2015年10月27日火曜日

インド交響楽団の音楽会

10月頭にインド交響楽団SOIのコンサートに行ってきました。


場所はムンバイ最南端ナリマンポイントのNCPA。

Jamshed Baba TheatreというNCPA最大のホールですが、地方都市の文化会館の小ホールくらいの大きさでしょうか。

プログラムは、Zoltan Kodaly作曲のDances of Galanta、サンサーンスのバイオリン協奏曲第3番 ロ単調 op61、そしてドヴォルザークの新世界からの3曲で構成されていました。

耳なじみの良い曲の多いビギナー向けのプログラムで、クラシックのコンサートに頻繁に行くわけではない私たちでもとっても楽しめました。ノリの良い曲が多く、飽きない構成で良かったです。
この夜はクラリネット奏者の男性(ヨーロッパ系?)が光っていてかっこよかった!

コンサートの前には注意喚起のアナウンス。
「皆さん、楽章と楽章の間には演奏者の集中が途切れますので拍手をしないように、ご参考までにサンサーンスは3楽章で、ドヴォルザークは4楽章で構成されています。」
クラシック音楽好きには何をいまさら、の注意だと思いますが、初めて聞く人にも優しい案内だと思いました。

(昨年何度か行ったSOIコンサートでは、楽章間の拍手が結構多くて気になっていたので、あらかじめ注意喚起することでクラシックファンを啓蒙していくのは良いことだと私は思います。)

インド交響楽団とはいえインド人の演奏者は1/3程度でしょうか。東・中央アジア系、ヨーロッパ系、アフリカ系など、多様な民族が集まって構成されています。指揮者はカザフスタン人、スイス人、そしてインド人。この日はスイス人指揮者のDudoit氏が指揮棒を振っていました。
女性の演奏者の中には黒のサリーを着用している人もいて、非インド人演奏者でもインドへの尊敬の念を表していると思います。

勿論ヨーロッパで聞くレベルの演奏会とはまた違いますが、それでもムンバイで、生で、オーケストラが聞けるのはとても貴重なことです。生の演奏、優雅なコンサートホール、十分に清潔な椅子、そして空調と、インドでは贅沢な時間を過ごしたのでした。

コンサートホールの優雅な内装


次のSOI来ムンバイは2月!楽しみです。


本当は今夜、ズービンメータ率いるオーストラリア交響楽団のコンサートが行われているはずです。チケット争奪戦のあまりの壮絶さに私は脱落してしまいましたが、行ってみたかった…!


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2015年10月26日月曜日

柿の季節、と、クロフォードマーケットの火事

ご無沙汰しておりました。

が、その間も何とかほぼインドで暮らしておりました。
途中日本に1週間、バンコクに5日間、息抜きで行っていました。

だいぶ身辺落ち着いてきたのでブログ再開させて頂きます。


だらだらしている間にガネーシャ祭り、モンスーン空け、そしてセカンドサマーがやってきたムンバイです。
毎日気温は30度を超え、蒸し暑い日々。
昨日の日曜日は少し涼しかったのですが、それでも日中は外出を控えたいくらいの暑さでした。

我が家の食物歳時記は毎日トマト、きゅうり、メロン、パイナップルといまだ真夏。
ところが2週間ほど前に立派な柿をクロフォードマーケットで見つけたのでお試しで買ってみました。インド、カシミール地方産だそうです。

3つ(0.5キロ)で50ルピーくらいだったかな?
それぞれの熟し具合が3段階に分かれていて(カリカリ、やわらか、トロトロ)、丁度良く食べ比べが出来ました。

トロトロは、半分に切ってスプーンですくって。あまーい!美味しい!トロトロ柿ってあまり好きではありませんが、それでも甘くておいしい!
やわらかは、4つ割りにして皮をむきました。こちらも、あまーい!
そしてカリカリ。個人的にはカリカリの柿が最も好みですが、こちらはひと噛みしただけで、し、渋い・・・。一口も食べられないくらいの渋さ。丁重にタッパーにお引き取り願いました。

インド産柿、柔らかくなった頃が食べごろのようです。
真夏、南国フルーツと目先が変わって、日本の季節をほんのりと感じることができました。


ところでここの所我が家の主要野菜・果物調達処のクロフォードマーケット。
土曜日の夕方にまとめ買いに行ってきたのですが、その翌朝日曜日の早朝に火事が有ったそうです。
野菜・果物売り場からは目と鼻の先、包装資材や化粧品売り場がなんと60店も燃えてしまったとか。


新聞記事の写真から、普段ならお祭りのたこ焼き屋台くらいの小さなお店が一列に並んでいるはずの空間が、何もなくなってしまっているのがわかります。

幸いなことに怪我人は出なかったようです。
早朝で人がいなかった(市場とはいえこのマーケットが活気づくのは朝10時半を過ぎてから)ことが幸いしたのか、逆に人目がなかったから火が広がってしまったのか…。

記事にはありませんが聞いた話によると火事の原因は、煙草の吸殻がクッション代わりに使われている藁に燃え移ったのではないかとのことでした。

数ヶ月前にはムンバイ在住日本人憩いの場、ムンバイ唯一といっても過言ではない和食店(厳密にはもっとある、というか、その店も含めてエセ和食ではない店はどこにもない、というか…とにかく清潔度、味、価格、なんとか許容できる唯一の店(笑))が近隣商店のエアコン漏電で延焼したり、知見の狭い私でさえ何かと火事の話を聞く今日この頃です。


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2015年7月8日水曜日

工事はいつ始まる?

合唱隊を担当している学校は盲学校なので、脚は丈夫な生徒がほとんどですが、それでも骨格や脳に障害や病気のある生徒もいたりして、階段での移動に不自由な場合もあります。

そこで5〜6月の夏休み期間中にエレベーターを設置するはずでした。

ところが夏休みにいつ学校に行っても静かな間ま。何事も起こらなかったかのように新学期が始まり、ここにきて怒涛のエレベーター工事ミーティング。
ミーティングもまだ済んでいなかったんだ(笑)。

秋休みが例年3週間ほどあるのですが、できればその休み期間に工事を終わらせたい校長先生。果たして次の休みに工事は始まるのか。


賢く押しの強い校長先生(インド知識階級)でさえこうなのだから、私がインドの諸々に手間取るのは当然か。

校長先生から学んでいるのは妥協せず欲しいものは欲しい、嫌なものは嫌、自分に有利にことを運ぶには時間のことは考えない、という交渉のスタンス。

加えて今日はお友達から、明るく当たるというストラテジーを教えてもらいました。
確かに、真面目に突き詰めすぎてしまうきらいがあるので明るく楽しく粘り強く、明日のお家にかかわる重要ミーティングに臨みたいと思います。

ま、ドタキャンされるかもしれないけど。



何故かここのところ、家にまつわる苦労が絶えません。
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2015年7月7日火曜日

インド産チェリーモッツァレラをお試し。


最近、たまに行くお肉屋さんCafe Ridgeでインド産ボッコンチーニ(日本ではチェリーモッツァレラのほうが一般的?)を見つけたので買ってみました。

1パックに20粒くらい。ちゃんと水に浸かっています。しかも水牛のミルク製と本格派。

イタリアン前菜プレート風にしていただきました。


盛り付けは夫。上手。

写真は私。下手。しかも向きが変だし。


・・・そのままでも食べれるけれど、ちょっとざらつきが気になります。
ミニトマトとカプレーゼ風にしたり、軽く加熱したほうが美味しいかな?

これで240ルピー。
もちろんあるだけ嬉しいけれど、値段と質のバランスが悪い。
インドでよく思う感想です。
見切り発車して徐々に良くなっていくこともまたよくあるので、今後に期待です。


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2015年7月6日月曜日

マイソール弾丸旅

ムンバイがまだまだ暑かったころに所用でバンガロールへ行ってきました。

1日余裕があったので、古都マイソールへ弾丸観光。
片道4‐5時間のところを日帰り往復!時間が無いので観光先も厳選を重ねました。

つ、つかれた…でも、マイソール、いいところでした!

マイソール宮殿
マイソール宮殿の内部は撮影禁止だったのですが、今までに訪れたインドの宮殿のなかでは一番豪華に感じました。広くて、お金がかかっている。床、天井、梁、壁、扉。すべてに細かくて凝った完成度の高い装飾が施されています。
マイソール、すごいぞ。
式典会場設営中
コンサートでもあるのかねー、といいながらぼんやりとながめていたのですが 、この直後にマイソール藩王国の新しい王様即位の式典が開催されていたことを報道で知りました。
University of Massachusettsで経済学と英語学の学士を取ったばかりの若干23歳の王様。
マイソール藩王国は1399年から600年以上も続いているらしいです!
マイソール、すごいぞ。 
その後はマイソール動物園に移動。特に動物園好きではないのですが、トリップアドバイザー評価が高かったので行ってみました。そしたら、ここも凄かった!
広ーい園内、広ーいスペースにのびのびと動物たちが暮らしていました。種類も300種類くらいいたかな?ゾウ、キリンなど、動物園の花形もたくさん。インドらしく南国の色鮮やかな鳥たちもたくさんいました。
インドで初めてベンガル虎も見ました。珍しい白い虎も。
気持ち良さそう。
その後はマイソール市内から15キロほど離れたところにあるソムナートプル寺院へ移動。
規模はそんなに大きな寺院ではありませんでしたが細かく細かく彫刻が彫られていて素晴らしい装飾のヒンドゥー教寺院でした。
 マイソール、すごいぞ。
ソームナートプル寺院
ちょっと前のことなのでうろ覚えなのですが、時間の関係でランチはスキップした気がします。
すきっ腹にしみるサウスインディアンコーヒー

 途中のドライブインで飲んだ一杯のサウスインディアンコーヒーが美味しかったです。ミルクで煮出したあまーいコーヒーを高いところから注いで泡を作ります。マイソールはコーヒーも美味しい。

マイソール、いろいろすごくてとてもいいところでした。 
交通の便が良ければまたのんびりと行きたいです。

  
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2015年7月5日日曜日

インド食材クッキング : マドラスきゅうりの塩麹炒め

かぼちゃ?

新しい野菜にチャレンジしてみました。

Madras Cucumberマドラスきゅうりと言うそうです。
(マドラス : 南インドの大都市チェンナイの旧称。)

日本の「まくわうり」と同じかと思ってまくわうり事情に詳しい実家の母に聞いてみました。見た目は似ているとのことでしたが、味は甘くないので違うんじゃないかという話でした。

同時に知ったのですが、日本の歌謡曲だと船員さんのことをマドラスと言うのだそうです。
昭和の日本でもインドって身近だったんですね。



とりあえず普通のきゅうりと同様、ヘタをくるくるくる…アクを取ります。出る出る~♡
きゅうりのあくとり、最近ムンバイ大先輩マダムに教えていただきました。楽しい

半分に割ってみました。

試しに生で食べてみました。甘くないメロンのような、きゅうりの間のような味です。
きゅうりの青臭さは控えめ、何もつけなくてもほんのりお塩味?
食感はぽりぽりしていて水分少なめのきゅうりのよう。守口漬や奈良漬を思わせます。

皮は、色が可愛いからそのまま食べようかな?と切れ端をお味見してみました。少し硬くて気になるのでせっかくの可愛らしい皮ですが、むいてしまうことにしました。

まるでメロンですが、名前はきゅうりです。
乱切りにして軽く塩もみをした後は、

①半分は昆布とともに白だしで浅漬け。
②残りは中華風にさっと炒めてみました。
②です。盛り付けが雑ですみません…
ちょっと嵩が足りなかったので冷蔵庫にいたオクラも加えて。白いつぶつぶは最近乾燥麹から作った塩麹です。
ごま油を熱してきゅうり、オクラ、塩麹、黒酢、コショウでざっと炒めたら出来上がり。ぽりぽりの食感がたまらなくうまし!黒酢でさっぱり、ビールに合う!あっという間に食べきってしまいました。


浅漬けも美味しかったのですが、クセも水分も少なくて加熱調理により向いていると思いました。
リピート決定です。


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2015年7月4日土曜日

Haj Ali Juice Centreでビタミン補給!


日本ではコールドプレスジュースが流行っているようですね。こちらムンバイでもコールドプレスジュースをPRする場がここのところ目につきます。先日行ったCafe Zoeで初めて試してみたのですが、これは、いいかも…。体の大掃除ができそうな気がしました。

話は変わりますが先日、お友達とざくろジュースの話をしていたら久しぶりにHaj Ali Juice Centreに行きたくなって、通りがかりに行ってきました。海に浮かぶモスク「Haj Ali ハジ アリ」のたもとにあります。ラマダン(ムスリムの断食期間)中なので日中は控えたほうがいいかなと思っていたのですが、いつも通り大人気でした。


大きな看板が目印です。

カウンターの中にはフルーツがたくさん。

軽食&おやつ屋さんなので、メニューにはサンドイッチなども一応ありますが、こちらは名前の通り生フルーツジュースの種類が豊富で美味しいです。
私はまだ試したことがありませんがオリジナルアイスクリームもこちらの人には大人気です。

こちらはムスリムやイラン系に好まれるデザートドリンク、Faloodaファルーダ。冷たくて甘いミルク、ローズシロップ、アイスクリーム、短く切った春雨のようなつるんとしたもの、チアシードなどが入っています。

売店カウンターは冷蔵庫を兼ねていて、中にはフルーツヨーグルトなどが並んでいます。

向かって左隣にはハジアリへの参道が。いつも混み合っています。



持ち帰りを頼んだらオリジナルのバッグに入れてくれました。ジュース2杯がぴったり!

ざくろとモサンビの100%フレッシュジュース
ジュースの値段は夫用のMosambiモサンビ(英語ではSweet Limeとも。南アジア原産の柑橘類。酸味の弱いオレンジのような味)が80ルピー、私用のざくろが240ルピーでした。ざくろは美容にいいらしいですが、すごい価格差。ごめん、夫…。

お店はローカル度が高めですが値段はそこまで安くないです。
これまで立ち飲みカウンターしか利用したことが無かったのですが、今回この記事を書くためにお店のHPを見ていたら、イートインもできるようでした。

氷なし、フルーツのみで作ってくれる生ジュース、美味しいですよ!
早朝から深夜まで営業している便利なお店です。


Haj Ali Juice Centre立派なお店のHPにリンク。



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