2016年12月3日土曜日

Demonetisation高額紙幣廃止とその後

11/9から施行された高額紙幣廃止。

全インドで流通する貨幣の86%が無効になるという大規模なものでした。
瞬間的に少額紙幣の価値があがり、聡明な友人に言わせるところの「リアル大貧民」状態に。

引き続き市中銀行窓口、ATMは長蛇の列ですが、ごく一部のATMではお金が入っていても並んでいない瞬間が出てきました。

11/30現在、市中の少額紙幣流通量が増えているなーと体感するのは
(おもに午前中)、2000ルピー札で支払いをすると、全て100ルピー札でお釣りをくれるとき。

時には20枚近くの100ルピー札でお釣りを受け取るので瞬間的にお財布の中身が膨張しています。お金持ちになった気分…。

先日は600ルピーの買い物をしたらお釣りのすべてが新札の20ルピーで帰ってきました。
まさに札束でした。

旧デザインの100ルピー札や古いくたくたの汚いお札も混ざっていたりして、ここのところお札を綺麗にするために中央銀行が回収してきた分も放出しているのではと言う印象を受けます。

貨幣経済は徐々にその活気を取り戻しつつあるように思うのですが、
何となく疑問なのが500ルピー札を見ないこと。

これまでに新2000ルピーは何度も目にしましたが、新500ルピー札は2回しかであったことがありません。


一連の新聞報道の中で国内の複数箇所の造幣局の場所を知ったのですが、ムンバイの近くではワインで有名なナシックにあるそうです。
ワインだけでなく造幣局も見学してみたいなぁ…、無理だろうなぁ…。

紙幣が市中に流通するのを待つと同時に、カード会社、アプリで決済できる電子金銭交換サービス企業の大幅な躍進が見られる施行後3週間。
ショックを前向きに受け止めて文句を言わず、与えられた環境下でベストを尽くすインド人の底力をまさにいま、身近に見ています。




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