2015年5月16日土曜日

発想は柔軟に



インドにいると毎日何かしらの驚きがあります。
この日はカフェで。

カフェオレと小さなチョコレートを頼んだらチョコレートシロップをくれました。
私は普通のチョコがひとかけら欲しいんだけど…と言ったら、間違えましたごめんなさい、チョコ持ってきます、といって奥に引っ込んだ店員さん。

ビスコッティを手に戻ってきました。
「小さいチョコレートは無いのですみませんがそのチョコレートシロップにつけて食べてください」と…。

チョコレートを頼まれてシロップを出す発想も、チョコがないからといってディップして食べてくださいという発想も、私には出せません。この柔軟な発想に脱帽したのでした。ちなみに全部無料のサービスの話です。

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2015年5月15日金曜日

新しい紅茶専門店


新しい紅茶店が南ムンバイの有名シーフードレストランTrishnaのお向かいにオープンしたと聞いて、お友達に連れて行ってもらいました。
Trishnaの本当に真ん前!

San-Cha Tea Boutiqueです。

San-Chaというインドの大手紅茶会社が経営しており、空港で販売しているのと同じような紅茶を買うことができます。
ムンバイ市内にはこれまでもSan-Chaのお茶を買えるお店はありましたが、専門店ではなかったので試飲などのサービスは無かったのです。
こちらではお店に入るとまずその週のおすすめのお茶をデミタスカップで飲ませてくれます。この日はウーロン茶でした。暑い中歩き回ってのどが渇いていたこともありおいしかった!



可愛らしい店内
店内では茶葉の他にもティーポットや紅茶のカップ、ティーコゼー、そしてインドのチャイグラスなど紅茶関連の雑貨も販売しています。清潔でエアコンのきいた店内でゆっくり選ぶことができます。写真奥のおしゃれなインドマダム、イギリス製の高価なお盆(5000円くらいだったかな?)などを眺めるなど優雅にお買い物を楽しんでいました。

2種類の茶葉をお味見
紅茶に詳しい&興味のあるお友達とだったので、いろいろとお店の方に質問していたら2種類のお茶を試飲させてくれました。試飲しながら茶葉を選べるお店というのはこれまでムンバイには無かったので、貴重なお店ではあります。

喫茶店でもないのに椅子に座って優雅にお茶を飲みながら、店員さんがインドの紅茶のレクチャーまでしてくれました。他にお客さんがいなかったこともあり、30分以上話し込んでいたような…。試飲も普通の紅茶カップにたっぷり2杯分。

これを機にムンバイ紅茶業界が盛り上がって更にいろいろなお店ができるといいのですが。お店の方は大変親切で、紅茶を取り巻く色々な環境についてのんびりとにこやかに教えてくださいました。行きやすい場所でもありますので、もしご興味のある方は一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

ダージリンやアッサムと同じ国にあるとはいえ、ムンバイの紅茶環境はまだまだ厳しいようです。


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2015年5月14日木曜日

インド食材クッキング : ビーツ(ビートルート)を活用!

インドで簡単に手に入る食材の一つにビーツ(beet root)があります。
ジャガイモと並んでゴロゴロ売っています。正直、見た目はそんなにおいしそうじゃないかも…。
勇気を出して手を伸ばす必要があります(笑)。

ビーツは日本ではあまり多く出回っていない野菜ですが、欧米などでは一般的な野菜です。皮ごと塩と酢を入れたお湯で茹でると中まで鮮やかな赤紫になります。

ロシア料理のボルシチの赤い色はビーツ由来なのだとか。
(私、恥ずかしながらボルシチの色はトマトの色だとずっと思い込んでいました。確かに、寒いロシアでトマトを大量に使ったスープを常食できたらかなり贅沢なことですよね…)

とっても栄養豊富な野菜だそうで、鉄分やカリウム、マグネシウムやビタミンA,C、食物繊維など、女性に嬉しい栄養素がたくさん入っているそうです。
赤身のお肉や魚など鉄分が豊富に含まれる食材が手に入りにくいインドなので、貧血で薬用鉄剤を処方されたこともある私には貴重な野菜。

茹でたてのビーツはトウモロコシのような甘味があります。お酢とお塩で茹でて皮をむいたものをサラダの具にしたり、マリネにしたり、スープにしたりして食べるのが一般的です。

ミニトマトとパプリカの間のピンクがビーツのサラダです。


今回はビーツと卵のサラダを作ってみました。


ビーツを茹でて好きな大きさに切り、
みじん切りの玉ねぎ、固ゆで卵、オリーブオイル、ワインビネガー、塩で和えるだけ。半日~1日冷蔵庫に置いておくと味がなじんでおいしくなるそうです。


そのほかにも、ジャガイモやカリフラワーと合わせてポタージュにするときれいなピンク色のかわいらしいスープになります♡


どちらも、すべての材料がインドで簡単に手に入る、ありがたーいレシピです。

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2015年5月12日火曜日

トタプリマンゴー&ライチ



マンゴー真っ盛りの酷暑期ムンバイ。マーケットの果物コーナーはマンゴー一色です。

ムンバイのあるマハラシュトラ州はマンゴーの王様、アルフォンソマンゴーの名産地なので我が家はこの2年アルフォンソ一直線でしたが、今日はちょっと浮気をしてみました。


トタプリマンゴー Mango Totapuri.

1枚目の写真のアルフォンソより色が赤みを帯びており、形が勾玉状なのがわかりますでしょうか。
アルフォンソは卵型です。

切ってみるとこんな感じ。
アルフォンソの量が多い?冷凍するのです!
下のねっとりとしたオレンジ色がアルフォンソ、上の白っぽい黄色がトタプリ。

切っている最中はまるで固めの柿をむいているようで、あれ、失敗したかな、と思っていたのですが、食べてみるとこれはこれで美味しい。
甘味のほかに酸味があってさっぱりとしているので、アルフォンソの濃厚さが苦手な方にもおすすめです。

値段はアルフォンソが12個400~600ルピーに対してこのトタプリが1キロ(3個)200ルピー。
実は大きくて甘味はありましたが、うーん、ぼられたかな…?
ぼんやり買い物をした私が悪いのですが。


隣のお店にはライチが出ていました。
緑の葉っぱに囲まれた赤い実がライチです。
出始めとあって1キロ400ルピーと信じられないお値段!
味見させてもらったのですがとても美味しかったです。

ライチに関しては昨年、原因不明の脳症の原因かと疑われていました。とても美味しいのでパクパク食べてしまいますが、食べ過ぎは良くない、かも。
フレッシュライチはこれからモンスーン期まで、わずかな期間のお楽しみです。


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そういうえばこの間ゴルフのキャディーについてくれた方は、仕事の合間にゴルフ場に生えたマンゴーの実を採集していました。豊かな国です。

2015年5月11日月曜日

キッチングッズを買いにクロフォードマーケットへ

ムンバイ復帰第一戦は、(一部で?)話題のメイソンジャーサラダを作るため、ガラス瓶を探しに行ってきました。

なんでも手に入るというクロフォードマーケット、の隣の商店街、Shaikh Memon Street。

一応、車道のようです。
入口の目印は左のAtoZの青い大きな看板です。

この通りに入ると、おもちゃ屋さん兼キッチングッズ屋さんがずらーっと並んでいます。
パラソルの下にもキッチングッズの露店がたくさん。

お店の中はこんな感じ。
目的のジャーは帽子なしの店員さんのすぐ後ろ。所狭しと並んだ商品の山のなかで、あれでもない、これでもないと出してもらいます。
インド製品がいいと言っているのに(輸入品は輸送コストに加え関税がかかって割高)、台湾製、中国製といろいろ出してくれるのは私の顔が東アジア人の顔だからなのでしょうか。
どれもふたのしまりや金具の質がいまいちで、結局トルコ製の瓶を選びました。

ほんとはこんなオサレなのが良かったけど…
テリーヌジャーという名前だそうです。

これになりました。蓋がまともに閉まったのがこれだけでした…(笑)

わざわざ輸送費をかけて輸入するならもうちょっといいものを買ってきてくれ、とも思いますが、蓋の閉まるガラスの瓶がほしいという希望は少なくとも満たしているのでまぁ良しとしよう。
肩があるのでジャーサラダにするのはいいけれど食べるために取り出すのが大変だな(汗)。

ちなみにお値段は150ルピー(300円)でした。100均の企業努力は本当に凄いです。

同時にチャイグラスも探していたのですが、そちらはChakra Streetというところにあると何軒か尋ねたお店の方々が口々におっしゃるので、チャイグラス&バスケットは今後の課題に取っておきたいと思います。

おまけ。すぐ隣は生地マーケット。こちらは屋根ありです。


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2015年5月10日日曜日

リフレッシュ!

Happy Mother's Day!

インドの連休と日本のGWに合わせてフライング(インド式)夏休み。
フランスとスペインへ旅行に行っておりました。

20年来の夢であったラスコーの壁画、10年来の夢であったバスク地方に加えて、シャトー・ムートン・ロートシルトという一生口にできないであろう超超超高級ワイナリーの見学までできて大変に充実した旅行になりました。久しぶりの運転も楽しかった!
先史時代の壁画(それもレプリカ)なんて大して興味も無いであろうに、私の我儘に付き合ってくれた旦那様に感謝です。

まるで霧の中にいるようにすら見えるムンバイの大気汚染と暑さのせいか、不調気味だった喉や胃腸の調子も改善。青い空のもと、きれいな空気を楽しめました。空気がきれいってすごいことだ!!!
心も体もとってもリフレッシュできました☆

深夜にムンバイ宅に戻ってまず最初の心配&確認事項は、家の電気がつくかどうか。
当たり前のようですが以前、数日家を空けた際にマンション内の我が家だけ停電が発生、在住外国人の食生活の生命線である冷凍庫が全滅したことがあったので気は抜けません。

ありがたいことに冷凍庫は無事でしたが、不在の間にメンテナンスに出してまさに今日戻ったばかりの車のフロントガラスに大きなヒビが入っており、早速この愛すべきカオス都市ムンバイに「熱く」出迎えてもらったのでした。


明日から普通のムンバイ情報に戻ります!


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2015年5月1日金曜日

幼稚園訪問

普段から大変お世話になっている日本とインドの架け橋のような方に、マハラシュトラ州No.1幼稚園への訪問をお誘いいただき、6人で年度末の特別プログラムを行って参りました。

場所は南ムンバイのMarin Driveという高級住宅街。
主要オフィス街Nariman Pointはすぐ隣のエリアです。東京で言ったら半蔵門?(と言うと日本の方々に、東京はもっときれい!と怒られそうですが…笑)

マンションの日本式二階をワンフロア、幼稚園に改装しています。。
日本の幼稚園や保育園のように壁はカラフルに塗り分けられ、室内用ジャングルジムや滑り台、子どもサイズのピアノなどたくさんのおもちゃが整然と並べられていました。

真ん中の大きなホールを囲むように緩やかに独立した部屋が4つほど。それぞれのコーナーでそれぞれのアクティビティが行われています。

日本人の私たちにお声がかかったのは折り紙と日本の遊び歌を教えるため。
まずは10人弱ずつの組に分かれて折り紙をおります。

3〜4歳くらいの折り紙初体験の子供達なのでもちろん真っ直ぐ折ることは難しかったですが、一枚の紙が立体になる経験に盛り上がっていました。

積極的な子、控えめな子、飲み込みの早い子、ゆっくり染み込んで行くタイプ、色々でしたがどの子も共通して自分の作品を見て見て、とアピールしてくるのは子供だからなのかしら。
集団生活のなかでも臆することなく自己主張が出来るのは、両親のみならず乳母や世話係など多くの大人から常に注目されているインド富裕層の子どもの特徴のような気もします。

一通り折り紙をやったあとは、違うクラスで歌を。「幸せなら手を叩こう」はこちらでも大変人気のある歌で、英語でやったり日本語でやったり、マラカスやベルを鳴らしたりとこちらも賑やかに楽しく過ごしました。

この幼稚園は英語で運営されていますが子供たちは家に帰れば親の一族の言葉、シッターさんの言葉など英語以外に複数の言語を話します。きっと今は英語を話しているとかグジャラート語を話しているとか意識せずに使い分けているんだろうな。今だに母語である日本語以外は肩に力が入ってしまう私としてはこの環境がとても羨ましく感じました。

学校を運営しているのは財閥系の企業で、教育ビジネスの今後にかなり期待を寄せているとのことでした。幼稚園の他、小中学校や寄宿学校など、既に複数の学校を運営しています。南ムンバイにはさらに需要があるということはわかりながらも用地の確保が大変困難であるところが障害になっているというお話をディレクターからは伺いました。

大変貴重な経験をさせていただきました!

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