2014年12月25日木曜日

クリスマスディナー

温暖な気候で年末の実感が出ないムンバイです。
去年は行きがかり上避けられない流れでチキンカレーでクリスマスを祝ったので、今年は多少凝ったものを食べたいと思いお料理上手なお友達と3人で朝からキッチンに立ち、ものすごい勢いでお料理をしました。

メニューは、インドで手に入る材料で、特別感があって、家庭でも作れるレシピを探して以下の3品。

野菜のゼリー寄せ




ほうれん草、マッシュルーム、ベーコンのキッシュ




えびとほたてのブロシェット アメリケーヌソース


デザート用にフルーツも用意していたけど怒涛のように働いて力尽きてしまい、ケーキは外注。Taj Palace Hotelのベジタリアン向け卵なしパイナップルケーキは軽やかなクリームで意外と美味しいのでノンベジでも楽しめます(それしか残っていなかったんだけど)。
スパークリングワインがスーラしか手に入らなかったのが残念だったけれど、立派なメニューに夫もとても喜んでくれました。

広いムンバイで3家族が同じメニューでクリスマスを祝っているのはなんだか不思議ですが、人に恵まれ支えてもらって生きているのを実感できる幸せな夜でした。

メリークリスマス☆





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我が家のサンタは国境の壁に阻まれて入国できなかったらしいです…。

2014年12月23日火曜日

コーヒー豆事情の続き

先日、ムンバイ・コーヒー豆事情の記事のなかでDevan'sの通信販売を試してみると書きましたが…

早速注文してみました!

木曜日にDevan'sのサイトで発注したところ、「注文ありがとう。確認のメールが届くから待っててね。商品は3-5営業日でお届けします。」のメッセージとともにさらっと注文処理は完了。

ところが待っても全く注文確認メールは届かず、あーこれは、サイトを構築したけれども活用されていないパターンかなー、モノも来ないかもなー、と半ば諦めの気持ちでした。

ところが翌月曜日、宅配便業者から電話が。今から届けに行くので代金を用意して待っているようにという在宅&手元に現金があるか確認でした。

しばらくして業者到着。モノを確認し、代金を支払って無事注文した商品をすべて欠けることなく受け取ることができました。

こんな包み。紙で包んでビニールでさらにくるんである。下の紙が請求書です。
早速注文したコーヒーの中からオーガニックアラビカコービーの袋をみてみます。
ローストした日の日付が!

パッケージは素っ気ないのですが、なんと焙煎日が書いてあります!注文した翌日にローストしてくれたみたい!嬉しいー!

コービー豆も生鮮食品だそうなので、新鮮なうちに一杯いただきました。


美味しい~!!!
ソムリエさんみたいなことは言えませんが、苦みが強すぎずさわやかでベリーの様な香りも感じられて、とっても幸せ。チョコレートを添えたもののコーヒーがとっても美味しかったのでお菓子抜きで幸せにいただきました。

折しもこの日、友人がhuffingtonpost indiaの記事から「インドではあらゆるものがネット経由で手に入る」の議論を展開していました。ちなみにこの記事の内容はインドでタブーとされているSex product(失礼!)がネットで買える話。

欲しいものが見つからなければインターネットを探す。インドの新しいお買い物ルールかもしれません。

コーヒーベルト。南インドのKoorgが有名。
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2014年12月22日月曜日

南ムンバイ・クリスマスツリーが買える場所



もはや来年のための覚え書きになってしまいますが…

先日クロフォードマーケットで買い物をしていた時にクリスマスグッズ屋さんを見かけました。ツリーにオーナメント、トナカイの置物など、インドらしくチープでハデハデながらも一通り揃っていました。サンタの柄のペーパーナプキンも!

クリスマスまであと数日だというのにお店は大にぎわいで、お祝いが終わってもいつまででも飾りを残しておくインドらしい光景でした。

ツリーのお値段は5フィート≒150cmで800ルピー、6フィート≒180cmで1200ルピー。もちろん生木ではありませんがインドにしては良くやっているかと思います。
松の木ツリーというのもあって、そちらは5フィートで2500ルピーでした。松の木でツリーってどこの文化なんだろう??

お店の名刺をもらったところ名前がAl Madina Stores。名前からして明らかにムスリムの経営です。モハメド(オーナーの名前)から買うクリスマスツリー。

Al Madina Stores
Crowford Market Shop no. 12/13

季節の装飾品とパーティグッズが揃うようです。
お誕生日パーティの飾り付けをお探しの際にも良いかと思います。

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2014年12月21日日曜日

断水21.5時間



ある朝お手伝いさんが出勤して早々、「10分後から断水です」と教えてくれました。

その日の朝9時半~翌朝7時まで断水が行われるとのことで、慌てて水を使うお掃除を開始。洗濯は時間切れになると思われるため回せず…

幸いなことに下水は止まらないとのことで最低限のニーズは満たされるのですが、急な話に(主に遅刻してきたお手伝いさんが)大忙しの朝を過ごしました。

ここ数日バタバタしていてマンションの掲示板を見ないで過ごしていたのですが、もしかして、と思って見に行くと3日前の日付で「工事のため断水。必要な水は予め汲んでおいてね」の掲示がされていました。やはり掲示板は2日に1回は見ないといけない!ちょこちょこと来客予定のある週だったので、お客様のいらっしゃる日でなかったのがせめてもの幸いです。

掲示板をまめに確認する努力だけでなく、メールでも連絡をもらえたら助かるなと思い管理組合のオフィス頼みに行ったついでに聞いたところ、今回の断水の理由は水不足ではなくマンションの給水システムのポンプ工事だと教えてくれました。夜中の12時には工事は終わる予定だけれども一応そこから朝7時まで余裕を見て断水時間を決めました、もしかしたら12時を過ぎたら使えるかも、と。なかなか計画的です。

断水が始まってみて意外と不便だと感じたのは、手を洗いづらいこと。トイレの後はもちろんですが、何かと埃っぽい今の時期、外出から帰ったあと、買ってきた野菜や果物をしまうとき、デリバリーボーイにお金を払った後、など、1日に何回も手を洗いたくなります。別に私が潔癖症なわけではない(どちらかというと雑な性格)はずですが、あ、結構何回も手を洗っているのだなーと改めて感じました。

今回はお手伝いさんが気を利かせてバケツにいっぱい水を汲んでおいてくれたので、幸いにも手を洗いたい欲求は十分に満たされたのですが、私は水を汲み置くことすら考えなかったので、今日は彼女にとっても助けられた一日でした。

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結局夜中の12時には終わらなかったらしく、翌朝7時にお水は開通。やるじゃん!

2014年12月20日土曜日

宅配魚屋さんPescafresh

ムンバイを含む西インド海岸地方の郷土料理をコンカン料理と言うそうですが、多様な魚カレーやエビカレーがあり、シーフードはムンバイ人にとって身近な食べ物です。

ところが、シーフードを入手するのは結構な決意のいる作業です。作業というより苦行かも。私の知る限り、大きく分けると3つの方法があります。

1.買いに行く
冷蔵輸送、冷蔵保管の意識が発達していないので、基本的には常温で売られたものを買うことになります。炎天下の路上でお婆さんがエビや魚を地面に並べて売っているのは衝撃的ですがよくある光景。Sassoon Dockという魚が水揚げされる場所に早朝に行って買うとか、Crowford MarketやNana ChowkのGrant road marketで買うという方法もあります。
クロフォードやグラントロードは屋根付きマーケットなので一応直射日光は当たらないようになっています。でもこちらも氷をいっぱいに巡らせているとか、常に水を流しているとかそういう築地的な設備はありません。

マーケットにせよ路上にせよ、だいたい決まった場所で継続して販売するので魚介が常温で発酵・腐敗して行く匂いが魚売り場には染み付きます。干物のくさやのような匂いです。臭い!

2.売りにくる
魚の行商人の話も最近聞きました。大きなコンプレックスでは玄関ドアまで来てくれて、頼むとその場に新聞紙をひいて魚をさばいてくれるそうです。彼が去ったあとは新聞紙を捨ててももちろん臭いけど、マーケットで匂いにまみれるより良いし、やっぱり自分の目で状態を確かめて買えるのは良いと思います。

3.注文して届けてもらう
行商人の来ない我が家ですが魚は食べたい。でも臭いところや足元がぐちゃぐちゃのところには行きたく無い。ということで少々割高ですがこの第3の方法をを利用しています。その名もPescafresh。電話注文後、当日配達してくれる魚屋さんです。

まずは朝、ペスカ〜に電話すると、英語を話すオペレーターが今日の水揚げを教えてくれます。日によって、西インドならではのポンフリット(マナガツオ。こちらでは最高級魚)、スルメイ、ボンビル、ラワスといった地元の人が愛する魚の他に、鮪、鯖、鰹、ロブスター、蟹、ムール貝、イカ、エビなどがあります。たまにタコが揚がることも有るそうです。毎日全部有るわけではありませんので、明後日はどうしても鯖の塩焼きにしようなんていう計画は全く不可能ですが、それでも有るだけありがたい。

まずは必要な種類と重さを指定してらその後処理方法を指定します。3枚下ろし、えびの殻向きはもちろん、背わたまでとってくれます。取った殻や骨も欲しいといえばちゃんと持ってきてくれます。下処理をすると実際食べる部分の重さがどうなるかまできちんと教えてくれます。もちろん料金は下処理前の重さを基準に課金されます。
配達は大概指定時間通り、発泡スチロールに氷をいっぱいに詰めて、ペスカのポロシャツを着た青年が届けてくれます。ドア口で商品を確認し、料金を支払っておしまい。

ムンバイ標準で考えると文章が乱れてしまうほどきちんとしています(笑)。

ビビりな私はその魚がどのような過程を通ったにせよ結果的には冷たい状態で手元に届くことがありがたく、このサービスを利用しています。どの方法を取るにせよ6月〜10月のモンスーン時期は漁に出られないらしくシーフードがほとんど手に入らないので、まさに今が買い時、食べ時。
今年のクリスマスディナーのために大きめのエビを注文しようかな。

Pescafresh

ムンバイ全域の他、Thane, Bangalore, Hyderabad, Delhiでもサービスを展開し始めたようです。

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2014年12月19日金曜日

ヒンディー



恥ずかしながらインドに一年半いて未だ、ほとんどヒンディー語が話せません。

お友達の中には積極的にヒンディーを習って話すのみならず読み書きまで出来るようになっているスーパー駐妻さんが何人もいます。みなさんの努力と向上心に頭が下がります。英語も覚束ないのにヒンディーまで始めたら私の脳みそはパンクする、というのが私の言い訳。

多くのムンバイ人は英語が話せます。彼らの母語はマラーティ(ムンバイのあるマハーラシュトラ州の言語)かヒンディーか英語か両親の出身地の言語で、学校では英語で数学や社会やその他の教科を習うし、高所得者層の家庭内での会話は英語です。低所得者層も収入の向上のために語学が有効ということを知っているので子女の英語学習には前向きであると感じます。八百屋さんなんかに行くと店主のオジさんよりその子供と思われる少年のほうが英語が出来ることが多い。マーケットなど人の多いところでは3人に1人(私の肌感覚です)が英語がわかるので、通訳してくれます。基本的に市井の人々は親切です。

とはいえ私も少なからずヒンディーしか通じない方と1対1でコミュニケーションをとらなければいけない場面があることも確かです。その代表がタクシー。
働き蜂と呼ばれる黄色と黒のローカルキャブ、予約して来てもらう無線タクシーの運転手さんはほとんど英語がわかりません。私はヒンディーがわからないので英単語とヒンディー単語、地名の固有名詞で何とか乗り切ります。

すべてカタカナ発音で通じるのですが、

はい (ハー)
いいえ (ナヒン)
ヒンディー語ダメ (ナヒンヒンディー)

タクシーを呼んでください (タクシーブライエ)
~に行ってください (~チャリエ)
ここで止まってください (ヤハンローケ)
いくらですか (キトナーカハェ)

真っすぐ (シーダ)
中 (アンダル)
上 (ウッパル)
下 (ニーチェ)
前 (アゲ)

などなど。

買い物では
レモン (ニンブー)
コリアンダー (ダニヤ)
葉 (パッタ)
カレーリーフ (カリーパッタ)
ヨーグルト(ダヒ)
塩(ナマック)
チーズ(パニール)
ミル ク(ドゥード)
水 (パニー)
なども必要に迫られて言えるようになりました。

その他、英単語がそのまま用いられていることもあって、
Uターン (ユーターン)
右 (ライト)
左 (レフト)
信号 (シグナル)などはどの運転手さんに言っても通じます。

新しい言語を習得するには最適な環境。スーパー駐妻のみなさんにあやかって、単語で最低限の意思疎通をするだけでなくせめて文章が言えるようになろうと夫の本棚からヒンディーの本を引っ張り出してお勉強を始めました。長続きするといいけど…。
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2014年12月18日木曜日

ムンバイ・コーヒー豆事情



我が家は夫婦揃ってコーヒーが好きで、日本にいる時から美味しいコーヒー豆屋さんを探しては飲むときに豆をひいてから淹れていました。
インドもコーヒーの産地なので、きっと美味しい豆が手に入るのだろうと楽しみに引っ越してきたのですが、ムンバイでは結構入手に苦労しています。

最初はデリーの老舗コーヒー屋さん、Devan's Coffeeの豆がスーパーに売っているのを見つけて買ってみたのですが、残念ながら古かったらしく味も香りも無くて飲み切れませんでした。

ムンバイの高所得インド人層にリサーチしても、あまりコーヒーを飲む習慣が無いらしくCafe Coffee DayとかStarbacksで買えるよ〜と言われる程度。CCD(とこちらでは略します)はインドの有名コーヒーチェーンです。カフェチェーン、他にはCosta Coffeeなども有るのですがStarbucksも含めてブラックコーヒーが美味しいと思えたことがなく、食指が動きません。ちなみにインドのスターバックスはインド産の豆を使用しています。みるみる間に店舗が増えていて、若年富裕層を中心に好意的に受け入れられています。ショートサイズのラテが税金込みで150ルピー程度なので日本よりも僅かに安いですが殆ど変わりません。

そんな、コーヒー豆の入手先に悩んでいたある時、お友達の家で飲ませてもらったコーヒーが美味しかったので教えてもらって買い始めたのがデリーのコーヒーロースターBlue Tokai Coffee。通信販売を受け付けていて注文を受けてからローストして配達してくれる、インドでは珍しいスタイルのコーヒー豆屋さんです。ローストしたての豆を届けてくれるところが気に入って何度か注文したのですが、たまにハズレのパックがあることに気付きました。お店に味が通常とは違うと連絡すると交換もしくは返金を申し出てくれるので良心的なお店だと思います。

そして昨晩、このブログを書こうと見ていたDevan's coffeeのサイトでこちらも通信販売を受け付けていることに気づきました。オーダーへのレスポンスや配達状態、豆の新鮮さなどこれから試してみてまた私なりの感想を後日ご報告したいと思います。

せっかくコーヒーの産地インドに住んでいるのだからインドの豆を美味しく飲みたい。そんな単純な願いを叶えるための旅はまだまだ続きそうです。
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