2015年1月18日日曜日

乾物おうちご飯

長い間常温で保存できる乾物にお家ご飯和食部門は支えられています。

ひじき、わかめ、昆布にかつお節、高野豆腐、切り干し大根、干し椎茸。ごぼうやれんこんの干したものとか、糸こんにゃくの乾燥したものが売っているのはインドに住むようになって初めて知りました。

日本では出汁として使う程度だったのに、現在は和食の日は必ず何がしかの乾物にお世話になっています。和食にすれば油もほとんど使わないし、栄養価も高いらしいし、外食頻度が減ったこともあって日本にいるより健康的な食事かも!?

乾物を使えば常備菜も楽勝。冷蔵庫から出してお皿に並べるだけなのにちょっとしたデリごはん風に見えるので何やらトクした気分です。

大概たっぷりできて何日目かにリメイクに頭を悩ますので、誰か食べにきてくれないかな(笑)。

切り干し大根、切り昆布、干ごぼう、乾燥しらたきを使用。盛り付けが気取ってます(笑)




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しまってある引き出しが乾物臭くなるのが悩みの種です。

2015年1月17日土曜日

読書会

The Commoner

ある程度教育を受けたインド人女性の間ではbook clubというアクティビティが一般的なようです。ソーシャル活動の一環の模様。

読書はとても好きなのですが英語で読むのは時間がかかるので、いつも課題図書を終えることができず、なんとなく参加しないでここまで来ました。先日、日本を題材にした本を読むから参加しない?とお誘いを受けたので期日ギリギリまでかかって何とか本を読み終え、初めてのbook discussionに参加してきました。

課題図書はThe Commoner。アメリカ人作家John Burnham Schwarzが日本の皇室、とくに民間から皇室入りした美智子様、雅子様をモデルに書いたフィクションです。日本語訳が出ていないか探したのですが無かったので残念ながらカンニングは出来ませんでした…。

参加者が完全に女性の会だったので、インド人女性の結婚観、後継ぎプレッシャー、そして現代インドならではのお見合い結婚か恋愛結婚か、というテーマが盛り上がりました。
伝統的インドの結婚観はかなり伝統的日本の結婚観に近く、女性は結婚したら家と夫を支える、義両親からの男児プレッシャーなど、それぞれ結婚、出産、育児を経てきたインド人女性たちが深く共感している様子でした。

面白かったのが、参加者のインド人女性たちが現代インドにもRoyal Familyがいるにもかかわらず、英王室と日本の皇室を比較していたところです。本のなかで皇室にお嫁入したHarukoやKeikoの感じた苦しみを、ダイアナ妃の苦しみと比較したのです。旧宗主国であるイギリスに現在でも近しい思いを抱いていることを感じました。

現代インドの抱えるレイプ問題にも話題が及び、女性教育の重要性についても強く主張されていました。差別、女性軽視の連鎖を断ち切るためには女性を教育し、家庭内における女性の地位向上を図るべきというのがインド知識層の共通見解のようです。しかしながら15歳の女の子が教育を受け続けたいけれども学校に通うには片道2時間かかり、その2時間の間に暴力の被害者になるかもしれない、それであれば結婚させて男性の庇護下に置こうというとある家庭の選択も紹介され、簡単に女性教育という対策を講じることの出来ない現状も紹介されました。

これまでなんとなく避けていたbook discussionでしたが、司会者の力量もあって本を読み終わったあとの感想を共有するだけでなく、そこから議論を始めて様々な論点を共有することができて、とても有意義な会でした。
英語での読書、がんばるぞー!

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しかしこの本の表紙の絵、皇室がテーマとは思えない。日本人である私には違和感があります。私だけ…?

2015年1月16日金曜日

もうすぐムンバイマラソン!



今週末、日曜日にムンバイマラソンが開催されます。

先日家族がゼッケンを取りに行った際に受け取った協賛品。ジュース、シャンプー、スキンケア、日焼け止め、カロリーオフシュガー、リストバンドに塗る湿布とスプレー湿布。この他のマラソンにも参加していますがここまで協賛品が豪華なものはインドでは初めてです。
毎年、有名な経営者たちも参加するかなり大きな大会です。

私は飴を持って沿道で応援です。皆、無事に完走できますように…!
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2015年1月15日木曜日

超便利!デリバリー容器



デリバリーフードの容器を、作った料理の冷凍保存にとっても便利に使っています。

インド料理やチャイニーズの出前を頼むと入ってくるプラスチックの丸い容器。日本人家庭定番のAi Tofuのおぼろ豆腐の容器も同じです。

煮物なんかを大量に作ってこの容器に一回分ずつ冷凍しておくと、必要なときに蓋を開けて逆さまにひっくり返すだけで凍ったままスポッとお皿やお鍋に入るのです。あとはそのまま加熱して解凍するだけ。少人数家庭なりの省エネです。

湿気の多いムンバイなので一度袋を開けたら使い切りたい乾物の煮物とか、たくさん作った方が美味しいお揚げさんや筑前煮、野菜を使い切りたくてお鍋いっぱいできてしまったラタトゥイユなどを入れて冷凍しています。汁物用の容器なのでカレーやシチューももちろんOK。

このプラスチック容器、立派な入れ物なので捨てられなくて取ってありました(断捨離派だったのですが物資が思うときに思うように手に入らないムンバイにいるので、空き箱なんかが捨てられなくなってしまいました…)。密閉性も高いので持ち寄りパーティやおすそ分けにも便利です。元手がタダなのでくたびれてきたら気軽に捨てられるのもありがたい。

透明なものはスパイスや穀物を収納するのにも使っています。

上から、すりごま、パンプキンシード、アマランサス、砂糖。統一感ないですね(笑)



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2015年1月13日火曜日

シェアします 「これからインドにくる女の子へ1・2」

年末、コルカタ近辺で日本人女性が巻き込まれた痛ましい事件が発生しました。
日本でも大きく報道されたようで、日本の友人によると「インドは危険」的な論調も多かったとか。



事件の起こったコルカタにお住まいの日本人女性のブログbaka positive!!の記事がネット上の色々なチャネルでシェアされていました。とても前向きで大事な内容だと思うので、著者maiさんのご許可をいただき私もシェアさせていただきます。ぜひお読みください。

これからインドにくる女の子へ

これからインドにくる女の子へ 2



インドに暮らすことが決まってからも、暮らし始めてからも、情報収集に務め、現地の慣習を尊重し、無為に危険には近づかないように気をつけて生活していますが、日本の常識とは大きく違う生活だとも思います。北インドと比べて女性が巻き込まれる犯罪が起こりにくいとはいえ、我が家の近所でも婦女暴行事件は多発しています。

だからといって怖い怖いと引きこもったりせず、暮らす土地のルールをよく学んで、前向きに良いところを見て、明るく積極的に楽しんで行きたいと思います。

日本ではリスク=危険と訳されることも多いですが、リスクの本来の意味は良くも悪くも何らかの変化にさらされるという意味だと理解しています。悲しみや苦しみだけでなく、楽しさ、喜びも得られるかもしれない。

実は個人的にはインドは一生ご縁の無い場所だと思っていました。何の偶然かこうして暮らすことになり、嫌なこともあるけれどとっても素敵なところで、来ることができて本当に良かったと思っています。危険を恐れて日本に籠るのではなく、ルールをきちんと知って危険な思いをする可能性を減らし、身近には得られない感動を探しにインドにいらっしゃる方が絶えなければいいと願っています。

最後になりましたが今回不幸にも被害にあってしまわれた女性の肉体的、精神的回復を心からお祈りしております。

※今回の記事はmaiさんの記事をシェアさせていただきましたが、記事内容等については当ブログの管理人まりぼんの責任で書かせていただいておりますことをご理解くださいませ。


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2015年1月12日月曜日

おすすめムンバイ本

と言ってもガイドブックではありませんが…。

※今回ムンバイを旧称のボンベイと書くのはご紹介する小説がムンバイと名前を変える前のこの街が舞台だからです。

1. シャンタラム
    グレゴリー・デイビッド・ロバーツ著

オーストラリア人脱獄犯のリン・シャンタラムがボンベイに逃れてきて、当地マフィアの仲間になって活躍する話。著者の自伝的小説だとのことで、実際の地名やレストラン名がたくさん出てきます。普通なら知りえないボンベイマフィアの世界、スラムの生活と経済、ディープなボンベイの見どころもたくさん。個人的に気になっているのはスタンディングババのアーシュラム。座らないことを自らに課し、眠るときも起きているときもとにかく立って祈り続ける修行者のいる場所だそうです。今でもあるのかな。文庫にすると上中下巻の長大な小説ですが、お友達に借りて2日ほどで一気読みしました。止まらない!

ジョニーデップ主演で映画化されるとかされないとか。アフガニスタン戦争に遠征にまで行く長大な物語をどう2時間にまとめるのか。楽しみです。




2. サーカスの息子
     ジョン・アーヴィング著

日本語訳は現在絶版のようですね。残念。図書館や古書店でお探しください。英語版は書店で手に入ります。
カナダ籍のボンベイ人、ダルワラ医師。定期的にボンベイに戻ってきては自身の研究と診察を行っています。実は人気映画シリーズの脚本家という裏の顔を持っています。主演俳優は息子のように思っているジョン・D。映画を模倣した娼婦の連続殺人が起こって…。現代文学の奇才アーヴィング×混沌の国インドはすごい化学反応。小人の研究の過程で近しくなったヴィノドの巻き起こすどたばたもインド的で楽しい。

前半は読むのが大変だったけれど、後半になるにつれて一気呵成にまとめに入ってとっても楽しい読後感でした。たまにゴルフや食事やお茶をさせてもらうWillingdon Clubというスポーツクラブを中心に物語が展開していくので私としてはとっても身近に感じます。



あとはタブッキの「インド夜想曲」にもボンベイが登場します。こちらも夢に招かれたような気分になれる素敵な本。
ムンバイは関係無いけれど、主にベンガル系NRI(Non Resident Indian インドに住んでいないインド人)が主人公の美しい小説を書くジュンパ・ラヒリも好きなインド系作家です。

その街が舞台の本をその街で読むのは格別です。さらに日本語で読めたら至福のとき!




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2015年1月10日土曜日

おいしい北インド料理レストラン Punjab Grill

夫婦ともども辛い物OK、インド料理もOK、かなりローカルなところも大丈夫(これは私だけ)、そしてお腹も丈夫と、丈夫に産んでくれて柔軟な味覚に育ててくれた親に感謝したいインド向きのスペックです。更に、郷に入りては郷に従え、インドでの外食はインド料理が外さない気もしたりしています。

そんな我が家の定番外食北インド料理の一つは、Lower Parel Palladium PhoenixのPunjab Grill。
南ムンバイ唯一のショッピングモール内なので何かと便利だというのも理由ではありますが。

こちらで必ず頼むのはMasala PapadとTandoori Murgh。
Masala Papadは豆の粉をローストもしくは揚げたパリパリのおせんべいの上に生玉ねぎ、生トマト、コリアンダーリーフ(パクチー)、チャートマサラ他スパイスを混ぜたものをのせたもの。こちらのサイトに写真と作り方が詳しく載っています。
Tandoori Murghはタンドーリチキンです。ジューシーでアツアツでほんとうにおいしい。

他は毎回変えていますが、何を選んでも楽しんでいます。
モールの中のレストランですが侮れません。
シェフはパンジャブ人のシーク教徒のようです。Bhaag Milkha Bhaagという映画を見た直後に入ったときはかなり盛り上がりました笑。(主人公ミルカがパンジャブ人のシーク教徒だったので。)

とはいえ全然ローカルレストランではなく、こちらは高級インド料理レストランです。
内装がキラキラでとってもゴージャス。インドっぽいけど品も良くて一見の価値ありです。最近外食頻度がかなり低いので、行くと特別な気分を味わえます。
お酒も出るし、トイレはモールの水洗だし、キレイ好きな方にもおすすめできます。個人的にはここのナプキンの滑らかさに来印以来夢中です。

ムンバイだと他にGhatokoparとJuhuに店舗があるようです。ムンバイ空港のスナック店も系列ですがそちらは別物です。

ほんの1年半前は1組6人以上の大人数家族グループが当たり前で、2人で行く我々(インド料理は非インド人のお友達を誘いづらい!)は肩身が狭かったものだけど、ここ最近は2人連れグループが圧倒的に増えていてびっくりしました。こんなに急速に社会って変化するものなのかな?



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