2016年5月25日水曜日

インドで出産 : 出産オプション

妊娠中よく日本人の方から聞かれたのが、

「どのような出産スタイルが選べるのか」

ということでした。

まず、医師の指示のもとで自然分娩か帝王切開かは選べます。

立会い出産も可能です。
立会い人数は病院によって違うようですがB病院は1人でした。
(親戚の多いインド、制限しないとギャラリーが大変なことになるかも…笑い事ではありません!)

自然分娩はもちろん、帝王切開でも立会い可能です。
帝王切開への立会いと聞いてギョッとしましたが、日本もそうなのでしょうか。
手術に立ち会ったヨギの勇気に尊敬…。

自然分娩の場合は無痛分娩が多く選択されるようです。
日本でよく聞く和痛分娩はこちらでは全く話に出ませんでした。

カンガルーケア、初乳を与える、母乳推進も当然のように行われていました。

助産師さんの面談などはありませんが、授乳コンサルタントなる職種があって、入院前に希望者は母乳講座を無料で受講できました。
大変合理的な内容で、病院への信頼感が高まりました。


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2016年5月24日火曜日

インドで出産 : 入院ライフ

病室の様子
ラッキーなことに入院した日は空きベッドが多かったとのことで、レジデントから
「改装した部屋と元の通りの部屋はどちらがいい?」と聞いてもらえました。

値段は一緒とのことで、もちろん改装した部屋を選択!


病室からの眺め
思っていたより綺麗な部屋で、心配していた水回りのクオリティも◎で一安心。

翌朝面談した担当医師からは、
「良かったねー産科病棟で一番いい部屋だよ!眺めもここがベスト!私この部屋が一番好き」と言われました。

付き添い家族が寝られるサイズのソファもあり、50㎡くらいの広さはあったかな?
十分な広さの部屋でした。

スタッフの数がやたらと多く、看護師も入れ替わり立ち代わり、おそうじの方も入れ替わり立ち代わり。医師に技師に配膳スタッフと1時間に平均4人は誰かしらくるのはさすがインド。

3度の食事の合間にお茶タイムが2回、牛乳タイム、スナックタイムと絶えず何かしら供給されていました。

ボリュームたっぷりの朝食

更にボリュームたっぷりの夕食
食事はインド料理とコンチネンタルが選べますが、味はインド料理のほうが美味しいと思います。
スパイスも控えめ、油も控えめで、ヘビーなインド料理は2食続けて食べることはできませんが毎日でも全くもたれず、バリエーションも豊富で飽きませんでした。

スタッフは誰もが優しく、ベッドが硬くて5日目にはお尻が痛くて辛くなってきましたがそれ以外はとても快適な入院生活でした!


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2016年5月23日月曜日

インドで出産 : 医療のレベル

B病院エントランスと外観
結局帝王切開で出産することになったのですが、手術をすることに不安はありませんでした。

理由は、

①担当医師を信頼していた。

②たくさんの人からB病院で行われた難しい出産の症例の経験談を聞いた。

という2点があげられます。


①担当医師について

長い間のおつきあいで彼女の技術、プロフェッショナリズム、患者に向かい合う姿勢、人柄、全てを信頼することができました。
更に、インド人のお友達やヨギの同僚に聞くと
(不思議なことに、担当医は誰?とよく聞かれるのです。これって世界では一般的なのでしょうか。)
とても有名なドクターらしく誰からも好意的な評価を頂きました。

更に私の近しい人の近しいお友達(それも何人も!FBで彼女の写真が出てきたときはびっくりしました)だったり、家族ぐるみでお付き合いがあったり、ヨギの同僚のお友達だったりと、ただの医師と患者というだけではない繋がりがたくさんありました。

彼女の患者という人からも何人か話を聞きましたが、皆とても良い経験をしていて。

幸い体は丈夫な方ですが、医師が信頼できるというのはここまで安心感が有るものかと初めて知りました。

もちろんインドの医療でとてもひどい結果(最悪、死に至るケースも)をもたらしたという話はゴロゴロしています。

なのでインドの医療レベルが良いとも悪いとも簡単には言い難いのですが、
一部の医師はとても高いレベルに有ると思います。

彼らは英米の医療大学に留学して医師の資格を取得し、英語で行われる海外の学会に出席し、英語で発行される研究レポートをこまめにチェックし、英語で交わされる医師間の情報交換フォーラムを活発に利用しています。
つまり最新研究をいち早く入手できる環境にあります。

こういったときに、共通語が英語で言葉の障壁がないということをとても羨ましく思うのですが、
とにかくきちんとした医師に巡り合うことが出来たらとても幸せなことだと思います。

(もしご希望の方がいらしたら自信を持って紹介します!)

②難しい症例について

B病院は南ムンバイ住人にとって第一の選択肢の総合病院なので、在住外国人、インド人問わず、話を聞くと経験談がゴロゴロ出てきます。

NICU(新生児緊急治療室)の設備もあり、その他の科も多くの人がかかっています。

難しい症例で生まれた子供がきちんと大きくなっている話、病気にかかった人が入院して無事退院した話、とにかく評判は最高。
確かに施設は日本と比べるべくも有りませんが、それでも院内感染が起きる程不潔であるというほどではありません。
そして、設備が悪く見える割には医療機器は最新のものが揃っています。

なので病院や設備についても(日本はもちろん清潔で最高なのですが)十分耐えられるレベルと判断しました。

もちろん医療費は高額ですが、日本の感覚からすると、「あれ?社会保険無しでこの値段?」と思う程度です。
社会保障の充実した日本からわざわざメディカルツーリズムに来るほどではありませんが、
あるイギリス人女性は「イギリスと比べたらここの医療費は無いに等しい!」と仰っておられましたのでニーズはあるのでしょう。

実際、アラブ系の人々は良くこの病院にメディカルツーリズムに来られているようです。






この様に、医師について、病院について、沢山の方のお話を聞けたので、インドで出産することに不安にはなりませんでした。

私たちの場合は幸運にもムンバイに住んで3年、知り合いの数も増えていたので事前情報を集めて安心感を持って臨めましたが、知り合いの知り合いが担当医だったりとほんとうにラッキーなケースだったと思います。

やみくもに「インドの医療は良い!」とは間違っても言えません。

もしインドで医療サービスを受けようと検討されていらっしゃる方がいたら、こちらの人々は医師の名前にとても敏感なので、可能であればたくさんの人に医師や病院の評判を聞いてみると良いと思います。



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2016年5月22日日曜日

マサラパパドの作り方

インドにいらしたら一度は召し上がる?定番メニューです!
インドに来て一番初めに食べた食べ物はMasala Papadでした。
Papadの部分の発音が難しくて、私の耳には「パッパル」と言っているように聞こえます。

豆の粉でできたパリパリのおせんべいの上に刻んだ生玉ねぎ、生トマト、生パクチー、グリーンチリ、チャートマサラ(Chaat Masalaスナック用スパイスミックス)などを混ぜたサラダをまき散らしたスナック。

メニューになくとも作ってくれるお店が多い、超定番メニュー。
日本人にも好きな人は結構多いのです。

材料は上述した玉ねぎ、トマト、パクチー、チャートマサラとおせんべいの素Papadです。
グリーンチリはお好みで。

おせんべいの素は食料品店で売っています。
油で揚げる、直火であぶる、電子レンジ、加熱方法は何でもOK!

油で揚げるのは美味しいけれど、直火で炙るのもあっさりしていて好みです。
透明な袋に入った目つきの悪い少年の絵のブランドもよく見かけます。

上に散らすサラダは全ての野菜をみじん切りするだけ。
チャートマサラに塩が入っているので、事前にマサラを混ぜたりせず、切った野菜をまき散らしてチャートマサラを振りかければOK。

味の決め手(というかそれしか入っていませんが…)はチャートマサラChaat Masala!
どの食料品店にも売っています。

自家製マサラパパド、超簡単、超安価なビールのおともです。



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2016年5月21日土曜日

久しぶりにマッサージへ。天国かと思いました…!

背中の痛みが耐え難くなりヨギに訴えたところ、マッサージに行くことができました♡

ワクワクしながら久しぶりにマッサージを検索、以前一度だけ行ったことのあるスパに予約を入れました!

ちょっと冒険だったのですが、結果とっても良かったー!!!

ムンバイでよくあるタイ風マッサージ屋さんのツボがイマイチ合わず、高いお金を払っても満足できないことが殆どだったのですが、ここは久しぶりにとーっても気持ち良かった♡

今回はソフトなバリ風を頼んでみましたが、ほかにも筋肉の凝りをほぐすものから優しいものからタイ式マッサージからアーユルヴェーダまでいろいろありました。

ホテルスパなら満足いくセラピーが受けられるのですがお値段も立派でちょっと気軽に、という感じではありません(それでも日本と比べると安いけれど!)

ホテルスパの半額くらいで、設備も十分に清潔で、そしてセラピストの技量は素晴らしかった!

アーユルヴェーダセラピーもできるし、時間が許す限りリピートします☆

 Rudra Spa

Kemps CornerのPizza Metro Pizzaの上にあります。
クラシカルなエレベーターで1階へ上がります。




清潔な更衣室&シャワールーム。
スチームサウナもあります。


お得なプロモーションもやっていました。


Rudra Spa


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2016年5月20日金曜日

インドで出産 : 病院の手続き

妊娠6ヶ月頃に担当の産婦人科医から、分娩予約を指示されました。

病院の受付で出産予定日を伝え、病室(個室/相部屋、海の見える部屋/プールの見える部屋)を選び、食事の好み(ベジ/ノンベジ、インド料理/西洋料理)を聞かれ、予約金として1万ルピー納めました。

ホテルの部屋を選ぶように料金表があり、いきなり渡されたので結構悩んでしまいました。分娩予約でオーシャンビューについて悩むとは思いませんでした(笑)!
1万ルピーの予約金はたとえ分娩が行われなくても返金されないとのことでした。

妊娠7ヶ月に入ったらデポジットとして10万ルピー納めました。
こちらは返金可能ということでした。
バタバタしていて確か7ヶ月も半ばを過ぎてから行ったような気がしますが、そこは何も言われませんでした。さすがインド。

病室の希望を詳細に聞かれ結構悩んだたものの、空きがあれば入れてくれる程度のものだったようで、医師から入院を指示された日は相部屋のベッドのみ可能とのことでした。

結局その日は入院しなかったので出産病棟での相部屋は未経験ですが、インド人の病室というのは家族、親戚(しかも人数はやたら多い)に加えてメイドや何やら出入りが多くて落ち着かない上にシャワーとトイレがそういった人々と共有なので、わがままですができれば避けたいと思っていました。

B病院のシャワー室は一度経験がありますが、不潔なだけでは死なないからここのシャワーを使うくらいなら退院まで堪えようと思うくらいの設備でした。
トイレットペーパーの補充もあまりされないので(インド人のほとんどは紙がなければホースで洗えるのであまり切実ではない)共用トイレのときは必ずペーパーを手持ちしてトイレに行っていました。





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2016年5月10日火曜日

メロン3種食べ比べ&ついに大好きな生ライチのシーズン♡

マハラシュトラ州といえばアルフォンソマンゴー。
真っ盛りの今ですが、実は地味〜にメロンも旬です。

年中見かけるマスクメロンのような見た目のものも大変甘くなっているのですが、




普段見ない縞模様の鮮やかなものや、



さらにこちらも普段見ない巨大な黄色のものも。


気になったので食べ比べてみました。
(食レポ上手くないねーと先日笑っていたので上手く伝わらないかもですが頑張ります。笑)

左がいつもの、右が縞模様。黄色くて大きなメロンの



年中見かけるものはとっても甘〜い。
縞模様は甘さの他にも複雑な味わい。果肉の色も緑が濃いです。ただ甘いだけのメロンがお子様向けに感じます。
巨大な黄色は食感はサクサク、味は甘くて、瓜です!という感じ。

値段は縞模様が一番高くて1キロ120ルピーでした。
黄色い瓜がキロ80ルピー。
いつものメロンも同じくらいだったかな?
(フットワークが悪く高級マーケットにしか行けないので本来ならもう少し安いと思います。)

そして待望のライチ♡

ムンバイで買える果物の中で私はこれが一番好きかも!
香りが良く、さっぱりと甘い果肉の弾力も心地よく。
モンスーンが始まるまでのほんの短い間味わえる暑い時期のお楽しみです。



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2016年5月4日水曜日

インドで出産 : 入院までもドタバタ

出産方法については担当医師とのせめぎあいがありました。

インドの女性は、帝王切開に抵抗がありません。
むしろ、より安全かつ確実な出産方法と思っておられる方も多いようで、
ものすごく安産体形の方が帝王切開を希望して医師になだめられたり、
占いで良い日を割り出してその日に手術の希望を入れたりするようです。

私はそこまで帝王切開に積極的になれなかったので、担当医師には自然分娩を希望と伝えていたのですが、彼女は総合的な状況からまりぼんのケースは帝王切開が望ましい、との判断でした。

自然分娩か、帝王切開か。
何度も話し、周囲のインド人女性たちの経験やアドバイスも伺い、更に医師と話し合い。

39週の検診まで自然分娩で行こうと相談していたのですが、母体の状況が悪化したために「半ば緊急」帝王切開となりました。

「半ば緊急」と書いたのは、検診で即入院を言い渡されたのですが、
入院荷物を全てまとめて再度病院に行ったら「今夜は帰宅してよい、翌朝また来なさい」となぜか帰宅許可が出て
(ヴェジ?ノンヴェジ?と病院食の注文も取られたのに!)、
翌朝入院を覚悟して行ったら「今日も帰宅してよろしい」と再度の帰宅許可。
ところがその日の夕方担当医師から電話がかかってきて「今すぐ入院して」と。

結局緊急入院の話が出た検針日から1日経って入院、その翌日に手術となりました。

まぁ1日ずれたおかげで綺麗な個室に初日から入室でき、心の準備も整い、生後の手続きについても最も詳しい方に教えていただくことができて、とてもよかったのですが、
ずっと同行してくれていたまりぼん母からは「ジェットコースターのよう」とのコメント。

確かに、日本ペースでは考えられないドタバタで入院しました。


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2016年5月3日火曜日

インドで出産 : 出産準備

インドで出産を決めた後、家の環境を整えることを始めました。

酷暑期に生まれる予定であったためにエアコンの設置
(これまでの酷暑期は、サウナ状態の家からモールやカフェに避難していました)、

一人暮らし用の容量だった冷蔵庫を家族サイズに変更、

ベビーベッドを設置、

メイドさんにお料理を教える。


家に居られるよう整えることに腐心した半年でした。
(逆に言うとこれまでは、交渉や工事や作業で不愉快な思いを重ねるくらいなら多少の不便は我慢すればいいや、と放置していたのでした。それも怠慢?笑)

なかでもエアコン設置は壁に2か所、戸棚にも穴を開け、設置工事に丸3日かかり、マンションの管理組合も巻き込んでの大騒ぎ。
もちろんワーカーさんたちは汗のにおいぷんぷん。

ひどいつわりの期間中だったので、臭い、漆喰の壁をハンマーでたたき壊す騒音、
ダイニングとキッチンを埃だらけにして作業をしているので食事も水を飲むことも憚られ
(私は食事も水も摂れなかったので良かったのですが、ヨギはさぞかしお腹が空いたことでしょう)、ワーカーさんたちが休みなく作業をしているので家を空けることもできず、
大変つらかった記憶が半年以上経った今でも鮮明によみがえってきます。

インドでは工事の人が後始末の片付け、掃除をしていかないので作業終了後は漆喰の粉塵、ダンボール、発泡スチロールくず、新聞紙、なんだかわからない汚いものがダイニング、キッチン、バスルームに散乱していました。

更にこのエアコンは設置後も2-3回大量の水が漏れ、その都度食器棚が全て水浸しになりました。

妊娠がわかってからこれらの準備を始めたのですが結局全てが終わったのは退院の2日前。
インドペースで物事は進んでいきます。

仕事同様あきらめず、粘り強く、あらゆる手段を使ってこれらの環境を整えてくれた夫ヨギには本当に感謝しています。


教訓 : 夏場の一番暑い時間帯の部屋の温度をチェックしてから入居すること。



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