高級レストランで頼んだパニプリはおしゃれな盛り付けで出てきました。 |
地球の歩き方の写真付きお料理紹介にはほんのわずかに紹介されているだけですが(手元にあるのは2012‐2013年版なので新しいものには出ているのかな?)、夫の職場のインド人スタッフから、ムンバイに来たからにはパニプリを食べなさいよ!と初対面で言われました。
パニプリ? ヒンディー語でPaniが水、Puriが揚げたパンやスナックを指すので、Pani Puriで揚げ菓子に水の入ったスナックをこう呼ぶのだそうです。
水の入った揚げ菓子、まったく想像できなかったのですが、その後しばらく経ってから試す機会が訪れました。
まず街角のスナック屋さんのレジでお金を払って、パニプリを作る担当のお兄さんの前に立ちます。すると、小さなプラスチックの小皿を渡してくれるのでそれを受け取ります。小皿を持って待っていると、お兄さんがその中に、ピンポン玉サイズの中空のシェルにつぶしたジャガイモ、甘いソース、スパイスで味付けした冷たい水、蒸かした豆を詰めたものを乗せてくれるので、すぐにつまんで一口で食べます。お兄さんはテンポよくどんどんと作ってわんこそばのように乗せてくれるので、それを一生懸命パクパク食べていくとお店によって5-7個くらいで一通り終わります。
カリカリのシェルを口に放り込むと、噛んだ瞬間に冷たいマサラ水が口の中に広がり様々なスパイスの香りでいっぱいになり、辛みを甘いタマリンドソースが中和してくれて、モグモグ食べていると豆やお芋のモチモチ感が出てきて、日本では味わえない、インドならではのお菓子です。
私が行くところは立ち食いで大体80ルピーくらいで食べさせてくれます。街角でお店を構えず売っているものは30ルピーくらいからあるそうです。水を使っているのでまだ30ルピーを試す勇気がないのですが、スパイスが入っているから殺菌効果もあって大丈夫なのかな?このあたりは自己責任になりますが、とてもインド的で私は気に入っているしこれまでお腹を壊したことはありません。モンスーン期は食中毒の危険性が高まるそうなので、気候の良い今が試し時かと思います。
私のおすすめはBreach CandyのPrimsonsという何でも屋さんに向かって右側にある、その名もRight Placeというスナックのお店。味の好み(甘め、辛め)も聞いてくれるので、ぜひ一度お試しあれ!
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