どろどろに疲れて帰宅したある日。玄関の鍵を開けて家に入って翌朝。
玄関の鍵が見当たらないことに気がつきました。
真っ青になってあちこち探し回っても見つからず、さらに探しても出てこない。
お酒を飲んでいたわけでもなく、自分の鍵を使って鍵を開けた記憶はあるので絶対に家のなかにはあるはず。なのに出てこない。
こういう日に限って車は使えなくて、もう一本の鍵を持っている夫は終日移動で捕まえられない。けれども私は音楽の授業があるので必ず外出しなければいけない。
仕方が無いから授業が終わる夕方から、夫の仕事が終わる10時くらいまで覚悟を決めて近所のモールで待っているしかないかと思ったそのとき。
(ムンバイなので気をつけていれば大丈夫だとは思いますが、夜9時をすぎてからのインド、ドライバーなしでの女性の一人歩きは覚悟がいるのです。日本では飲みに行って終電で帰宅なんて余裕だったのに。)
まさか鍵穴に刺しっぱなしなんてことないよね、と指摘され、まさかと思いながら念のため見に行ったら、ありました。玄関の鍵穴に。
やってしまいました。おでこの眼鏡を探し回るような痛恨のミス…。
こういうところは結構しっかりしている人間だと自分のことを思っていたので、過労?加齢?もしくは自己分析ミス?と結構落ち込んだのでした。
ところでこの日の朝、玄関ドアの汚れをたまたま目があったビルのメンテナンススタッフに綺麗にしてもらっていました。また、メイドさんも玄関から入ってもらいました。
鍵、取ろうと思えば取れるのに。市井の真面目に働く人々は結構正直なのです(※注)。
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(※注)悪い人も沢山いるので、特に観光地に行かれる方、油断は禁物です。残念ながら睡眠薬強盗も引き続き流行っているとのことですのでご注意ください。