南ムンバイの名物ベーカリーといえば、Yazdani Bakery。オフィスが立ち並ぶフォート地区にある、100年以上前の古い建物に入っているパン屋さんです。
このお店のたたずまいに好みが分かれるところかとは思いますが、私はここのレーズンパンがお気に入り。
なんとこの味のある建物、100年前は日系銀行だったとか。時の移り変わりを感じます。
昔はこんなパン屋さんがたくさんあったということですが、現在では観光ガイドブックにも載るくらい南ムンバイ唯一の存在になってしまいました。
いつ行っても出会えなかった名物アップルパイ焼き上がり時間を先輩マダムに教えて頂いたので、焼き上がりの3:30に合わせて行ってみました。
2人だったので、あつあつのチャイと、こちらも名物のバター付きパンBun Maskaを半分こします。
どちらも美味しいー!
ふわふわのレーズンパンを半分に切って、有塩バターをたっぷり。カロリーのことはこの日だけは考えてはいけません。
お付き合い頂いたマダムによるとバターはAmul社のものだったそうです。さすがマダム、良く見てる!
店内はこんな感じ。
左側奥、職人さんが立っているその奥が厨房になっており、焼き立てパンがどんどん出来上がってくるのが見えます。
お茶を飲む前に取り置きしてもらったアップルパイ、あっという間に売れていって、私達が座っていたほんの30分くらいの間に残り2つくらいになっていました!
シナモンが効いたリンゴとレーズン、そしてスポンジ生地がぎゅっと詰まった懐かしい味でした。
1個2ルピーの焼き立てのPav、私のお目当てBun(10ルピー。レーズンが入っていてふわふわで美味しいのです!)、そしてアップルパイ(これは80ルピーだったかな?)を買って、ほくほく大満足でお店を後にしたのでした。
インドにいるとどうしてもふわふわ日本風のパンに飢えるので、ふわふわパンが買えるお店はムンバイではとても貴重です。
今でも薪オーブンでパンを焼いているそうで、素朴で素直な美味しいパンがいつでも楽しめます。喫茶コーナーもひっきりなしにお客さんが訪れ、相席も当たり前。
お店の人は一人だけ英語が通じるのですが、注文に困ると聞いていた隣席のお客さんたちが大概通訳してくれます。普通のインド人はみんなちょっとおせっかいでとても優しいのです。
持ち帰ったパンはふわふわなうちに1つずつラップで包んで冷凍して、パンな気分の朝温めて焼き立て気分を楽しみます。
ある朝、夫がこのふわふわレーズンパン(とはいえレーズンはあまり多くない)にドライカレーを入れることを主張しました。
それは、当地名物ストリートスナックのPav Bhaji(wikipediaにリンク)では…
最も身近な存在がいつの間にかムンバイ上級者の仲間入りを果たしたことを図らずも確認してしまった朝でした。
私はまだそこまでの気分になれないのでしばらくはおとなしく、そのままのパンの味を楽しみたいと思います。
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