2014年12月12日金曜日

ムンバイ在住邦人の地理的隔絶

 

 
半島のように南北に細長いムンバイ市。
商業港としてイギリス人に開発された街の多くがそうであるように、ここムンバイも港のある半島の先端、南側が旧市街です。観光される場合は南に見所が集まっているので南の滞在が便利だと思います。人口爆発、地価急上昇中のムンバイで住居を探すとなると話は全く異なります。

まずオフィスの場所が旧市街にあるとは限りません。十分な広さと充実した設備を求め、多くの企業がBKCという南のオフィス街であるナリマンポイントから車で1時間ほどの新しく開発されたビジネスエリアにオフィスを移転しています。距離にするとほんの20キロなのですが、悪名高いムンバイの渋滞のために1時間ではたどり着けないこともままあります。数年前に米国領事館が移転し、日系を含めたくさんの外資系企業がBKCに入居しているそうです。日本の深夜放送されていた通販番組で、タレントのアンミカさんがムンバイにダイヤモンドを買い付けに来る場面の映像はBKCでした。近代的なオフィス街です。
そしてBKCよりもう少し北のムンバイ空港周辺や、半島から大陸側に渡ったナビムンバイに事務所を構える会社もあります。

さらに複数のインターナショナルスクールも、それまであった南のキャンパスから北に移動しました。

前述した快適とは言えない交通事情もあり、オフィスや学校の近くに住む方が何かと都合もいいので空港近くの外国人も多く住むバンドラというエリアやその更に北の綺麗な住宅地であるポワイに多くの日本人は分散しています。かつては市南部のある丘に多くの日本人駐在員が集中して住んでいたそうですが、現在ではその数も少なくなりました。

我が家はその中では比較的南に住んでいる方なので、お友達と会う時などは移動手段の確保などなかなか頭を使います。ポワイまで我が家からたったの17キロ。この移動に大体1時間、悪いと2時間以上(私は最長3時間を経験したことがあります…)かかるムンバイの道路環境が恨めしい…!



にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿