2014年12月27日土曜日

年の瀬お菓子作りブーム

インドに来て以来お菓子なんてほとんど作ってこなかったのに、ここにきて1週間ほどの間に5つも作ってしまいました。

クラフティ2種、いちごのバルサミコソテー、コンポートにカスタードパイ…日ごろ減らない白砂糖が驚くほど消費されていきます。

不器用なので見た目は良くはありませんが、こってりチョコレートにバタークリームべったり、もしくはすましバターと砂糖シロップ漬けのインドのお菓子屋さんとは全く方向性の違ったお菓子が食べられて、あぁ日本風のレシピって日本人の味覚に合うんだなぁとしみじみ。日々の生活に慣れてくるにつれ、我慢して覆い隠してその存在を忘れていた欲求があらわれるのに驚かされます。

インターナショナルスクールが休みに入り、友人たちがクリスマス休暇に出かけ、私が教えている学校の連日のクリスマスコンサートもようやく終わり(3週間近くほぼ毎日!最後のほうは子供の体力も限界でした…)やっと私も年末モード。夫の仕事納めも近いので、買ってきたばかりのベーキングパウダーを使ってもう一台、おつかれさまケーキを焼こうかな。

我が家もお正月にはインドを脱出します。ゆっくりとお風呂に浸かってのんびり過ごそうと思います。
1月から日々のつぶやきを細々と綴り始めた当ブログもほぼ1年続き、ここのところのアクセス数は当初からは考えられないほどになりました。お付き合いくださいましてほんとうにありがとうございました。

どうぞ皆様、良いお年をお迎えくださいませ。来年もよろしくお願いいたします。


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2014年12月26日金曜日

鍵屋さん

玄関の鍵を交換することになりました。

家のメンテナンスをしてくれるエージェントは以前はスペアキーを作ってきてくれたのですが今回は、僕は時間ないから奥さん用の鍵は自分で作ってきてね元キーはこれ一本しか無いからなくさないでねーと言い置いてクリスマス休暇に出かけてしまいました。

ちょっと特殊そうな鍵だったので、然るべき鍵屋さんに行かなきゃいけないのではと思って休暇にそわそわしている彼を捕まえて確認したところ、Nana ChowkのKrishna Hotelの隣にある鍵屋に行ってください、有名だからすぐわかります!と教えてくれました。

実にアバウトな案内ですが仕方ない。翌朝、運転手さんと共に突撃。

インドの不思議なところは、近くに行ってその辺りの人に道を聞くと必ず何かしらの答えが返ってくるところ。その情報が正しいかどうかはともかくその瞬間の目標が出来るのでとにかく動き続けられます。で、わからなくなったり教えてもらったところになかったらまたその辺の人に聞く。
日本とシンガポールで同じことをしたら、さぁ…、とか、わかりません…、とか、答えが返ってこないことがほとんどで、携帯も無いのでGoogleMAPも使うことができず、途方に暮れてしまいました。

今回は都合5人に聞いたところで目的の鍵屋さんに到着。
「有名な」鍵屋さんと言われてきたのでてっきり店舗を構えているのかと思いきや、やはりそこはインド、道端鍵屋さんでした。期待を裏切らないね!



他の鍵屋さんと比べると立派な機械を持っていて、お客さんもひっきりなしにやってきます。当初1本200ルピーと言われたのですが、エージェントから価格を事前に聞いていたので150ルピーでやってもらいました。機械にセットして鍵の溝を読み込みながら、ドリルで金属板に加工していくのは職人さんの腕の見せどころ、の模様。



作業は3分ほどで完了し、コピーした鍵もドアにぴったり合って一安心。
Nana Chowkの交差点に面してある食堂のほうのKrishna Hotelに向かって数件左手に何軒か並んでいます。同じ交差点にSri Krishna Hotelという宿泊用ホテルもあるので紛らわしいですが、迷ったら聞く!を続けて探してみてください☆


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ブログ村からカテゴリー追加の連絡が来ました。そんなことあるんだ…。インド情報に加えてムンバイ情報にも登録されたみたいです。

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2014年12月25日木曜日

クリスマスディナー

温暖な気候で年末の実感が出ないムンバイです。
去年は行きがかり上避けられない流れでチキンカレーでクリスマスを祝ったので、今年は多少凝ったものを食べたいと思いお料理上手なお友達と3人で朝からキッチンに立ち、ものすごい勢いでお料理をしました。

メニューは、インドで手に入る材料で、特別感があって、家庭でも作れるレシピを探して以下の3品。

野菜のゼリー寄せ




ほうれん草、マッシュルーム、ベーコンのキッシュ




えびとほたてのブロシェット アメリケーヌソース


デザート用にフルーツも用意していたけど怒涛のように働いて力尽きてしまい、ケーキは外注。Taj Palace Hotelのベジタリアン向け卵なしパイナップルケーキは軽やかなクリームで意外と美味しいのでノンベジでも楽しめます(それしか残っていなかったんだけど)。
スパークリングワインがスーラしか手に入らなかったのが残念だったけれど、立派なメニューに夫もとても喜んでくれました。

広いムンバイで3家族が同じメニューでクリスマスを祝っているのはなんだか不思議ですが、人に恵まれ支えてもらって生きているのを実感できる幸せな夜でした。

メリークリスマス☆





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我が家のサンタは国境の壁に阻まれて入国できなかったらしいです…。

2014年12月23日火曜日

コーヒー豆事情の続き

先日、ムンバイ・コーヒー豆事情の記事のなかでDevan'sの通信販売を試してみると書きましたが…

早速注文してみました!

木曜日にDevan'sのサイトで発注したところ、「注文ありがとう。確認のメールが届くから待っててね。商品は3-5営業日でお届けします。」のメッセージとともにさらっと注文処理は完了。

ところが待っても全く注文確認メールは届かず、あーこれは、サイトを構築したけれども活用されていないパターンかなー、モノも来ないかもなー、と半ば諦めの気持ちでした。

ところが翌月曜日、宅配便業者から電話が。今から届けに行くので代金を用意して待っているようにという在宅&手元に現金があるか確認でした。

しばらくして業者到着。モノを確認し、代金を支払って無事注文した商品をすべて欠けることなく受け取ることができました。

こんな包み。紙で包んでビニールでさらにくるんである。下の紙が請求書です。
早速注文したコーヒーの中からオーガニックアラビカコービーの袋をみてみます。
ローストした日の日付が!

パッケージは素っ気ないのですが、なんと焙煎日が書いてあります!注文した翌日にローストしてくれたみたい!嬉しいー!

コービー豆も生鮮食品だそうなので、新鮮なうちに一杯いただきました。


美味しい~!!!
ソムリエさんみたいなことは言えませんが、苦みが強すぎずさわやかでベリーの様な香りも感じられて、とっても幸せ。チョコレートを添えたもののコーヒーがとっても美味しかったのでお菓子抜きで幸せにいただきました。

折しもこの日、友人がhuffingtonpost indiaの記事から「インドではあらゆるものがネット経由で手に入る」の議論を展開していました。ちなみにこの記事の内容はインドでタブーとされているSex product(失礼!)がネットで買える話。

欲しいものが見つからなければインターネットを探す。インドの新しいお買い物ルールかもしれません。

コーヒーベルト。南インドのKoorgが有名。
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2014年12月22日月曜日

南ムンバイ・クリスマスツリーが買える場所



もはや来年のための覚え書きになってしまいますが…

先日クロフォードマーケットで買い物をしていた時にクリスマスグッズ屋さんを見かけました。ツリーにオーナメント、トナカイの置物など、インドらしくチープでハデハデながらも一通り揃っていました。サンタの柄のペーパーナプキンも!

クリスマスまであと数日だというのにお店は大にぎわいで、お祝いが終わってもいつまででも飾りを残しておくインドらしい光景でした。

ツリーのお値段は5フィート≒150cmで800ルピー、6フィート≒180cmで1200ルピー。もちろん生木ではありませんがインドにしては良くやっているかと思います。
松の木ツリーというのもあって、そちらは5フィートで2500ルピーでした。松の木でツリーってどこの文化なんだろう??

お店の名刺をもらったところ名前がAl Madina Stores。名前からして明らかにムスリムの経営です。モハメド(オーナーの名前)から買うクリスマスツリー。

Al Madina Stores
Crowford Market Shop no. 12/13

季節の装飾品とパーティグッズが揃うようです。
お誕生日パーティの飾り付けをお探しの際にも良いかと思います。

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2014年12月21日日曜日

断水21.5時間



ある朝お手伝いさんが出勤して早々、「10分後から断水です」と教えてくれました。

その日の朝9時半~翌朝7時まで断水が行われるとのことで、慌てて水を使うお掃除を開始。洗濯は時間切れになると思われるため回せず…

幸いなことに下水は止まらないとのことで最低限のニーズは満たされるのですが、急な話に(主に遅刻してきたお手伝いさんが)大忙しの朝を過ごしました。

ここ数日バタバタしていてマンションの掲示板を見ないで過ごしていたのですが、もしかして、と思って見に行くと3日前の日付で「工事のため断水。必要な水は予め汲んでおいてね」の掲示がされていました。やはり掲示板は2日に1回は見ないといけない!ちょこちょこと来客予定のある週だったので、お客様のいらっしゃる日でなかったのがせめてもの幸いです。

掲示板をまめに確認する努力だけでなく、メールでも連絡をもらえたら助かるなと思い管理組合のオフィス頼みに行ったついでに聞いたところ、今回の断水の理由は水不足ではなくマンションの給水システムのポンプ工事だと教えてくれました。夜中の12時には工事は終わる予定だけれども一応そこから朝7時まで余裕を見て断水時間を決めました、もしかしたら12時を過ぎたら使えるかも、と。なかなか計画的です。

断水が始まってみて意外と不便だと感じたのは、手を洗いづらいこと。トイレの後はもちろんですが、何かと埃っぽい今の時期、外出から帰ったあと、買ってきた野菜や果物をしまうとき、デリバリーボーイにお金を払った後、など、1日に何回も手を洗いたくなります。別に私が潔癖症なわけではない(どちらかというと雑な性格)はずですが、あ、結構何回も手を洗っているのだなーと改めて感じました。

今回はお手伝いさんが気を利かせてバケツにいっぱい水を汲んでおいてくれたので、幸いにも手を洗いたい欲求は十分に満たされたのですが、私は水を汲み置くことすら考えなかったので、今日は彼女にとっても助けられた一日でした。

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結局夜中の12時には終わらなかったらしく、翌朝7時にお水は開通。やるじゃん!

2014年12月20日土曜日

宅配魚屋さんPescafresh

ムンバイを含む西インド海岸地方の郷土料理をコンカン料理と言うそうですが、多様な魚カレーやエビカレーがあり、シーフードはムンバイ人にとって身近な食べ物です。

ところが、シーフードを入手するのは結構な決意のいる作業です。作業というより苦行かも。私の知る限り、大きく分けると3つの方法があります。

1.買いに行く
冷蔵輸送、冷蔵保管の意識が発達していないので、基本的には常温で売られたものを買うことになります。炎天下の路上でお婆さんがエビや魚を地面に並べて売っているのは衝撃的ですがよくある光景。Sassoon Dockという魚が水揚げされる場所に早朝に行って買うとか、Crowford MarketやNana ChowkのGrant road marketで買うという方法もあります。
クロフォードやグラントロードは屋根付きマーケットなので一応直射日光は当たらないようになっています。でもこちらも氷をいっぱいに巡らせているとか、常に水を流しているとかそういう築地的な設備はありません。

マーケットにせよ路上にせよ、だいたい決まった場所で継続して販売するので魚介が常温で発酵・腐敗して行く匂いが魚売り場には染み付きます。干物のくさやのような匂いです。臭い!

2.売りにくる
魚の行商人の話も最近聞きました。大きなコンプレックスでは玄関ドアまで来てくれて、頼むとその場に新聞紙をひいて魚をさばいてくれるそうです。彼が去ったあとは新聞紙を捨ててももちろん臭いけど、マーケットで匂いにまみれるより良いし、やっぱり自分の目で状態を確かめて買えるのは良いと思います。

3.注文して届けてもらう
行商人の来ない我が家ですが魚は食べたい。でも臭いところや足元がぐちゃぐちゃのところには行きたく無い。ということで少々割高ですがこの第3の方法をを利用しています。その名もPescafresh。電話注文後、当日配達してくれる魚屋さんです。

まずは朝、ペスカ〜に電話すると、英語を話すオペレーターが今日の水揚げを教えてくれます。日によって、西インドならではのポンフリット(マナガツオ。こちらでは最高級魚)、スルメイ、ボンビル、ラワスといった地元の人が愛する魚の他に、鮪、鯖、鰹、ロブスター、蟹、ムール貝、イカ、エビなどがあります。たまにタコが揚がることも有るそうです。毎日全部有るわけではありませんので、明後日はどうしても鯖の塩焼きにしようなんていう計画は全く不可能ですが、それでも有るだけありがたい。

まずは必要な種類と重さを指定してらその後処理方法を指定します。3枚下ろし、えびの殻向きはもちろん、背わたまでとってくれます。取った殻や骨も欲しいといえばちゃんと持ってきてくれます。下処理をすると実際食べる部分の重さがどうなるかまできちんと教えてくれます。もちろん料金は下処理前の重さを基準に課金されます。
配達は大概指定時間通り、発泡スチロールに氷をいっぱいに詰めて、ペスカのポロシャツを着た青年が届けてくれます。ドア口で商品を確認し、料金を支払っておしまい。

ムンバイ標準で考えると文章が乱れてしまうほどきちんとしています(笑)。

ビビりな私はその魚がどのような過程を通ったにせよ結果的には冷たい状態で手元に届くことがありがたく、このサービスを利用しています。どの方法を取るにせよ6月〜10月のモンスーン時期は漁に出られないらしくシーフードがほとんど手に入らないので、まさに今が買い時、食べ時。
今年のクリスマスディナーのために大きめのエビを注文しようかな。

Pescafresh

ムンバイ全域の他、Thane, Bangalore, Hyderabad, Delhiでもサービスを展開し始めたようです。

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2014年12月19日金曜日

ヒンディー



恥ずかしながらインドに一年半いて未だ、ほとんどヒンディー語が話せません。

お友達の中には積極的にヒンディーを習って話すのみならず読み書きまで出来るようになっているスーパー駐妻さんが何人もいます。みなさんの努力と向上心に頭が下がります。英語も覚束ないのにヒンディーまで始めたら私の脳みそはパンクする、というのが私の言い訳。

多くのムンバイ人は英語が話せます。彼らの母語はマラーティ(ムンバイのあるマハーラシュトラ州の言語)かヒンディーか英語か両親の出身地の言語で、学校では英語で数学や社会やその他の教科を習うし、高所得者層の家庭内での会話は英語です。低所得者層も収入の向上のために語学が有効ということを知っているので子女の英語学習には前向きであると感じます。八百屋さんなんかに行くと店主のオジさんよりその子供と思われる少年のほうが英語が出来ることが多い。マーケットなど人の多いところでは3人に1人(私の肌感覚です)が英語がわかるので、通訳してくれます。基本的に市井の人々は親切です。

とはいえ私も少なからずヒンディーしか通じない方と1対1でコミュニケーションをとらなければいけない場面があることも確かです。その代表がタクシー。
働き蜂と呼ばれる黄色と黒のローカルキャブ、予約して来てもらう無線タクシーの運転手さんはほとんど英語がわかりません。私はヒンディーがわからないので英単語とヒンディー単語、地名の固有名詞で何とか乗り切ります。

すべてカタカナ発音で通じるのですが、

はい (ハー)
いいえ (ナヒン)
ヒンディー語ダメ (ナヒンヒンディー)

タクシーを呼んでください (タクシーブライエ)
~に行ってください (~チャリエ)
ここで止まってください (ヤハンローケ)
いくらですか (キトナーカハェ)

真っすぐ (シーダ)
中 (アンダル)
上 (ウッパル)
下 (ニーチェ)
前 (アゲ)

などなど。

買い物では
レモン (ニンブー)
コリアンダー (ダニヤ)
葉 (パッタ)
カレーリーフ (カリーパッタ)
ヨーグルト(ダヒ)
塩(ナマック)
チーズ(パニール)
ミル ク(ドゥード)
水 (パニー)
なども必要に迫られて言えるようになりました。

その他、英単語がそのまま用いられていることもあって、
Uターン (ユーターン)
右 (ライト)
左 (レフト)
信号 (シグナル)などはどの運転手さんに言っても通じます。

新しい言語を習得するには最適な環境。スーパー駐妻のみなさんにあやかって、単語で最低限の意思疎通をするだけでなくせめて文章が言えるようになろうと夫の本棚からヒンディーの本を引っ張り出してお勉強を始めました。長続きするといいけど…。
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2014年12月18日木曜日

ムンバイ・コーヒー豆事情



我が家は夫婦揃ってコーヒーが好きで、日本にいる時から美味しいコーヒー豆屋さんを探しては飲むときに豆をひいてから淹れていました。
インドもコーヒーの産地なので、きっと美味しい豆が手に入るのだろうと楽しみに引っ越してきたのですが、ムンバイでは結構入手に苦労しています。

最初はデリーの老舗コーヒー屋さん、Devan's Coffeeの豆がスーパーに売っているのを見つけて買ってみたのですが、残念ながら古かったらしく味も香りも無くて飲み切れませんでした。

ムンバイの高所得インド人層にリサーチしても、あまりコーヒーを飲む習慣が無いらしくCafe Coffee DayとかStarbacksで買えるよ〜と言われる程度。CCD(とこちらでは略します)はインドの有名コーヒーチェーンです。カフェチェーン、他にはCosta Coffeeなども有るのですがStarbucksも含めてブラックコーヒーが美味しいと思えたことがなく、食指が動きません。ちなみにインドのスターバックスはインド産の豆を使用しています。みるみる間に店舗が増えていて、若年富裕層を中心に好意的に受け入れられています。ショートサイズのラテが税金込みで150ルピー程度なので日本よりも僅かに安いですが殆ど変わりません。

そんな、コーヒー豆の入手先に悩んでいたある時、お友達の家で飲ませてもらったコーヒーが美味しかったので教えてもらって買い始めたのがデリーのコーヒーロースターBlue Tokai Coffee。通信販売を受け付けていて注文を受けてからローストして配達してくれる、インドでは珍しいスタイルのコーヒー豆屋さんです。ローストしたての豆を届けてくれるところが気に入って何度か注文したのですが、たまにハズレのパックがあることに気付きました。お店に味が通常とは違うと連絡すると交換もしくは返金を申し出てくれるので良心的なお店だと思います。

そして昨晩、このブログを書こうと見ていたDevan's coffeeのサイトでこちらも通信販売を受け付けていることに気づきました。オーダーへのレスポンスや配達状態、豆の新鮮さなどこれから試してみてまた私なりの感想を後日ご報告したいと思います。

せっかくコーヒーの産地インドに住んでいるのだからインドの豆を美味しく飲みたい。そんな単純な願いを叶えるための旅はまだまだ続きそうです。
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2014年12月17日水曜日

買い物難民

 

自分の満足できるレベルの新鮮な野菜や果物をどこで買うかという話です。

食料品の買い物方法は人それぞれで、自分で買い物に行かれる方、お手伝いさんに任せる方、行商人がドア口まで売りに来る家、決まった八百屋さんに配達を頼まれる方など入手形態は様々なようです。お手伝いさんにお料理もお願いしている家庭は材料調達までお手伝いさんにお願いしている傾向が強いかもしれません。

私にとっては料理も趣味の一環なので、この仕事をお手伝いさんに譲る気はありません。従って材料調達も自分でするのですが、モールのスーパーは新鮮ではないし、地元のマーケットはスラムに近接しているということもあってB級品が揃っているのでどうしても時間のない時にしか利用しません。いつ来るかもわからない行商人を気長に待つのも性に合わないし、そもそもあまり行商人が入ってきてくれるマンションでもないので出かけた先で買うことになります。どこで買うか。それが最近の悩みです。

以下少々南ムンバイのローカルマーケット事情です。あくまで私見ですが:

•南ムンバイのローカルマーケットの中でとびきりのいいものが揃うのはBreach Candyエリア。ただし値段も高く、外国人も多く買い物するので外国人価格を提示されます。ブロッコリー一房200円とか、下手したら日本より高い。

•Byculla駅の東側には野菜と果物の卸売り市場があってもちろん新鮮なのですが、大量買いをしないと売ってくれない傾向にあります。玉ねぎ2キロ、茄子2キロ。少人数家族なので少々しんどい。

•Nana Chowkは交通の要所で、ローカルマーケットでも有名です。我が家からは少し遠いのと、普段通る道から外れているのでこちらも行きづらく。

•Crowford Marketは地球の歩き方にも載っているムンバイ最大の屋内市場です。オクラからペット、カーテンまで何でも売っています。遠いとはいえよく通るのでここを買い物場所と決めるのは良いかもしれません。周囲の道が常に大混雑しているのでちょっとバナナを一房買いにいく、という訳にはいきませんが。

•Ridge Streetというところにあるお肉屋さん周りには八百屋さん、果物屋さん、乳製品店、食料品店が固まってあるので、お肉を買いに行くついでにここで野菜とフルーツを買ったりもします。ここは、特に果物は高め。

•Carmichael Roadにも何でも屋さんを中心とした小さなマーケットがあって、そちらで買い物をすることも。日によって果物のラインナップに波があって、パパイヤしかなかった日は外れ(私たち夫婦はパパイヤが苦手)。

•Pedder Roadのジャスロック病院横のT字路にも小さなマーケットが。パン屋、クリーニング屋、ピザ屋、銀行なども同じところにあるので何かと便利です。車がある時に行くところ。

そもそもたかが野菜を買うためだけに車で出かけるのに後ろめたい気持ちもあり、何処かに行くついでに八百屋さんに立ち寄ることになるのですが、健康で美味しい食事のためにその意識は早く捨てた方がいいのかもしれません。

至る所で野菜や果物は売っているのですが、ズッキーニやパプリカ、ブロッコリーなどローカルには目新しい野菜が買えるお店は選ぶ必要があります。オーガニックにこだわるともっと難しい。概して古くからの高級住宅地には良い品物を扱う八百屋さんが大体店を構えています。私たちのいる振興住宅地はその辺りが進化の余地ありです。

早く自分の八百屋さんを決めて、迷わず美味しい野菜が手に入るようにしたいものです。
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移動手段の話 鉄道編

開いたドアから身を乗り出す人が見えます。

大都市ムンバイ、交通手段が各種あります。

まずは電車。南北に2線メインの電車が走っています。駅の感覚は関東でいうと小田急線くらい。頑張らなくても歩ける距離感で駅が点在している感じです。日本でいうと明治維新の頃、当事統治していたイギリスが植民地管理のために敷設したレールと駅舎を現役で活用しているという驚くべき物持ちの良さ。

有名な話ですが窓ガラスはもちろん、ドアだって走行中も全開で、日本では確実に体感することのできない解放感を味わえます。各駅停車と急行があります。駅舎の入り口とホームとの高低差はビルでいうと3階分くらい。乗り換えを何回かすると結構な運動になります。

近距離だと片道10ルピー弱。切符売り場(もちろん人が対応。我が家の最寄り駅の券売機と思われるものは常に故障しています。のんびりインド時間で切符が売られるので常に行列)で発券してくれるレシートのような切符にはHappy Journy!と書いてくれていて、ささやかな幸福感が味わえます。改札は無いのですが、抜き打ちで行われている無賃乗車検査で見つかると罰金が課されます。

女性専用車両があります。ありますが、ひと気のない時間帯に外国人を含めた女性が一等車や女性専用車両で暴行を受けるという犯罪が走行中の列車内で複数件発生していることを知った上で利用した方が良いと思います。


走行中でもドア前開。風が気持ちいいので車内が空いていてもドアから身を乗り出す人が必ずいます。落ちないでね…


電車に類するものとして昨年から今年にかけて「メトロ」が2線開通しました。地下鉄ではなくいわゆるモノレールです。バンコクのBTSに雰囲気は似ているかも。こちらも距離に応じて10ルピーくらいまでで移動できます。

残念ながら(?)こちらは窓もドアも走行中は閉鎖されていて、エアコンまでついています。前述の鉄道と比較すると劇的に近代的かつ清潔です。自動改札方式なのですが自動改札を通った先にセキュリティゲートがあります。電車を降りる場合も同じ場所、つまり自動改札のすぐ手前にセキュリティゲートがあります。その存在意義や、セキュリティチェックのレーンが男女一つずつしか無いために無用に発生する行列について、鉄道には無くてメトロにだけなぜあるのか、等の意義深い問いについては深く考えない方が楽に生きられるのだと思います。二子玉の駅にダッシュで駆け込みパスモで自動改札をこじ開けて通勤電車に駆け込み滑り込みセーフ、という世界は遠い世界の出来事です。

現在ムンバイメトロは鋭意延長工事中です。当初の計画では2014年までに完成しているはずだったという話も聞きましたが、まだ橋脚部分を一生懸命作っています。完成したら我が家の周辺は大変便利になるはずです。仮にその時までムンバイに住んでいたとしても、同じマンションに居られる可能性は大変低い(家賃が日々上昇しているので定期賃貸借契約終了後は家賃を上げたい大家サイドからの要求で賃貸契約を終了させられる)ですが、こちらもインド時間でのんびり完成を待ちたいと思います。

特に女性にとっては必ずしも安全とは言えない環境なので十分な注意を払った上での乗車をお勧めします。また、ピークタイムの満員電車では、例の開いたドアから人が落ちる事故が多発していますので、そちらの方にも細心の注意が必要です。


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2014年12月16日火曜日

サリーを買いに

風車売り。後ろには綿あめ売り商人も見えます。

ムンバイ日本人会が新年会を企画してくださるのですが、日本人ばかりの集まりなのになぜかインド衣装を着用する方が男女ともに多く、この時期になると女性たちの間ではサリーを買う話題はホットなトピック。

私も何着も持っているわけではないので知った風なことを言える立場ではないのですが、サリーとは5-6メートルからなる一枚布を美しいドレープを作りながら体に巻き付けるインド女性の国民的衣装です。西洋史(もしくは塩野七生)で学んだ古代ローマの衣装と同じように、ドレープの数やその美しさを競い合って着るものだそうです。

サリーを着るに当たっては3つのパーツを用意する必要があります。つまり5-6メートルからなるサリー本体、主にその共布から作られるブラウス、サリーと同系色のペチコート(アンダースカート)の3つです。

サリーを買う有名スポットはいくつかあるのですが、北ムンバイだとSantacruz駅周辺、南ムンバイだとDadarやKemps Cornerあたりに店が集中しています。どれも同じように見えてまったく違うサリーの世界、色、生地の素材、ビーズに刺繍にボーダー(と彼らの呼ぶ、布の端の極太模様部分)、そして値段も100ルピー~10万ルピー以上までとピンキリです。

まずは本体部分の長〜い布を買って、共布がついている場合はその生地を使って仕立屋さんにブラウスをオーダー、同時にマッチングセンターと呼ばれる布屋さんに行ってサリー本体の色に合うペチコートを購入する、というのが大まかな流れです。お店によってはワンストップで済むところ、分業が徹底しているところなどまちまちなので購入前に仕立屋さんの確認などを済ませておくことがスムーズな仕上がりにつながるかと思います。

私が去年教わったサリーの買い方は、「パーティで着るだけなら必ずしも絹である必要はなく、それよりもハデハデでキラキラを重視しながら3000ルピー以上のものを買えば見栄えのするものが得られるであろう」というものでした。着物の感覚で、ちゃんとした場で着るには絹でなきゃいけないんだろうなーと思っていたのですが、確かに湿気の多いこの国できちんとした状態を保つには絹にこだわる必要はないのかもしれない、と思った覚えがあります。

思い切って全身真っ赤、とか、真ピンク、はたまたデザイナーズサリーになるとヒョウ柄なんかを織り込んできているものもあったりして、どちらかというと着物の感覚で鮮やかな色柄を着たほうがパーティ会場では映える気がします。伝統的なサリーとの対照としてデザイナーズの言葉が使われるのですが、最近のトレンドはブラウスをわざとサリーの共布でない素材で作ることや、スカートと肩にかける布の色を変えることだそうで、そういったサリーのことをデザイナーズサリーと呼びます。

結婚式やお呼ばれなど一着あると何かと使えるサリー。キラキラのピカピカで見に行くだけでも女子力が高まりそう。ボリウッドスターのパーティスナップで最新のトレンドをチェックした上で一度お店に行ってみてはいかがでしょうか。

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2014年12月15日月曜日

生フルーツジュース天国



マンゴーときゅうりの屋台。

カットフルーツ屋台。どの果物も極薄。


しばらくぶりにムンバイに戻ってきた翌日、暑さとのどの渇きに駆け込んだお店で頼んだのはモサンビジュースでした。

Mosambi=インドやイランなどで盛んに栽培されるスイートライム、をぎゅーっと絞って飲む生ジュースです。レモンやライムより酸味が優しく、みかんジュースのようなビタミンCたっぷりの味でなかなか気に入っています。ムンバイ在住日本人の定番ソフトドリンクはフレッシュライムソーダの模様ですが、このモサンビジュースも日本人は好きな味なのではないかなーと思います。冷やしたモサンビを使って作るとより美味しいですよ!

インドならではのフルーツ、モサンビのみならず、スイカやパイナップルやりんご、シーズンになるとぶどうやマンゴーなど、生フルーツジュースが手軽に飲めるインド。たまにフレッシュオレンジジュースが輸入オレンジを使っていて驚くほど高価だったりする落とし穴はあるものの、基本的には果物類は日本と比べてとても安いので、レストランでも1杯100ルピー前後で飲めるでしょう。

路上で目に付くさとうきびジュースは一杯5〜10ルピーで買えるそうですが私はまだ試したことがありません。移住当時の勢いがない今となってはチャンスがいつまでも到来しないかも…さとうきびを買ってきて自宅で絞ろうかな。

他によく売られている飲み物といえばココナッツウォーターがあります。歩道の端や街路樹の根元にココナツが山のように積み上げられているのですぐにそれとわかります。つるんとした緑の大きめのココナッツのてっぺんをナタで割ってもらい、ストローを刺して内部の液体を飲むのですが、薄めのポカリスエットのような味で、乾いた身体に体によく染み込む気がします。アーユルヴェーダでは盛んに推奨されている飲み物ですし、ハリウッド発で日本でも美容効果がオイルと共に注目されているとか。インドでは10〜30ルピーで飲めるので、今のうちにたくさん飲んでその美容効果を(可能ならば)体感しておきたいものです。


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2014年12月13日土曜日

インドからのお土産



先日母親から「かかとクリームいいね!」というLINEが何の脈絡もなく来ました。おそらくお土産で持ち帰ったヒマラヤのフットクリームが冬場のガサガサかかとに効いたんだと思います。

インドから日本に行くにあたって、お土産選びはいつも悩ましいテーマです。
街を見回してみると、味のあるものはたくさんあるけれど、日本のように面白いアイディアや綺麗なパッケージのものはあまり多くない。自分がもらって嬉しいものをあげるのも一案だけれども、私が今インドもので一番欲しいのは踊るシヴァ神の置物で、インドを知らない家族や友人への贈り物は「いやげ物」(いやなお土産物)扱いされてしまう可能性が高いでしょう。

ということで無難なお土産の代表は紅茶。なぜかインドの紅茶は茶葉を布袋にいれて販売してくるので、出来るだけ缶入りのものを探してみたり。ムンバイ発の紅茶ブランドTea Trunkは缶が可愛くてなかなかおすすめです。500〜1000ルピー。

ムンバイを代表する紙製品店Chimanlalsはチープで可愛くて女子必見のお店なのですが、私がこれまであげてきた日本の友人たちからの反応はイマイチ…唯一、このお店のカレンダーは男女共に好評なので、年末年始に帰国される方にはかなり良いと思います。例年10月末か11月頃には発売されています。今年のテーマはインドのハンディクラフト。300ルピーくらい。

コスメ系ではKAMAのローズウォーターが品質が安定していてとても良いんだけれども最近ムンバイでは売っているところをあまり見かけません。たまにグッドアースでフェイスウォッシュとセットの綺麗なパッケージが500ルピーで売っているので見かけたら買っておくようにしています。(見かけたら買っておくなんて日本にいたら絶対しなかった行動。モノが増えてしまって困るのですが…)

食品では、レトルトのインドカレーを買っていかれる方もいるようです。我が家でも何個か買って見たのですが、日本の地元スーパーでMTRブランド(インドの大手レトルトカレーブランド)のバターチキンカレーとほうれん草カレーを見かけてしまったのでブームが下火に。
先日インドを展示会で訪問した日本人がパパルという豆から出来たパリパリのおせんべいを大量に買って帰ったと聞いたので、次回私もお土産として試してみようと思います。それと、各種カレー用ミックススパイスのリクエストをもらったのでそちらもお土産にします。

あげる相手の方のインド好きレベルに応じてインスタントのマサラチャイやビンディというおでこにつけるシールをあげたりもしました。(ビンディはネイルシールとして活用されたそうです。なるほど!)
ブロックプリントのアノーキの布製品やポーチは意外と日本の家にも合うそうです。
ボリウッド映画のDVDを持ち帰ったこともありました。アーミール・カーンも来日を果たしたし、今割とホットなお土産かも。ちなみに日本ではDhoom 3が近日公開予定だそうです。DVD方式はPCで再生すれば大丈夫です。
お子様向けにオーガニックコットンのパジャマをあげたら夏の間とても気に入ってそればかり着てくれたという嬉しい話も聞きました。

こうしてみてみると、ないないと思っていたお土産も意外とバラエティに富んでいるみたいです。お土産アイディア、いつも募集中なので、おすすめがありましたらぜひ教えて下さい!

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2014年12月12日金曜日

ムンバイ在住邦人の地理的隔絶

 

 
半島のように南北に細長いムンバイ市。
商業港としてイギリス人に開発された街の多くがそうであるように、ここムンバイも港のある半島の先端、南側が旧市街です。観光される場合は南に見所が集まっているので南の滞在が便利だと思います。人口爆発、地価急上昇中のムンバイで住居を探すとなると話は全く異なります。

まずオフィスの場所が旧市街にあるとは限りません。十分な広さと充実した設備を求め、多くの企業がBKCという南のオフィス街であるナリマンポイントから車で1時間ほどの新しく開発されたビジネスエリアにオフィスを移転しています。距離にするとほんの20キロなのですが、悪名高いムンバイの渋滞のために1時間ではたどり着けないこともままあります。数年前に米国領事館が移転し、日系を含めたくさんの外資系企業がBKCに入居しているそうです。日本の深夜放送されていた通販番組で、タレントのアンミカさんがムンバイにダイヤモンドを買い付けに来る場面の映像はBKCでした。近代的なオフィス街です。
そしてBKCよりもう少し北のムンバイ空港周辺や、半島から大陸側に渡ったナビムンバイに事務所を構える会社もあります。

さらに複数のインターナショナルスクールも、それまであった南のキャンパスから北に移動しました。

前述した快適とは言えない交通事情もあり、オフィスや学校の近くに住む方が何かと都合もいいので空港近くの外国人も多く住むバンドラというエリアやその更に北の綺麗な住宅地であるポワイに多くの日本人は分散しています。かつては市南部のある丘に多くの日本人駐在員が集中して住んでいたそうですが、現在ではその数も少なくなりました。

我が家はその中では比較的南に住んでいる方なので、お友達と会う時などは移動手段の確保などなかなか頭を使います。ポワイまで我が家からたったの17キロ。この移動に大体1時間、悪いと2時間以上(私は最長3時間を経験したことがあります…)かかるムンバイの道路環境が恨めしい…!



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2014年12月11日木曜日

ムンバイでの師走感



インドで2回目の12月を過ごしています。昨年もそうだったのですが、今年は更に忙しい!

まず、あちこちでクリスマス関連のイベントが開催されます。クリスマスマーケット、ショッピングフェア、コンサートにお芝居にクリスマスパーティにクリスマスお茶会。
日本人としては忘年会もやらずには終われません。
さらに過ごしやすい今の時期はインド人にとっての結婚式シーズン。一日では終わらないので関連行事がいくつもあります。

去年は12月頭からのこのイベント目白押しを知らなかったのでいつ終わることやらと思っていましたが、二回目ともなると、あ、これもあと一週間くらいかなー、それが終わったらお正月の支度を始めようかなー、なんて思う余裕が出てきます。

ムンバイでのお買い物の醍醐味は、通常店舗を構えていないお店がエキシビションだったら商品を公開してくれることでもあるので、この時期ならではのお買い物も楽しみたいと思います。

明日から14日まではHappy Home and school for the blindでもエキシビションが始まります。味わい深い手作りの陶器やモザイクが手頃な値段で買えるのでお勧め。早めに行かないと目ぼしいものはすぐに売り切れてしまうそうです。
14日は桜会でも支援しているディルクッシュスクールの販売会だそうで、こういったところでお買い物することも社会貢献活動の一助になることかと思います。



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2014年12月10日水曜日

時間の感覚

本当に幸せなことですが、国籍や人種に関わらず感覚の合う人っているんだなぁと思ったことが一日の中で二度もありました。
両方とも簡単にいえば約束の時間が変更、という連絡だったのですが、私が電話を取るまで何度も何度も何度も電話やSMSをくれて、一方はお仕事相手のインド人だったのです。

インドにいると、のんびりしたインド時間で過ごしている現地の人々と歩調を合わせなければいけないことがストレスになったりします。私の接する範囲では家の修理や配達に来る人たちはかなりの確率で。
時間に遅れるのは当たり前だし来るといって来ないこともあれば、逆に来ないといって来ることだってあります。仕事の相手は選べないので現地企業で働いていらっしゃる方のご苦労は想像できないレベルだと思います。そう言った場合の対処の仕方を皆さんそれぞれ持っていらっしゃるのでいつもお話を伺ってはなるほどーと思うばかり。

幸か不幸か私が個人的に親しくさせていただいているのは、約束を守る、時間を守る感覚が合う人たちばかりで、インド人とはいえ色々な時間感覚を持っていると感じます。それぞれの家庭環境、宗教、受けた教育、インド国外に出た経験の有無がそれぞれ全く違うので、標準的インド人像を描くのは本当に難しい。「私、インド人とは感覚が合わないから」と豪語するインド国籍のお友達もいるのです(笑)。とはいえ私自身が日本標準比でルーズなのでインドペースに適合しているのかもしれませんが…

一般的に「インド人はこう!」と決めつけるのではなく、目の前のその人にきちんと向き合ってコミュニケーションをとって行きたいな、と思った一日でした。




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2014年12月9日火曜日

インドスナックの世界~パニプリ~

高級レストランで頼んだパニプリはおしゃれな盛り付けで出てきました。

地球の歩き方の写真付きお料理紹介にはほんのわずかに紹介されているだけですが(手元にあるのは2012‐2013年版なので新しいものには出ているのかな?)、夫の職場のインド人スタッフから、ムンバイに来たからにはパニプリを食べなさいよ!と初対面で言われました。

パニプリ? ヒンディー語でPaniが水、Puriが揚げたパンやスナックを指すので、Pani Puriで揚げ菓子に水の入ったスナックをこう呼ぶのだそうです。
水の入った揚げ菓子、まったく想像できなかったのですが、その後しばらく経ってから試す機会が訪れました。

まず街角のスナック屋さんのレジでお金を払って、パニプリを作る担当のお兄さんの前に立ちます。すると、小さなプラスチックの小皿を渡してくれるのでそれを受け取ります。小皿を持って待っていると、お兄さんがその中に、ピンポン玉サイズの中空のシェルにつぶしたジャガイモ、甘いソース、スパイスで味付けした冷たい水、蒸かした豆を詰めたものを乗せてくれるので、すぐにつまんで一口で食べます。お兄さんはテンポよくどんどんと作ってわんこそばのように乗せてくれるので、それを一生懸命パクパク食べていくとお店によって5-7個くらいで一通り終わります。
カリカリのシェルを口に放り込むと、噛んだ瞬間に冷たいマサラ水が口の中に広がり様々なスパイスの香りでいっぱいになり、辛みを甘いタマリンドソースが中和してくれて、モグモグ食べていると豆やお芋のモチモチ感が出てきて、日本では味わえない、インドならではのお菓子です。

私が行くところは立ち食いで大体80ルピーくらいで食べさせてくれます。街角でお店を構えず売っているものは30ルピーくらいからあるそうです。水を使っているのでまだ30ルピーを試す勇気がないのですが、スパイスが入っているから殺菌効果もあって大丈夫なのかな?このあたりは自己責任になりますが、とてもインド的で私は気に入っているしこれまでお腹を壊したことはありません。モンスーン期は食中毒の危険性が高まるそうなので、気候の良い今が試し時かと思います。

私のおすすめはBreach CandyのPrimsonsという何でも屋さんに向かって右側にある、その名もRight Placeというスナックのお店。味の好み(甘め、辛め)も聞いてくれるので、ぜひ一度お試しあれ!
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2014年12月8日月曜日

帰印前の焦り~食事編~


インドに戻る直前に慌てること、食事編は、ムンバイでは食べることのできない美味しいものを心置きなく食べておくことです。
余談ですがデリーからムンバイに引っ越しをしてきた非インド人のお友達は口を揃えてデリーの外食は良かったと言うのです。和食のみならず中華、イタリアン、フレンチ、ベーカリーやお菓子屋さんなど各種外食の層が厚いそうで、話を聞いているとさすが首都、デリーは凄い。気候条件や女性を取り巻く環境はデリーのほうが厳しそうですが、恵まれた?外食環境は一度体験してみたいものです。

日本で名残を惜しむ食材はお刺身他魚介類、牛肉、豚肉、しゃきしゃきのごぼうやふっくら椎茸、さくさくの蕪、しそに白葱にみょうが、おだしの効いた和食、ラーメン、お蕎麦…
ムンバイで満足できるものに出会えないので最後まで(こちらも浅ましく)楽しみます。が、焦っているので残念な結果となることも多い。

今回は帰印前日から当日にかけての失敗に笑ってしまいました。
まず前日はビストロにランチに行ったので、迷うことなくがっつりとステーキフリット(ビーフステーキとフレンチフライ)。ところが期待したミディアムレアではなくウェルダンで、赤身主体ではなく脂肪分の多いお肉。更に8ミリ程度と薄い。お店の方と良く相談もせずに頼んでしまった私がいけなかった。食後のコーヒーが美味しかっただけに残念でした。

翌朝、早朝に実家を出て空港に向かい、出国の諸手続きを終えて免税店のあるエリアで朝食を取ろうとしたところ、売店でカツサンドが目につきました。朝からパッキングの大仕事、空港までの移動で空腹なうえに、もうしばらくお目にかかれない!という思いもあり選んでしまったところ、大失敗。パンがぼそぼそ、中身も冷たくて、カツサンド人生最悪の経験でした。
その後は機内食なので、最後の日本の食事は名残を惜しむ余裕もなく過ぎて行ってしまいました。
直前に慌てて詰め込むのではなく、ゆったりと余裕を持って美味しいものを楽しむ気持ちが必要なんだなー、と学んだ今回の一時帰国でした。
(私以上に食にこだわりのあるわが夫は、日本に帰国するにあたってどのお店で何を食べるか綿密な計画を立てています。そこまでしないとダメなのか!)

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2014年12月7日日曜日

いちごシーズン到来!

ムンバイに戻ってきました。早速野菜とフルーツを買いに出かけました。
いつものとおり品物の状態が安定しないスーパーで(この日は良くない日)、しなしなのネギや黄色くなったブロッコリー、ふにゃっとした大根などを横目に見つつ、いちごが出ていたので買って見ました。不在の間にムンバイにいちごの季節が到来していたようです。

日本のいちごと比べると固め酸っぱめ傾向のインドのいちごですが、今回は甘みも濃くて大当たり!1パック20個程度で150ルピーと安い値段ではありませんでしたが、風邪気味の体にビタミンC補給が出来て大満足でした。

それから、Mulberryというベリーがインド産で出ていたので買って見ました。革バッグの高級ブランドと同じ名前だなーと思いながら辞書で調べてみると、桑の実とのこと。懐かしい!小さい時は実をもいで食べていました。こちらはパックの大半がカビてしまって残念な状態でしたが、無事だった一部をグラノーラにトッピングしてゆったりと朝食を楽しみました。甘くて美味しかった!次回はよーく確認してフレッシュな状態のを買うぞー!
(買ったものが腐っている、カビている、虫がついているということは良くあるので、さらっと流して次回に期待するのがインド駐在人共通の処世術です。)

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2014年12月6日土曜日

ムンバイ日本人会のお餅つき

帰印早々日本人会主催のお餅つきに参加してきました。恒例行事だそうですが今回が初参加です。日本人学校のお庭?を借りてのイベントです。つきたてのお餅を何種類もの味つけで食べさせてもらえて、子ども時代に楽しみにしていた地元公民館のお餅つき会のようで懐かしかったです。(地元のお餅は味付けが二種類だったので、それより豪華かも!?)
今思ってみれば公民館のお餅つきはバザー、工芸体験などもあり、ちょっとしたお祭りでもありました。一日中流れていた地元の餅つき歌、まだ歌えます。子供の時に経験したことって大人になってからでもふとした瞬間に思い出したりして、今日参加していたたくさんの子供達にとってもきっと、良い思い出になることと思います。

お世話係をしてくださった方々は暑い中、出欠確認やドリンク類の提供、お米を研いだりお米を炊いたりお餅をついたり丸めたり、立ちっぱなし動きっぱなしで本当に大変だったと思います。わざわざ日本からもち米や餅つき機、臼と杵、ラップやジップロックやビニール手袋などを持ってきてくださっているそうです。イベントを企画してくださっている方々にも本業がおありになる中、行き届いた気配りに頭が下がる思いでした。会場を提供してくださった日本人学校の先生方もお忙しく飛び回っていらして、多くの方々のご尽力があるからこそ楽しく過ごさせていただけているということを感じました。つきたての美味しいお餅をたくさんいただけて、新しい方にも前からのお友達にもたくさん会うことができて、少々ハードではありましたがとっても良い一日でした。
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帰印前の焦り〜買い物編〜

インド在住あるあるだと思いたいのですが…
日本やタイなどインド国外に出ると自らの浅ましさに直面させられます。あまり美しい話ではありません。

私の場合は買い物と食事に貪欲さが現れます。
買い物は、幸か不幸か100均やスーパー、ドラッグストア等の安いものばかり買い込むという(笑)
今回はマート世代のお友達3人が強力にお勧めしてくれたSeriaという100均にお世話になりました。雑貨が他の100均と比べておしゃれなんだそうです。
お正月用の塗り風のお盆、豆皿たくさん、ポチ袋、車の窓の内側に吸盤で貼り付けて日光を防ぐ黒いアレ、などなど…本当はグラスも買いたかった!
痒いところに手の届く商品がたくさんあって、本来買うべきでない時と場所だったのに買わずにはいられませんでした!
日本の100均はすごいです。

スーパー、ドラッグストアでは私の場合ラップと食品です。今回は除菌ができるファブリーズというものも松岡修造のCMにつられて買ってみました。ファブリーズ、インドで売ったら人気出ると思うのですが…(現在ムンバイでは輸入物のファブリーズが購入できます。関税もかかって一本700円くらいと割高なので手が出ませんが)。
食品は大きな声では言えませんがムンバイでは手に入らないありとあらゆるもの、つまり人参、ジャガイモ、オクラ、パプリカ、瓜、南国フルーツ、鳥肉以外の全てです。初めは驚いていた義実家、私の実家も、今ではジップロックとサランラップと塩麹を用意して大いに協力してくれます。本当にありがたいです。

年齢なりのお洋服や靴にバッグ、高級コスメを買うわけではなくヨーカドーマツキヨとセリアで買い物欲が爆発する私…寂しさを感じつつも日本に住んでいてはこんなにまとめ買いをすることもないので結構楽しんでいたりします。
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