2015年1月19日月曜日

インドのスパ 美容院



先日、これから日本に引っ越されるインド人の女性と話す機会がありました。そこで聞かれたのが、Threadingってどこに行けばできるかしら、という質問。
Threadingというのは細い2本の糸を絡めて眉毛の形を整える美容方法です。アジア全域で広く行われているようで、NYでもインド式Threading Salonが一般的になりつつある、らしいです。

うーん、こちらのスパサービスが細分化している日本では確かに、探すの難しいかも。と思ってしまいました。

インドのSpaで提供しているサービスの種類はとても多く、カット、カラー、パーマにスタイリングと言った一般的な髪周りのサービスのみならずメイクアップ、ネイル、フェイシャル、ボディのドライマッサージ、アーユルヴェーダマッサージ、フットケアなどが全部一つのところで出来るのです。ホテル内スパだけでなく街中の独立系サロンもほぼ全てこの形式です。床屋さんは別。

日本でもヘアケアとネイルが同時に出来るサロンはありますが、オイルを使ったマッサージもやってくれるところは少ないんじゃないかな。免許の関係なのかしら。

調べみたのですが、日本だとThreadingは台湾式とか韓国式とかの糸脱毛サロンがわずかにあるだけのようで、残念ながらお役に立てませんでした。

突然予定がぽっかり空いた日に、スパのメニューを眺めながら、何やろうかなー、と考えるのはなかなか楽しい時間です。

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ラージャスタンの伝統芸能 kaavad


伝統美術を紹介するギャラリーで、ラージャスタン州の伝統芸能kaavadのデモンストレーションを見せてもらいました。

Kaavadは持ち運びのできるお寺であり、絵物語でもある木製の箱です。写真のように観音開きの内側に更に木の板が折り畳まれていて、漫画のように一マスごとにインドの神々の物語の場面が描かれています。
と同時に語り手が扉を順々に開きながら神話を語るこの芸能のこともkaavadというそうです。

400年の歴史のある芸能で、語り手はこの箱を持って村から村へと旅をしては物語をしているのだそう。テレビのなかった時代、視覚と聴覚に同時に訴える娯楽は貴重だっただろうなぁ。

紙芝居のようですが、一方で持ち運びのできるお寺でもあるので、長〜い扉をを全部開くと内側に神様がいるということ。下の引き出しがお賽銭を入れるところだそうです。機能的!

はたきのあたりが引き出しです。

2人いた語り部の声は共によく響いて耳に心地よく、とっても楽しい午後でした。今回はギャラリー内で鑑賞させてもらったので少し閉塞的な空間でしたが、砂漠の村の広場なんかで聞いたらもっとよく響くんだろうなぁ。

こちらのギャラリーではインド全域の伝統美術を現代の生活に活かす提案も行っているので、インドの伝統工芸に興味がある方は一見の価値ありかも。
家具の目利きのお友達によると展示家具に使っている木材はそこそこのクオリティだとのことなので(笑)、しっかりしたものをご希望ならその旨を伝えて新しく作ってもらった方が良さそうです。今回ご招待いただいたようなイベントは2ヶ月に1回くらいやっているとのことでした。

↓ギャラリーのホームページにリンクを貼っておきます↓。




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2015年1月18日日曜日

乾物おうちご飯

長い間常温で保存できる乾物にお家ご飯和食部門は支えられています。

ひじき、わかめ、昆布にかつお節、高野豆腐、切り干し大根、干し椎茸。ごぼうやれんこんの干したものとか、糸こんにゃくの乾燥したものが売っているのはインドに住むようになって初めて知りました。

日本では出汁として使う程度だったのに、現在は和食の日は必ず何がしかの乾物にお世話になっています。和食にすれば油もほとんど使わないし、栄養価も高いらしいし、外食頻度が減ったこともあって日本にいるより健康的な食事かも!?

乾物を使えば常備菜も楽勝。冷蔵庫から出してお皿に並べるだけなのにちょっとしたデリごはん風に見えるので何やらトクした気分です。

大概たっぷりできて何日目かにリメイクに頭を悩ますので、誰か食べにきてくれないかな(笑)。

切り干し大根、切り昆布、干ごぼう、乾燥しらたきを使用。盛り付けが気取ってます(笑)




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しまってある引き出しが乾物臭くなるのが悩みの種です。

2015年1月17日土曜日

読書会

The Commoner

ある程度教育を受けたインド人女性の間ではbook clubというアクティビティが一般的なようです。ソーシャル活動の一環の模様。

読書はとても好きなのですが英語で読むのは時間がかかるので、いつも課題図書を終えることができず、なんとなく参加しないでここまで来ました。先日、日本を題材にした本を読むから参加しない?とお誘いを受けたので期日ギリギリまでかかって何とか本を読み終え、初めてのbook discussionに参加してきました。

課題図書はThe Commoner。アメリカ人作家John Burnham Schwarzが日本の皇室、とくに民間から皇室入りした美智子様、雅子様をモデルに書いたフィクションです。日本語訳が出ていないか探したのですが無かったので残念ながらカンニングは出来ませんでした…。

参加者が完全に女性の会だったので、インド人女性の結婚観、後継ぎプレッシャー、そして現代インドならではのお見合い結婚か恋愛結婚か、というテーマが盛り上がりました。
伝統的インドの結婚観はかなり伝統的日本の結婚観に近く、女性は結婚したら家と夫を支える、義両親からの男児プレッシャーなど、それぞれ結婚、出産、育児を経てきたインド人女性たちが深く共感している様子でした。

面白かったのが、参加者のインド人女性たちが現代インドにもRoyal Familyがいるにもかかわらず、英王室と日本の皇室を比較していたところです。本のなかで皇室にお嫁入したHarukoやKeikoの感じた苦しみを、ダイアナ妃の苦しみと比較したのです。旧宗主国であるイギリスに現在でも近しい思いを抱いていることを感じました。

現代インドの抱えるレイプ問題にも話題が及び、女性教育の重要性についても強く主張されていました。差別、女性軽視の連鎖を断ち切るためには女性を教育し、家庭内における女性の地位向上を図るべきというのがインド知識層の共通見解のようです。しかしながら15歳の女の子が教育を受け続けたいけれども学校に通うには片道2時間かかり、その2時間の間に暴力の被害者になるかもしれない、それであれば結婚させて男性の庇護下に置こうというとある家庭の選択も紹介され、簡単に女性教育という対策を講じることの出来ない現状も紹介されました。

これまでなんとなく避けていたbook discussionでしたが、司会者の力量もあって本を読み終わったあとの感想を共有するだけでなく、そこから議論を始めて様々な論点を共有することができて、とても有意義な会でした。
英語での読書、がんばるぞー!

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しかしこの本の表紙の絵、皇室がテーマとは思えない。日本人である私には違和感があります。私だけ…?

2015年1月16日金曜日

もうすぐムンバイマラソン!



今週末、日曜日にムンバイマラソンが開催されます。

先日家族がゼッケンを取りに行った際に受け取った協賛品。ジュース、シャンプー、スキンケア、日焼け止め、カロリーオフシュガー、リストバンドに塗る湿布とスプレー湿布。この他のマラソンにも参加していますがここまで協賛品が豪華なものはインドでは初めてです。
毎年、有名な経営者たちも参加するかなり大きな大会です。

私は飴を持って沿道で応援です。皆、無事に完走できますように…!
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2015年1月15日木曜日

超便利!デリバリー容器



デリバリーフードの容器を、作った料理の冷凍保存にとっても便利に使っています。

インド料理やチャイニーズの出前を頼むと入ってくるプラスチックの丸い容器。日本人家庭定番のAi Tofuのおぼろ豆腐の容器も同じです。

煮物なんかを大量に作ってこの容器に一回分ずつ冷凍しておくと、必要なときに蓋を開けて逆さまにひっくり返すだけで凍ったままスポッとお皿やお鍋に入るのです。あとはそのまま加熱して解凍するだけ。少人数家庭なりの省エネです。

湿気の多いムンバイなので一度袋を開けたら使い切りたい乾物の煮物とか、たくさん作った方が美味しいお揚げさんや筑前煮、野菜を使い切りたくてお鍋いっぱいできてしまったラタトゥイユなどを入れて冷凍しています。汁物用の容器なのでカレーやシチューももちろんOK。

このプラスチック容器、立派な入れ物なので捨てられなくて取ってありました(断捨離派だったのですが物資が思うときに思うように手に入らないムンバイにいるので、空き箱なんかが捨てられなくなってしまいました…)。密閉性も高いので持ち寄りパーティやおすそ分けにも便利です。元手がタダなのでくたびれてきたら気軽に捨てられるのもありがたい。

透明なものはスパイスや穀物を収納するのにも使っています。

上から、すりごま、パンプキンシード、アマランサス、砂糖。統一感ないですね(笑)



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2015年1月13日火曜日

シェアします 「これからインドにくる女の子へ1・2」

年末、コルカタ近辺で日本人女性が巻き込まれた痛ましい事件が発生しました。
日本でも大きく報道されたようで、日本の友人によると「インドは危険」的な論調も多かったとか。



事件の起こったコルカタにお住まいの日本人女性のブログbaka positive!!の記事がネット上の色々なチャネルでシェアされていました。とても前向きで大事な内容だと思うので、著者maiさんのご許可をいただき私もシェアさせていただきます。ぜひお読みください。

これからインドにくる女の子へ

これからインドにくる女の子へ 2



インドに暮らすことが決まってからも、暮らし始めてからも、情報収集に務め、現地の慣習を尊重し、無為に危険には近づかないように気をつけて生活していますが、日本の常識とは大きく違う生活だとも思います。北インドと比べて女性が巻き込まれる犯罪が起こりにくいとはいえ、我が家の近所でも婦女暴行事件は多発しています。

だからといって怖い怖いと引きこもったりせず、暮らす土地のルールをよく学んで、前向きに良いところを見て、明るく積極的に楽しんで行きたいと思います。

日本ではリスク=危険と訳されることも多いですが、リスクの本来の意味は良くも悪くも何らかの変化にさらされるという意味だと理解しています。悲しみや苦しみだけでなく、楽しさ、喜びも得られるかもしれない。

実は個人的にはインドは一生ご縁の無い場所だと思っていました。何の偶然かこうして暮らすことになり、嫌なこともあるけれどとっても素敵なところで、来ることができて本当に良かったと思っています。危険を恐れて日本に籠るのではなく、ルールをきちんと知って危険な思いをする可能性を減らし、身近には得られない感動を探しにインドにいらっしゃる方が絶えなければいいと願っています。

最後になりましたが今回不幸にも被害にあってしまわれた女性の肉体的、精神的回復を心からお祈りしております。

※今回の記事はmaiさんの記事をシェアさせていただきましたが、記事内容等については当ブログの管理人まりぼんの責任で書かせていただいておりますことをご理解くださいませ。


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