいないインド人)が主人公の美しい小説を書くジュンパ・ラヒリも好きなインド系作家です。

その街が舞台の本をその街で読むのは格別です。さらに日本語で読めたら至福のとき!




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2015年1月10日土曜日

おいしい北インド料理レストラン Punjab Grill

夫婦ともども辛い物OK、インド料理もOK、かなりローカルなところも大丈夫(これは私だけ)、そしてお腹も丈夫と、丈夫に産んでくれて柔軟な味覚に育ててくれた親に感謝したいインド向きのスペックです。更に、郷に入りては郷に従え、インドでの外食はインド料理が外さない気もしたりしています。

そんな我が家の定番外食北インド料理の一つは、Lower Parel Palladium PhoenixのPunjab Grill。
南ムンバイ唯一のショッピングモール内なので何かと便利だというのも理由ではありますが。

こちらで必ず頼むのはMasala PapadとTandoori Murgh。
Masala Papadは豆の粉をローストもしくは揚げたパリパリのおせんべいの上に生玉ねぎ、生トマト、コリアンダーリーフ(パクチー)、チャートマサラ他スパイスを混ぜたものをのせたもの。こちらのサイトに写真と作り方が詳しく載っています。
Tandoori Murghはタンドーリチキンです。ジューシーでアツアツでほんとうにおいしい。

他は毎回変えていますが、何を選んでも楽しんでいます。
モールの中のレストランですが侮れません。
シェフはパンジャブ人のシーク教徒のようです。Bhaag Milkha Bhaagという映画を見た直後に入ったときはかなり盛り上がりました笑。(主人公ミルカがパンジャブ人のシーク教徒だったので。)

とはいえ全然ローカルレストランではなく、こちらは高級インド料理レストランです。
内装がキラキラでとってもゴージャス。インドっぽいけど品も良くて一見の価値ありです。最近外食頻度がかなり低いので、行くと特別な気分を味わえます。
お酒も出るし、トイレはモールの水洗だし、キレイ好きな方にもおすすめできます。個人的にはここのナプキンの滑らかさに来印以来夢中です。

ムンバイだと他にGhatokoparとJuhuに店舗があるようです。ムンバイ空港のスナック店も系列ですがそちらは別物です。

ほんの1年半前は1組6人以上の大人数家族グループが当たり前で、2人で行く我々(インド料理は非インド人のお友達を誘いづらい!)は肩身が狭かったものだけど、ここ最近は2人連れグループが圧倒的に増えていてびっくりしました。こんなに急速に社会って変化するものなのかな?



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2015年1月9日金曜日

かぶ



久しぶりにかぶを見かけました☆

涼しい今の時期にしか出ない貴重な野菜の一つです。
こちらで売っているかぶは上半分が紫で、ゴツゴツして筋っぽそうなんですが、中は意外と柔らかで、生でよし煮てよし焼いてよし!の美味しい食材です。
サラダ、切り漬け、鳥団子とスープにしても美味しいし、蕪蒸しももちろんOK。練り物があったらおでんにも合うかも。売って無いけど。
皮は厚めに剥いたほうが良いようです。売っているのは2月くらいまでかなぁ…

インドの人はどうやって食べるのか、今度聞いてみよう…

今の季節は気候も良くて、野菜の種類が比較的多く、(インド比で)痛みも少ない恵まれた季節です。日本だといろいろな野菜や果物が長い期間安定して手に入りますが、インドではそんなことはありません。年中半袖で過ごせるムンバイですが、売られている野菜や果物のわずかな変化で季節の変化を感じ取っています。



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2015年1月8日木曜日

パールシー

クルフィーとジャレビー。ジャレビーは出来たてならイケるかも。
インドの中でムンバイに最も集中していると言われる民族にパールシーがいます。パールシー=ペルシャ。かつてイスラム教徒からの宗教弾圧によってペルシャ、今のイランから逃れてきたゾロアスター教徒たちです。

多いとはいえムンバイでもマイノリティですが、社会的な地位の高い人材や裕福な家系も多く排出しており、社会の中で一定の発言力を有しています。

例えば去年日経新聞の私の履歴書を執筆したラタン・タタ。彼はパールシーで、インド有数の財閥タタグループのオーナー一族です。製造業、金融業、通信業、小売業など多岐にわたる事業を展開しており、インド系の有名なホテルチェーンのタージグループや、スターバックスもインドではタタ財閥の傘下にあります。

英国統治時代、人数の多いヒンドゥ教徒とイスラム教徒の対立を煽って統治をしやすくするために戦略的にパールシーを統治政府が重用したとか。英国政治、腹黒い…。当時の影響から未だにヒンドゥとムスリムは対立していて、罪深い政策をとったことだと思います。ただ、その立場を上手に利用して主要産業に食い込み、現在でも多くの利権を抱え込んでいるパールシーもなかなか政治上手です。

パールシーの文化で有名なのは鳥葬でしょうか。火を神聖と崇めるため火葬をしないで遺体を葬るための沈黙の塔という施設があります。広い敷地の中にあって非パールシーは立ちいることができないので実際に見るチャンスはありませんが、Dr. Bhau Daj Lad Mumbai city museum、旧称Victoria and Albert Museumという美しい博物館で模型を見ることができます。

ビジネスのみならず医者や教授などの社会的な地位の高い職業でも多く活躍しているパールシーの人々。私も何人か、大変お世話になっているパールシーの方がいます。私が個人的に知っている人たちは総じて真面目。独特の正義があることもたまに感じます。

手軽に触れられるパールシーの文化としてレストランを何軒かご紹介します。
一軒はBritannia & Company。Fort地区にある昔ながらのレストランで、ドライフルーツを使ったプラウという炊き込みご飯や豆と鳥や羊の煮込みなどの伝統的パールシー料理が食べられます。「サリSari」というカラムーチョサイズの極小ポテトチップスがふりかけてあって食感が楽しい。辛く無いのでインドカレーが苦手な方でも楽しめると思います。こちらが日本人とわかると、昔日本の雑誌に載った記事を見せてくれるのですが、その思い切りの良い値上げっぷりにも是非注目していただきたいです。

もう一軒はYazdani Bakery。こちらもFort地区の迷路のような場所にあります。以前ムンバイ史跡探訪の記事でもご紹介した昔ながらの薪オーブンのパン屋さんです。

どちらもご高齢のオーナーが国外からのお客さんとの会話を楽しみに頑張っておられますので、興味があれば会話してみてもいいかも。平均寿命の短いインドでオーナーさんたちの年齢を伺うとちょっとびっくりします。

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2015年1月7日水曜日

おすすめネットスーパー

最近のインドの起業家たちは少なからずネットビジネスに関わっていると思うのですが、大都市圏ではネットスーパーも成功しているビジネスモデルの一つかと思います。

幾つかのネットスーパーを試した結果あまり良い思いをしたことがないのですが、唯一満足できると思えるサービスはお友達に教えてもらったbigbasket.comです。現在ムンバイの他、Bangalore, Hyderabad, Puneでサービスを提供しているそう。

その他のネットスーパーは、指定した時間帯に届かなかったり、届いた野菜が腐っていたり、届いた冷凍食品が温くなっていたり、届くまで欠品がわからなかったり、配達人がお金を誤魔化そうとしたり、いろいろとインド的な問題があるのですが、少なくともbigbasketに関しては時間通りに届くし冷蔵品は冷たくして持ってきてくれるし欠品は注文時にわかります。配達人の質はその時々によります。

支払いに関しては大体キャッシュオンデリバリー、代金引換を利用しています。BBに関して届かなかったことはないけれどもここはインド、手数料もほとんどかからないしCODのほうが安心かなと。

どのサービスでも野菜が腐っていることがあるので到着したら一つ一つ注文リストと見比べて品物を確認。質はいいものを入れているようですが、おそらく腐敗・輸送中の傷・追熟対策として未熟な実が届くことが多いので最近はあまり利用していません。
明らかに腐っているときは「これは受け取れません」とその場で返品(?)。その商品の金額を合計金額から引いて支払います。配達人も「そうだよね」という感じで持ち帰ってくれるので、特にトラブルになったことはありません。

こちらで買うのは主に洗剤やせっけん類、ティッシュやトイレットペーパーなど日本だったらドラッグストアで買うようなもの。
食品としてはパックされたジュースやヨーグルト、たまに豆腐を買っています。どうしても忙しくて買い物に行けないときには野菜や果物、卵も。

商品のパッケージが汚いとかへこんでいるとかはムンバイ標準なので特に気にしない。これらの商品が一か所で揃う店はムンバイにはあまり多くないのでとってもありがたいです。



検品中。
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2015年1月6日火曜日

いちじくも旬です

先月、いちごシーズン到来の記事を書きましたが、いちごと同様今旬を迎えている果物にいちじくがあります。大概いちごと同じサイズの箱で売っていて、箱の中にはいちじくの葉が敷き詰められています。いちじくの葉っぱって、実物を初めて見たかも。よく絵画とか彫刻に描かれていますよね。


今回は12個入って100ルピー=200円くらいで、ひと月前と比べると3割くらい値段が安くなっていました。

前回クロフォードマーケットで買ったいちじくはとっても甘くて、そのままでも美味しかったのですが今回は甘みが控えめだったのでコンポートにしました。使い切りたかった残り物の白ワインも使いきれてよかった。レモンの効果なのか、シロップが綺麗なピンク色に仕上がりました。上品な香りで、このまま食べてもよし、ヨーグルトにかけてもよし、しばらく楽しみです。

今回は、白ワイン消費のためにみんなのきょうの料理サイトの脇雅世さんのレシピを参考にしました。インドいちじくは小さいのかシロップの量が多かったので、いちじくの数は倍、シロップは半分で充分でした。このサイトには杉野英実さんのいちじくの赤ワイン煮のレシピも載っていて、この方のお菓子が世界一好きなので次回は赤ワイン煮を作ってみたいな。果物の安いインドならではの楽しみです。

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