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2016年3月3日木曜日

チェコの交響楽団コンサート@NCPA

ちょっと前の話ですが、チェコのオーケストラ"Bohuslav Martinu Philharmonic Orchestra"のチャリティコンサートが一晩だけNCPAで開催されました。

良さそうだなーチケット買おうかなーでも誰を誘おうかなーとぐずぐずしていたら幸運にもチケット持っている方から誘っていただき行くことができました。

結果的には行けて本当によかった。
今までムンバイで見れた西洋音楽のなかでは一番のコンサートだったと思います。

ホールはインド交響楽団SOIが使う最大のホールではなく、一回り小さめのTata Theatreだったのですが(NCPA内には劇場が5つくらいあるのです)、オーケストラのバイブレーションを近くで感じることが出来てかえってよかった。

こちらのオーケストラの指揮者はインド人、チェコで音楽教育を修了してそのままチェコのオーケストラを率いるようになったようです。
奥様はチェコ人のピアノ奏者。

奥様がピアノを弾き、旦那さんが指揮棒を振るピアノ協奏曲は本当に素晴らしかった!

スメタナ、ドヴォルザークなどチェコの偉大な作曲家たちの音楽をチェコのオーケストラの演奏で聞ける機会がムンバイであるとは思いませんでした。

未だにオーケストラの名前をなんと読んだらいいのかわかりませんが(このコンサートに行った何人ものお友達はみんな「チェコのオーケストラ」と言っているので誰も解っていない可能性が…笑)若くてエネルギッシュでサービス精神旺盛な素晴らしい指揮者Debashish Chaudhuriデバシシュ チョーダリの名前はしっかり覚えました!

ムンバイでこんな音楽に浸ることが出来るなんて!素晴らしい夜でした。



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2016年2月27日土曜日

マハラシュトラ流プージャ(お祈り)をしてもらいました!

お祝い事があり、お世話になっているインド人マダムたちがマハラシュトラ流のお祈り儀式をしてくださいました。
会場はとても立派なお宅。
まずはお祈りパート。
美しい葉っぱの形のトレイの上に火をつけたオイル、額につける赤い練り物を持って最重鎮マダムが登場。
顔の前でトレイをぐるぐると回し、額に赤い印(ビンディ)を付けてもらいます。

ビンディは口紅のような素材でした。

続いてこちらも重鎮マダムがココナッツとお米を服にまいてくれます。
お米は頭にも。
本来であればサリーやルーズなブラウスのドレープにココナッツを入れるのだと思いますが、この日たまたま着ていた服がチュニックだったので余りの部分でココナッツとお米を受け取りました。

続いて贈り物をいただき、


最後にお菓子を食べさせてもらいます。
手でつまんでお菓子を口に入れてもらうので子供みたいでちょっと恥ずかしかったですが、こちらではこれがお作法なのだそう。
今回のお菓子はジャレビーでした。
Jalebee。画像はFlickr.comからお借りしました。

プレゼントは写真で肩にかけているショールをいただきました。
慶事のプレゼントはこのような明るい色と決まっているということでした。

最後はココナッツを抱えて記念撮影で終了。
ココナッツとお米もギフトの一部とのことで持ち帰らさせていただきました。

こういったことは万国共通(アジア流?)なのか、儀式の大事な部分から順に集団のランキングが上(年齢、地位など)の方が任されるようです。

簡略版だとは思いますが初めてインド流、マハラシュトラ州流のお祈りをしてもらった貴重な経験となりました。
この中にはヒンドゥ教徒以外もいるのですが、宗教の壁を超えて儀式をしてくださり、皆さんの暖かな気持ちに包まれました。

とても嬉しかったです。


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2016年2月21日日曜日

カラゴダアートフェスティバル



Kala Ghoda Art Festivalに行ってきました。

毎年気になりつつ、例年この時期はかなり多忙で逃し続けてきたこのイベント。
3年目の正直です。嬉しい!

Fort地区、カラゴダエリアの道路や駐車場やギャラリーが会場です。
写真たちはメイン会場のPrince of Wales博物館横の道路。
普段は車が激しく行き交う通りですが、道路を封鎖して歩行者天国にしていました。

道の両側にはアートや雑貨を商う出店が立ち並んでいます。
織物や手工芸品、アートをプリントした雑貨や絵画など、見ているだけで飽きない!

歩行者天国にはオブジェがたくさん飾られていて、人々は思い思いに楽しんでいました。

こちらはムンバイがテーマのようです。
この地域はムンバイのアートシーンの中心地でギャラリーがたくさんあります。
それぞれのギャラリーではフェスティバル期間中に工夫を凝らしたイベントを開催していました。

お友達によると焼き物の出店だけを集めた別会場もあったとか。
残念ながら時間切れで行けませんでしたが、そちらも見に行きたかった!

また別のお友達のお子さんは学校の美術制作でカラゴダフェスティバルに出品したとか。
地域の学生さんが参加できるのもとっても素敵です。

奥が深そうなこのイベント。
もっと時間をとってゆっくり回りたかったです!






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2016年2月19日金曜日

ムンバイ一の本屋さん

内装も雰囲気があって素敵です。

個人的にはムンバイで一番いい本屋さんだと思っている、Kitab Khana。
Fort地区、Flora Fountain前にあります。
ヒンディーやマラーティー(マハラシュトラ州の言葉)、グジャラーティ(グジャラート州の言葉)などのローカル言語の出版物も取り扱っていますが、基本的には英語出版物が主の本屋さんです。

他にも大型書店はいくつかあるのですが、ここの頼れるところは店員さん。
探しているものを言うと大体知っていて、取り寄せ対応が出来る、絶版、ほかの取扱い書店など、必ず何等かの情報を教えてくれるのです。

他の大型書店ではここまで打てば響く対応は得られたことがありません。
言わばインド出版物のコンシェルジュ?

入ってすぐの大きなテーブルにはインドやムンバイ、マハラシュトラ関連の本なども並んでいて、
ついつい見入ってしまいます。
ベストセラーランキングに頼らない本のディスプレイができるのは、店員さんに深い本の知識があるからだと思います。

個人的には新宿紀伊国屋とムンバイKitab Khanaはそういう意味では頼れる本屋さん。

購入時には購入冊数に応じて一冊から割引をしてくれるのでありがたい。

今回探していたものはここには無くて、何となく店内をぶらぶらしていたら子供の本のコーナーに、手塚治虫の漫画ブッダ英語版がセットで3000ルピー程で売っていました。

本場インドで売っているってすごい!

店内奥にはFood for thoughtという名前のカフェもあります。
いつも混んでいるので私は座ったことはないけれども、zomatoの点は高いのでいつかチャレンジしてみたいな!
体に良い食べ物を扱うことがコンセプトのようです。

もちろん日本語の本は手に入りませんがそこはKindleに頼るとして、
新しいムンバイ本や美しいインド写真集なども豊富に揃い、見ているだけで楽しいお店です。

ロンリープラネットの分厚くてカラフルでインドのテキスタイルを模したカバーも全ての写真もとっても素敵なインド写真集、5000円以上する高級本なのですがこちらでは常時ビニールカバーが付いた綺麗な状態で取り扱っていて、いつも買おうか迷ってやめてしまって今に至ります。

欲しい…けど高い…。
優柔不断な私、いつかインドを去るときが来れば思いきれるのでしょうか。
(果たして来るのかな?)

外観はこんな感じ。アーケードの一角にあります。
Kitab KhanaのHPにリンク
読書好きとしては本を食べるというヒンディー語の店名も何となく好き♪


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2016年2月17日水曜日

SOIコンサート

2月のSOIシーズンコンサート。

今月は2回目も行く予定です。

ここの所毎回ムンバイに来るたびに行くようにしているのですが、オーケストラの質的には「インドだからね」という感じでした。
それでもライブ、エアコンのきいたホールでの演奏会に気軽に行けるのでたまの気分転換という感じで楽しんでいたのですが…、
今回のSOIは今まで見てきた中で一番よかった!

ゲストのブルガリア人指揮者が良かったのか?
メンバーが入れ替わったのか(メンバーは毎回少しずつ変わっています。インド人もいるけれども外国人率も大変高いオーケストラです)?

何が良かったのかわかりませんが、まとまっていて、曲選択もきっとこのチームの性格に合っていて、最初から気持ちよく楽しめ、後半も心地よく終われました。


お友達おすすめの2回目はまた違う指揮者。
この指揮者も前回良かったそうなので、楽しみです♪



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2016年2月14日日曜日

クールジャパンフェスティバル

今年もクールジャパンフェスティバルが2月6日、7日の2日間、ロウアーパレルのフェニックスモールで開催されました。


日本人学校の子供たちのソーラン節、スパイスマダムズによるボリウッドダンス、剣道パフォーマンス、和太鼓など今年も盛りだくさん!


ミスワールド日本代表も来場、美しさに圧倒されました。
ちゃっかり写真を撮ってもらったりして☆

食品コーナーでは今年は天丼を頂きました。


七味は最初からかかっていました…。
丼つゆはもしかして焼き鳥のタレ?でも、久しぶりのえび天丼でした!


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2016年1月26日火曜日

Happy Republic Day

1月26日はインド共和国記念日でした。

数少ないインド全土共通の国民の祝日です。
毎年デリーでは盛大なパレードが繰り広げられるのだとか。

我が家の住むアパートでも国旗掲揚式が行われていました。
毎年開催されてはいるのですが旅行に出たりお寝坊してしまったりで今回初めて最初から見ました。

インドを称えるソロ歌唱(あんまりうまくないけど大音量…汗)が3曲程歌われ、国旗が掲揚され、簡単な朝食がふるまわれて終わり。
参加者はインドの国旗色のクルタというチュニック丈のシャツに白いパンツといった出で立ちが多く、結構ちゃんとした格好で参加していました。

私は部屋の窓から部屋着で見ているだけの人でしたが…。

その前も後も終日あちらこちらでインドを称える歌が大音量で流されていました。
多分スピーカーを8個以上重ねないとこのボリュームは出ないと思う。
もはや気にならないけどね…。


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2015年12月20日日曜日

お友達のクリスマスコンサート in Afghan Church

お友達の合唱団のクリスマスコンサートを聴きに、Colabaの美しい教会Afghan Churchに行ってきました。

まるでヨーロッパの教会のような石組みヴォールト天井の美しい教会でした。
シンプルな石造りでごてごてと絵画が描かれていないところが日本人的には好印象。
イングランド国教会の教会だそうです。

キリスト教の教会で「アフガニスタン」の名前がついているので不思議に思い調べてみたのですが、Wikipedia情報では1939-1943年の第一次英国-アフガニスタン戦争の犠牲者を弔うために建てられたのだとか。なるほど。英国統治下のインド人兵隊がたくさん派遣された戦争だったであろうと想像します。
いろいろやっている割には現在でもムンバイのインド人からの人気ナンバーワン外国はたぶんイギリス。ここらあたりが日本人感覚からするとどうにも不思議です。

アフガンチャーチの方が通りは圧倒的に良いですが、正式な名前はThe Church of St.John the Evangelistというのだそうです。

とにかくそのアフガンチャーチで、お友達所属の合唱団がクリスマスコンサートを開催しました。

真っ暗な中、正面の祭壇に向かってお揃いの緑とゴールドのサリーに身を包み、キャンドルを手に持った女性たちが「聖しこの夜」を歌いながら行進するところからコンサートはスタート。
祭壇前に設えられたステージには合唱団の男声パートがいつの間にかスタンバイしており、素晴らしいテノールとバスの低音でアレンジに彩りを添えています。

そこから怒涛のクリスマスキャロル。
英語、ラテン語、ドイツ語、スペイン語などあらゆる言語のキャロルをアカペラで歌い、インドらしくしっかり途中休憩のあと後半が続く、素晴らしい1時間半のプログラムでした。

歌声のクオリティが素晴らしく、インドだから、と8割くらいの期待値で構える日々に鮮やかさを与えてくれました。まるでムンバイに居ないみたい。
合唱団自体は宗教はあまり関係ない人々の集まりなのでクリスチャンもいればそれぞれの信教はさまざまで、そういう大らかなところはインドらしい。

いまだに毎日サンダルで暮らすムンバイではなかなか感じられないクリスマス感を感じることができた素晴らしい夜でした。


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2015年12月6日日曜日

今年も餅つき!

昨年に引き続き今年も日本人会主催のお餅つきに参加してきました。

普段どこにこれだけの日本人がいるのかと思うぐらい、今年も大盛況!

300人ほどということで、在ムンバイ邦人の半数以上が参加しているのでは。

去年は搗きあがったお餅を丸める役としてお手伝いをさせていただきましたが、今年は味付け担当としてからみ餅の大根おろしを作ったり、ライムを絞ったり、切ったお漬物を盛りつけたり、きな粉の味見(笑)をしたりと色々経験させていただいて楽しかった!

関西の方は大根おろしを醤油で味付けしてお餅に絡めた「からみ餅」を召し上がらないと聞いてびっくりしたり。
関東育ちの私も「絡み」餅だと思っていたものが「辛味」餅だと教えて頂いてびっくりしたり。
手を動かしながらのおしゃべりも盛り上がりました。

一緒にやらせて頂いた方々は皆さんプロ主婦ばかりなので迷いなく、手際も鮮やか。
300人分、4種類の味付け、お漬物やお菓子の準備は1時間半ほどで仕上がりました。

その後は餅つき機から仕上がったお餅をのしたり、ご機嫌斜めの餅つき機の様子を眺めたりしながら適宜、臼と杵でお餅をついたり丸めたり召し上がったりしている方々とお話したりして。

あまり皆さんと一緒に何かする感じの参加とは今年はなりませんでしたが、それでも久しぶりの方も含めて沢山の方とお話できて嬉しかった!
お子さん達も元気に走り回っていてとっても賑やか。

今年も楽しいお餅つきでした。



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2015年11月1日日曜日

ハロウィン

土曜日が重なったせいか今年のハロウィンはとても賑やかで、その気の無かった我が家もハロウィン気分を味わうことができました☆


夕飯を終えてのんびりしていたら、「ピンポーン」。
ドアを開けたら「Trick or Treat!」
慌てて家にあったチョコレートを籠に盛って差し出しました。

その後も断続的に何度か違う子供たちがやってきました。
おそらく同じアパートの子供たちだと思います。
子供たちだけで回っているグループもあり、メイドさんかナニーさんと思われる大人が一人付いているグループもあり。
保護者がついて回らないのがインドっぽいです。

去年、一昨年はやった記憶がないので、今年は日並びが良かったのかな?
それとも外国流の遊びが浸透している過程なのでしょうか。

それにしても何にもハロウィンの飾りを出していない我が家のベルをよくぞ鳴らしてくれました。インドの子供たちの積極性に感服です。
と同時に、マンション内(ゲーテッドコミュニティに一応なっているので、その中だという安心感もあるでしょうが)のどこの家のベルを鳴らしても大丈夫と子供が思える素朴さが、ここにはまだあるんだなぁと思ってほっこりしました。

来年は玄関にかぼちゃか蜘蛛の巣の絵でも飾ろうかなー。


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2015年10月27日火曜日

インド交響楽団の音楽会

10月頭にインド交響楽団SOIのコンサートに行ってきました。


場所はムンバイ最南端ナリマンポイントのNCPA。

Jamshed Baba TheatreというNCPA最大のホールですが、地方都市の文化会館の小ホールくらいの大きさでしょうか。

プログラムは、Zoltan Kodaly作曲のDances of Galanta、サンサーンスのバイオリン協奏曲第3番 ロ単調 op61、そしてドヴォルザークの新世界からの3曲で構成されていました。

耳なじみの良い曲の多いビギナー向けのプログラムで、クラシックのコンサートに頻繁に行くわけではない私たちでもとっても楽しめました。ノリの良い曲が多く、飽きない構成で良かったです。
この夜はクラリネット奏者の男性(ヨーロッパ系?)が光っていてかっこよかった!

コンサートの前には注意喚起のアナウンス。
「皆さん、楽章と楽章の間には演奏者の集中が途切れますので拍手をしないように、ご参考までにサンサーンスは3楽章で、ドヴォルザークは4楽章で構成されています。」
クラシック音楽好きには何をいまさら、の注意だと思いますが、初めて聞く人にも優しい案内だと思いました。

(昨年何度か行ったSOIコンサートでは、楽章間の拍手が結構多くて気になっていたので、あらかじめ注意喚起することでクラシックファンを啓蒙していくのは良いことだと私は思います。)

インド交響楽団とはいえインド人の演奏者は1/3程度でしょうか。東・中央アジア系、ヨーロッパ系、アフリカ系など、多様な民族が集まって構成されています。指揮者はカザフスタン人、スイス人、そしてインド人。この日はスイス人指揮者のDudoit氏が指揮棒を振っていました。
女性の演奏者の中には黒のサリーを着用している人もいて、非インド人演奏者でもインドへの尊敬の念を表していると思います。

勿論ヨーロッパで聞くレベルの演奏会とはまた違いますが、それでもムンバイで、生で、オーケストラが聞けるのはとても貴重なことです。生の演奏、優雅なコンサートホール、十分に清潔な椅子、そして空調と、インドでは贅沢な時間を過ごしたのでした。

コンサートホールの優雅な内装


次のSOI来ムンバイは2月!楽しみです。


本当は今夜、ズービンメータ率いるオーストラリア交響楽団のコンサートが行われているはずです。チケット争奪戦のあまりの壮絶さに私は脱落してしまいましたが、行ってみたかった…!


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2015年5月1日金曜日

幼稚園訪問

普段から大変お世話になっている日本とインドの架け橋のような方に、マハラシュトラ州No.1幼稚園への訪問をお誘いいただき、6人で年度末の特別プログラムを行って参りました。

場所は南ムンバイのMarin Driveという高級住宅街。
主要オフィス街Nariman Pointはすぐ隣のエリアです。東京で言ったら半蔵門?(と言うと日本の方々に、東京はもっときれい!と怒られそうですが…笑)

マンションの日本式二階をワンフロア、幼稚園に改装しています。。
日本の幼稚園や保育園のように壁はカラフルに塗り分けられ、室内用ジャングルジムや滑り台、子どもサイズのピアノなどたくさんのおもちゃが整然と並べられていました。

真ん中の大きなホールを囲むように緩やかに独立した部屋が4つほど。それぞれのコーナーでそれぞれのアクティビティが行われています。

日本人の私たちにお声がかかったのは折り紙と日本の遊び歌を教えるため。
まずは10人弱ずつの組に分かれて折り紙をおります。

3〜4歳くらいの折り紙初体験の子供達なのでもちろん真っ直ぐ折ることは難しかったですが、一枚の紙が立体になる経験に盛り上がっていました。

積極的な子、控えめな子、飲み込みの早い子、ゆっくり染み込んで行くタイプ、色々でしたがどの子も共通して自分の作品を見て見て、とアピールしてくるのは子供だからなのかしら。
集団生活のなかでも臆することなく自己主張が出来るのは、両親のみならず乳母や世話係など多くの大人から常に注目されているインド富裕層の子どもの特徴のような気もします。

一通り折り紙をやったあとは、違うクラスで歌を。「幸せなら手を叩こう」はこちらでも大変人気のある歌で、英語でやったり日本語でやったり、マラカスやベルを鳴らしたりとこちらも賑やかに楽しく過ごしました。

この幼稚園は英語で運営されていますが子供たちは家に帰れば親の一族の言葉、シッターさんの言葉など英語以外に複数の言語を話します。きっと今は英語を話しているとかグジャラート語を話しているとか意識せずに使い分けているんだろうな。今だに母語である日本語以外は肩に力が入ってしまう私としてはこの環境がとても羨ましく感じました。

学校を運営しているのは財閥系の企業で、教育ビジネスの今後にかなり期待を寄せているとのことでした。幼稚園の他、小中学校や寄宿学校など、既に複数の学校を運営しています。南ムンバイにはさらに需要があるということはわかりながらも用地の確保が大変困難であるところが障害になっているというお話をディレクターからは伺いました。

大変貴重な経験をさせていただきました!

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2015年3月9日月曜日

大理石

大理石産出国であるインド、家の床や台所は大体大理石で出来ています。
毎日水拭きできて清潔に保てるし、カビやシロアリ被害も軽減できるので基本的にはよろこんでいます。暑い時期にはひんやり涼しいし。

悲しいのは床が石だと確実に落とした陶器やガラス製品が割れること。

日本で暮らしていたころからほとんど食器を割ったことがありませんでした。
ところがインドでは大事にしているものを次々と割ってしまっていて、これまでにもコーヒー用のビーカー、ちょっと高かったお茶碗、ティファニーのグラスなど、高価なものから割れていってしまうのです。

先日はソファに座ってネイルオイルを塗っていたら手が滑ったらしく、封を開けたばかりのガラス瓶に入ったオイルと強制的にお別れでした。少ない割にいい値段したし、いい香りで気に入っていたのに・・・(涙)。細心の注意が必要です。

木の床はこちらではおしゃれで贅沢らしく、Elle DecoとかGood Homesとかいったインテリア雑誌でしばしば見かけます。
実際のところモンスーンでかびると思うし虫も湧きそうだし、メンテナンスにお金もかかりそうなので、確かに贅沢品なのでしょうね。

お菓子やパンを作る方は大理石のキッチン台は喜ばれることと思います。以前メイドさんにロティを焼いてもらった時も台の上で直接練っていました。
日本では模造大理石のキッチンなんていうのもありますよね。大理石の上でこねこね出来る幸福をかみしめて料理に邁進したいと思います。
当面の目標は肉まんだったのですが、少し暑くなりすぎたかな…


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マンゴーが出てきたらタルトでも焼こうかしら…

2015年1月19日月曜日

ラージャスタンの伝統芸能 kaavad


伝統美術を紹介するギャラリーで、ラージャスタン州の伝統芸能kaavadのデモンストレーションを見せてもらいました。

Kaavadは持ち運びのできるお寺であり、絵物語でもある木製の箱です。写真のように観音開きの内側に更に木の板が折り畳まれていて、漫画のように一マスごとにインドの神々の物語の場面が描かれています。
と同時に語り手が扉を順々に開きながら神話を語るこの芸能のこともkaavadというそうです。

400年の歴史のある芸能で、語り手はこの箱を持って村から村へと旅をしては物語をしているのだそう。テレビのなかった時代、視覚と聴覚に同時に訴える娯楽は貴重だっただろうなぁ。

紙芝居のようですが、一方で持ち運びのできるお寺でもあるので、長〜い扉をを全部開くと内側に神様がいるということ。下の引き出しがお賽銭を入れるところだそうです。機能的!

はたきのあたりが引き出しです。

2人いた語り部の声は共によく響いて耳に心地よく、とっても楽しい午後でした。今回はギャラリー内で鑑賞させてもらったので少し閉塞的な空間でしたが、砂漠の村の広場なんかで聞いたらもっとよく響くんだろうなぁ。

こちらのギャラリーではインド全域の伝統美術を現代の生活に活かす提案も行っているので、インドの伝統工芸に興味がある方は一見の価値ありかも。
家具の目利きのお友達によると展示家具に使っている木材はそこそこのクオリティだとのことなので(笑)、しっかりしたものをご希望ならその旨を伝えて新しく作ってもらった方が良さそうです。今回ご招待いただいたようなイベントは2ヶ月に1回くらいやっているとのことでした。

↓ギャラリーのホームページにリンクを貼っておきます↓。




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2015年1月8日木曜日

パールシー

クルフィーとジャレビー。ジャレビーは出来たてならイケるかも。
インドの中でムンバイに最も集中していると言われる民族にパールシーがいます。パールシー=ペルシャ。かつてイスラム教徒からの宗教弾圧によってペルシャ、今のイランから逃れてきたゾロアスター教徒たちです。

多いとはいえムンバイでもマイノリティですが、社会的な地位の高い人材や裕福な家系も多く排出しており、社会の中で一定の発言力を有しています。

例えば去年日経新聞の私の履歴書を執筆したラタン・タタ。彼はパールシーで、インド有数の財閥タタグループのオーナー一族です。製造業、金融業、通信業、小売業など多岐にわたる事業を展開しており、インド系の有名なホテルチェーンのタージグループや、スターバックスもインドではタタ財閥の傘下にあります。

英国統治時代、人数の多いヒンドゥ教徒とイスラム教徒の対立を煽って統治をしやすくするために戦略的にパールシーを統治政府が重用したとか。英国政治、腹黒い…。当時の影響から未だにヒンドゥとムスリムは対立していて、罪深い政策をとったことだと思います。ただ、その立場を上手に利用して主要産業に食い込み、現在でも多くの利権を抱え込んでいるパールシーもなかなか政治上手です。

パールシーの文化で有名なのは鳥葬でしょうか。火を神聖と崇めるため火葬をしないで遺体を葬るための沈黙の塔という施設があります。広い敷地の中にあって非パールシーは立ちいることができないので実際に見るチャンスはありませんが、Dr. Bhau Daj Lad Mumbai city museum、旧称Victoria and Albert Museumという美しい博物館で模型を見ることができます。

ビジネスのみならず医者や教授などの社会的な地位の高い職業でも多く活躍しているパールシーの人々。私も何人か、大変お世話になっているパールシーの方がいます。私が個人的に知っている人たちは総じて真面目。独特の正義があることもたまに感じます。

手軽に触れられるパールシーの文化としてレストランを何軒かご紹介します。
一軒はBritannia & Company。Fort地区にある昔ながらのレストランで、ドライフルーツを使ったプラウという炊き込みご飯や豆と鳥や羊の煮込みなどの伝統的パールシー料理が食べられます。「サリSari」というカラムーチョサイズの極小ポテトチップスがふりかけてあって食感が楽しい。辛く無いのでインドカレーが苦手な方でも楽しめると思います。こちらが日本人とわかると、昔日本の雑誌に載った記事を見せてくれるのですが、その思い切りの良い値上げっぷりにも是非注目していただきたいです。

もう一軒はYazdani Bakery。こちらもFort地区の迷路のような場所にあります。以前ムンバイ史跡探訪の記事でもご紹介した昔ながらの薪オーブンのパン屋さんです。

どちらもご高齢のオーナーが国外からのお客さんとの会話を楽しみに頑張っておられますので、興味があれば会話してみてもいいかも。平均寿命の短いインドでオーナーさんたちの年齢を伺うとちょっとびっくりします。

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2015年1月1日木曜日

アーミール・カーン主演新作映画「pk」

話題のヒンディー映画「pk」を鑑賞しました。
本当はハリウッド映画Gone Girlに行くつもりだったんだけど、pk人気が凄すぎるのか、いつも行くシネコンでの上映がほとんどこれ一色で選べなかったという…
夫の職場の映画好きの間でも面白かったと話題になっていたそうですが、非インド人にはわからないだろうと言われてしまったらしいです。どうなることやら。

朝起きて思い立って予約した9:45の回、かなり早い時間にもかかわらず満席でした。この日は30分おきにpk上映していました。

映画館に入って薄暗いロビーでコーヒーを買って、朝ごはん代わりのクッキーをかじりながら本編が始まる前の広告をながめているとわくわくしてきます。必ず流れる国家斉唱を起立して聞くと、いよいよ本編が始まります。余談ですがこの国家斉唱はいつも感動的で、誇らしげに口ずさむインド人が羨ましい。

さて映画の方は、3 idiots、「きっとうまくいく」という邦題で日本でも大ヒットした監督ラージクマール・ヒラニと主演俳優アーミール・カーンの組み合わせです。私はヒンディーがほとんどわからないので細かいところはこれから発売される英語字幕付きのDVDで復習しないといけないのですが、それでも引き込まれる映画でした!

ストーリーは、調査のために地球にやってきた宇宙人が初めて出会った人間に宇宙船との通信手段であるリモートコントローラーを奪われ、取り戻すためにあらゆる神様にお祈りをするのですが、宗教の複雑さに混乱します。ベルギー留学を終えてテレビ局に就職したヒロインとメトロで出会い、ヒロインに身の上を語ります。リモートコントローラーはとある新興宗教の教祖が保有しているのですが、その教祖と宗教討論の番組を経て取り戻し、ついに無事に宇宙に旅立つというのがあらすじです。宗教の他にも自由恋愛、セックス観、テロ、対パキスタン感情など、現代インドのデリケートな話題が出てくる出てくる。娯楽映画でこんなにやっちゃって大丈夫なの、と部外者の私が心配になるくらいです。

(訴訟リスク対応委員会を公開の半年前から準備してあったという話を後日聞きました。一部宗教からやはり公開差し止めの訴えも起こされているようです。それでも公開する攻めの姿勢はほんとにカッコいい!)

さばけた現代の都会っ子のヒロインを通してリベラルなインド人の視点も探れるし、宗教に傾倒するヒロインの父から保守的層のものの見方や、両者を通じて世代間の価値観の違いも見て取れます。一言では語りきれない現代インドをしっかりと捉え、なおかつダンスやコメディ部分もちゃんとあって娯楽映画として楽しんでみられる凄い映画でした。

「インドって牛が神様なんだっけ」「カレー毎日食べるんだよね」という帰国して日本の知人に会うたびに問われるお決まりの質問に上手く答えられない私としては「これ見て!」と言いたいので日本でも公開して欲しい!

ヒンディー映画、邪道かもしれないけど言葉がわからなくても結構楽しめます。これまでに何本か見ましたがヒンディーのなかにちょいちょいでてくる英単語で何と無く話はわかる。今回のアーミール・カーンは宇宙人役ということで本当に人間離れしていて、顔も踊りもそんなに魅力的じゃないけどこの人は映画が好きで演技が好きなんだろうなーと思わせる迫力がありました。12月19日公開なので全然最速レビューじゃないけど、とってもおすすめです。それでも言葉がわからないから、ということであればDVDには英語字幕が必ずつきますのでそちらをどうぞ♡


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