2016年2月29日月曜日

インドに持ってきてよかったもの、不要だったもの 1


3年前の今頃、インド行きの辞令を受け取りました。

引っ越しに当たって荷物の選定は本当に迷ったのですが、3年弱暮らしてみて持ってきて良かったもの、要らなかったものを一部ご紹介したいと思います。
今回の記事は先にインド入りした夫「ヨギ(日本人です!)」の意見も取り入れました。

国内転居異動経験もなく、海外異動も初めての我が家。
何度も経験された方からするとまだまだかもしれませんが、笑って読んでやってください。

ある程度家具の付いたアパートを借りているので家具類はあまり参考にならないかもしれませんが…。

インドで手に入るものは現代だとamazon.inやflipkart.comで確認できるので、価格やデザインなどを事前に確認して納得できれば日本から持ってこなくてもいいと思います(ヨギ)。
これらe-コマースサイトでの買い物は大変快適です。
受け取り時代金支払いが簡単に出来るので安心感も高いですよ。

会社が手配してくれた引っ越し会社は、すぐ使う少量の荷物を航空便で、主なものは船便で送るというスタイルでした。
まず何を航空便にしたらいいのか、迷った記憶があります。

何でもすぐ使うと言えば使う、使わないと言えば使わない。
後から「航空便で(/にすれば)良かった!」と思ったものはこちら。


~航空便で/にすれば良かったもの~
*趣味のスポーツ道具(ゴルフ、テニス、サッカーグッズ)
意外とすぐに必要、というか週末にお誘いいただいたりするので割とすぐに必要性を感じます。

*スーツ、革靴類
次項「手荷物」の処で説明します。

*サンダル
ビルケンシュトック、クロックス、ハヴァイアナスなどお好きなブランドがあればお持ちになった方が。
無いことはないですが選択肢は限られます。更に激しく高い輸入関税のせいで日本より割高。
ムンバイは年中温暖なので、休日用の靴、室内履きとして重宝します。

*調理器具
鍋やフライパンなど、インドで買っても案外高いか質が悪いのでお金の無駄になってしまうかも。それであれば日本から持って行ったほうが気持ちよく使えます。
菜箸はインドでは買えません。
が、ヨギ的にはインドもので十分とのこと。こだわりの問題のようです。

包丁は私達の時はたしか航空便に入れられませんでしたが日本の包丁になれているとインドのものは使いづらいので手荷物で持っていきました。

*当面の食料
お仕事をしながら口に合う食べものを探すのは意外と大変だったりするので、常温でも大丈夫なお米や味噌、麺類、レトルト食品など、簡単に食べられる当面の食料の在庫があると安心だったとは1か月先にインド入りしたヨギの言です。
できるだけ当地で調達できる食材で暮らしていきたいとは思いますが、異動・転居・インド
(国そのもの!)などストレス要因がただでさえ多い時期なので、たまにでも馴染みの味に触れられるとほっとします。
レトルトご飯、インスタント味噌汁は料理をなさらない方にも。
野菜類は簡単に手に入るので、鍋キューブとか野菜炒めの素とかも良いのかも。

*高機能ムヒ(かゆみ止め)
基本的に医薬品はインドもので十分ですが、ムヒαはインドの方からお土産に頼まれることがあります。インドのものより効くみたい。航空便のすき間に1本入っていると安心です。




長くなってきてしまったので、明日の記事では手荷物で持ってきてよかったもの、船便でも要らなかったものをご紹介します!



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2016年2月28日日曜日

全然インドじゃない!おいしい!新オープンのオーガニックレストラン

情報通のマダムたちに10日前に新オープンしたばかりのおしゃれレストランに連れて行っていただきました!!!

ムンバイではなかなかないオーガニックレストラン。

不必要にスパイシー、なぜかガーリックたっぷり、味付けが濃い、グレービーが無駄に多い、盛り付けが雑、おしゃれ感のポイントがずれたインド的洋食なんてもう見たくない!
という方にも胸をはっておすすめできる美味しいお店でした!


外観からしておしゃれ…♡
青山?表参道?風の洗練された雰囲気、ムンバイ/インドではない感じ。
入口だけでも◎!

周りはごちゃごちゃ、廃墟風のビルに囲まれています。ここだけ切り取ると別世界(笑)

内装はこんな感じ。
来てみて初めて気付いたのですが、この場所は以前Nico Bombayというこれまたおしゃれなレストランでした。
同じオーナー、同じスタッフで、レストランのコンセプトを変えて新装オープンしたようです。

ということで内装は以前とほぼ同じ。オープンキッチンなスタイルも変わっていませんでした。
以前のレストランもとても美味しくって何度かリピートしていたのでお料理も期待が持てます!

オープンしたばかりですが既に2年近く運営してきているだけあってスタッフもこなれているしサービスもスムーズ。
インドにありがちな、オープンしたては100%の力が出し切れない感じではありませんでした。

新しいお店のコンセプトは店名が示す通り、"Farm to Table"。
オーガニック野菜、化学薬品を使用していないもの、インド産の安心食材を、カジュアルにわいわいシェアしながら楽しんでもらいたい、というスタイルなんだそう。
こんなコンセプトのレストラン、東京や他の大都市では今や当たり前ですが、ムンバイにはなかなかありません。
嬉しい!

ということでフレッシュな野菜が楽しめそうだったので、前菜はサラダにしてみました。
4人で分けるくらいでちょうどよい量。
ドレッシングが多すぎず濃すぎず(インドは濃いめドレッシングがデフォルト)、フレッシュなグリーン、柑橘の酸味とチーズのバランスがよくてさっぱりと食べられました。

更にチーズが選べるチーズプラターもあったのでああでもないこうでもないと言いながらチーズも選んでお試し。
全部インド産(産地はポンディチェリ、バンガロール、グジャラート)だったので価格もお手頃。
ジャムやピクルス、パンはプラターにデフォルトでついてきます。
これはお酒飲みたい!

おしゃれテーブルのおかげで写真がインスタグラム風!?(自己満です)

オープンキッチンには立派なピザ釜があり、オーナー(と思われる人)もピザをお勧めしていたので、彼のおすすめピザのなかから赤いトマトソースのペパロニと白いチーズソースのルッコラピザをチョイス。

こちらも4人で2枚でちょっと多め?でも美味しいから食べられてしまう!という感じでした。
生地はもちもち、でもパリッと焼けていて、ムンバイNo1ピザ屋さん、Pizza Metro Pizzaを上回るかも…♡
もちろんピリ辛でもありません(笑)。
うまし!

写真を撮りそびれたのですがこのお店、ミクソロジスト=オリジナルのカクテルを創作する専門の人がいて、独創的なカクテル、モクテル(ノンアルコールカクテル)を飲ませてくれます。
4人それぞれに違うモクテルを頼んだのですが、どれも絶妙なバランスで美味しかった!
個人的には青汁のような見た目なのにとっても爽やかな味のOxey Moxyというモクテルが一番好きでした。
店員さんもおすすめ。
マズそうな中身なのに、大概のお客さんが美味しいとおっしゃいます!とのこと。
季節の生フルーツを入れてくれるラッシーも美味しそうだったな。

他にもパスタや、お腹いっぱいすぎて力尽きてたどり着けなかったデザートもここは楽しめそう☆
また行きたいお店でした!

晩御飯が食べられないくらいたくさん食べて、お会計は1人800ルピーとお財布に優しく。
お酒もある一定レベルのインドワインが揃っていて値段もMRPの2.5倍と良心的。

3-4人以上で行った方が楽しめそうなこちらのレストラン。
行けてよかった~誘ってくださったマダムに感謝です!!!
誰かまた誘ってください~♪(他力本願。笑)

場所はFort/Kala Ghoda、有名シーフードのTrishnaの近くです。

Farmer & Sons (Zomatoにリンク)




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2016年2月27日土曜日

マハラシュトラ流プージャ(お祈り)をしてもらいました!

お祝い事があり、お世話になっているインド人マダムたちがマハラシュトラ流のお祈り儀式をしてくださいました。
会場はとても立派なお宅。
まずはお祈りパート。
美しい葉っぱの形のトレイの上に火をつけたオイル、額につける赤い練り物を持って最重鎮マダムが登場。
顔の前でトレイをぐるぐると回し、額に赤い印(ビンディ)を付けてもらいます。

ビンディは口紅のような素材でした。

続いてこちらも重鎮マダムがココナッツとお米を服にまいてくれます。
お米は頭にも。
本来であればサリーやルーズなブラウスのドレープにココナッツを入れるのだと思いますが、この日たまたま着ていた服がチュニックだったので余りの部分でココナッツとお米を受け取りました。

続いて贈り物をいただき、


最後にお菓子を食べさせてもらいます。
手でつまんでお菓子を口に入れてもらうので子供みたいでちょっと恥ずかしかったですが、こちらではこれがお作法なのだそう。
今回のお菓子はジャレビーでした。
Jalebee。画像はFlickr.comからお借りしました。

プレゼントは写真で肩にかけているショールをいただきました。
慶事のプレゼントはこのような明るい色と決まっているということでした。

最後はココナッツを抱えて記念撮影で終了。
ココナッツとお米もギフトの一部とのことで持ち帰らさせていただきました。

こういったことは万国共通(アジア流?)なのか、儀式の大事な部分から順に集団のランキングが上(年齢、地位など)の方が任されるようです。

簡略版だとは思いますが初めてインド流、マハラシュトラ州流のお祈りをしてもらった貴重な経験となりました。
この中にはヒンドゥ教徒以外もいるのですが、宗教の壁を超えて儀式をしてくださり、皆さんの暖かな気持ちに包まれました。

とても嬉しかったです。


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2016年2月26日金曜日

裁縫は苦手。でもインドなら大丈夫。

我が家から約300メートルのローカルテーラーさん。懐かしいミシン、現役です。

正直、家庭科系科目は不得手です。

ところが我が夫は義母が大変なお針上手なため、女性であれば縫物は簡単に出来ると思いこんでいる男。

簡単に「これ縫っておいて~、明日着るから」と渡されても困ってしまう。

今回はユニフォームへのワッペンの縫い付けを頼まれてしまいました。

でもインドなら大丈夫!

どこの街角にも必ずいる仕立て屋さんにお願いすれば、あっという間に仕上げてくれます。
裾上げ、縫い付け、ボタン付け。
オーダーのシャツやズボンを製作するのが本業なので簡単なお直しはお手のもの。
その場であっという間に仕上げてくれて、料金も格安なのです。

今回はワッペンをミシンで二重に縫い付けてもらって10ルピーでした。
(簡単すぎると無料でやってくれたりします。優しい。)
自分で1時間かけてやるより断然いいよね♪


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2016年2月25日木曜日

ドーサの気軽なお昼ご飯

お昼ご飯で一人外食。

何でもない食堂に入ってしまったので選択肢も少なく、インド軽食かサンドイッチのみ。
スープを食べようとしたらインスタントですけど良いですかと確認が入り…。

結局マサラドーサにしました。


ドーサの中のカレー味ポテトと刻んだフレッシュコリアンダーリーフ(パクチー)の入ったココナッツチャツニが特に美味しかったです♡

食後のマサラチャイもつけて70ルピー。安っ!



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2016年2月24日水曜日

念願叶ってトリップアドバイザー1位のローカルターリー屋さんへ初訪問

ターリーとは、この下の写真のようなお皿に乗った各種インド料理セット定食です。
複数のカレー、パン、ライス、ソース、漬物、バターミルク、デザートで構成され、基本的にはお代わり自由、食べ放題。

南インド式だと同じシステムがバナナの葉の上で行われ、「ミールス」と呼ばれる、というのが私なりの理解です。

完全ベジタリアン食です。

ムンバイの中にもターリー屋さんはいくつかあるのですが、その中でもトリップアドバイザー1位のお店がなかなかローカル度が高そうで誰にも付き合ってもらえず、ずるずると2年くらい経ってしまっていました。

なかなか良さそうな評判を複数のグジャラート人(このお店は西インド・グジャラート州の料理のお店)と日本人から聞いていたので、日本からの訪問者が訪れたこの機会に有無を言わせず訪問してみました!


南ムンバイ、Marine Lines駅の近く。クロフォードマーケットからもあんまり遠くない場所です。
お店の前の通りはこんな感じ。
「地元」感の強い通り。


お店の入口です。古~いビルの2階がお店のようです。
トリップアドバイザーの写真よりは綺麗な感じ。
AC無しを想定していたのですが、ACルーム有と表に書いてありました。
(エアコンの有無はレストランの高級度合を測るのに解りやすい指標です。)


店内はこんな感じ。
あらかじめすべてのテーブルに空のお皿とナプキン、スプーンがセットしてあります。

お客が席に案内されるとまずボトルのミネラルウォーターが注がれ、そこから前菜、パン、カレーやらソースやらお漬物やらを装ってくれる人たちが次から次へとやってきて、ある程度お皿に乗り切ったのが最初の写真。
冷めるから早く食べなさいと促されるところを抵抗しながらずっと待って写真を撮りました。

給仕人は英語があまり通じませんが、レストランマネージャークラスの英語はかなり上手。
特に不自由なくお料理の説明も聞けました。

お料理はどれも美味しい!!!
これまでの数少ないターリー経験のなかでも一番好きかも!
甘すぎず、辛すぎず、油っぽ過ぎず、優しい味ですいすい食べられてしまいます。
(とはいえ1ラウンドで結構おなかいっぱい。油の使用量は和食とは比較になりません。)

この日は日曜日。
日曜日は料金も高い代わりに特別メニューらしく、いつもよりデザートが種類豊富で全種類が食べ放題なのが自慢なよう。
パンも8種類くらい?全部ちょっぴりずつ味見をさせてもらったのですが、どれも焼き立てを持ってきてくれてとっても美味しかった!

普段は苦手な前菜のドクラ(黄色いカステラのようなおかず)もホカホカと湯気の上がる状態で持ってきてくれたりして、なかなかここまで手の込んだお料理は食べられないなーという感じでした。

最後は白米、炊き込みご飯、キチディ(お米と豆で作ったお粥のようなもの)と3種類の米料理が出てきて〆。

炊き込みご飯「プラウ」
久しぶりにグジャラート料理をお腹いっぱい食べました!

ローカルな場所にあるローカルなお店かと思ってこれまで勢いが持てなかったのですが、場所はローカルなもののお店は意外と(失礼)綺麗で、何よりお料理の味が美味しかった!

日本から来たばかりの訪問者も「美味しい」と満足していたので日本スタンダードで美味しいんだと思います!

日曜日のターリーは600ルピーとなかなか高級店なお値段です。
平日は500ルピー。平日は軽い食事も200ルピーで食べられるよう。

店内はひっきりなしに身なりのよいインド人のお客さんが訪れていて、人気店であることがうかがえました。
値段、高いもんね。。。
女子的にはお手洗いが清潔&水洗&トイレットペーパーありであることもポイント高く。

個人的には味が美味しかったので再訪したいところでしたし、
訪問者と一緒にクロフォードマーケットに行ったあとに引き続きローカルな気分に浸りたいときもとってもおすすめのお店です!


Shree Thaker Bhojanalay (Zomatoのページにリンク)






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2016年2月23日火曜日

パエリアディナー♡と、インド生活者のシーフード味への創意工夫

やっぱり本物のあさりたっぷりは美味しい☆けどここはインド、いつでもそういう訳にはいきません!

数年前のスペイン旅行でテンションが上がってパエリア鍋を買って以来、パエリアがちょこちょこ我が家の食卓に上るようになりました。

いただきもののインド産サフラン、常備してあるお米が思い立ったときのパエリア制作に役立ってくれているのですが、問題はシーフードの入手。

思った時に思ったものが揃わないインド生活のなかで、写真のような豪華なパエリアが出来るのは年1回あるかないかです。

今日はシーフードの気分!でもシーフードが手に入らない!
そんなフラストレーションを解消してくれるインド生活の友を3つご紹介します。


①あさりダシダ
画像は「おいしい韓国」というサイトからお借りしました。

韓国のだしの素、のなかでもあさり出汁ベースの「あさりダシダ」。
そもそもはスンドゥブチゲが食べたいのにあさりが手に入らないフラストレーションから購入したこちら。
パエリアの時にもばっちり活躍してくれます。
その他、ボンゴレ(風味)パスタ、野菜炒め、シーフード(風味)チャーハンなど、あさりの出汁が効いていて欲しいなーと思うときにひとさじ。
普段の食生活では化学調味料を忌避していますが、化学の力の偉大さを感じられます。


②オーネ フュメ・ド・ポワソン
画像はアマゾンよりお借りしました。
マスコット社の洋風シーフードスープストック、フュメ ド ポワソン。
こちらも洋風シーフード料理に大活躍。
本体がいなくてもそれっぽい味になり、さらに化学調味料の嫌な味がかなり少ないという偉大な商品です。
我が家のパエリアには必須。ものすごく美味しくなります。


③シーフードの缶詰たち
なぜかスペインはシーフードの缶詰が安くて豊富。
お隣フランスに行くとガラッと缶詰ラインナップが変わるのは本当に不思議ですが、スペインで大量に購入してきたシーフードの缶詰たちをちびちび使って具材にしています。
イカ墨缶、オリーブオイル漬けのタコに貝類など種類豊富でどれも美味しい!
日本のものだとシーチキンもいいかもなー。


と、この様に多様なシーフードもどきを炊き込んで喜んでいます。
日本や先進国であれば苦労なく手に入るであろう新鮮シーフード。


化学調味料や缶詰では本物の味にはもちろん追いつけませんが、少しでも気分が味わいたくて。

がんばってます!



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