2017年1月21日土曜日

初体験。ゾロアスター教徒のパーティ料理

1月も下旬になっているというのに未だ復活できていません…

とはいえ、今月も色々なことが起きています!
年始一発目のハイライトは、パールシー(ゾロアスター教徒、拝火教徒。ペルシャ方面から来た人、の意でパールシーと呼ばれています)のお祝いごとにお招きいただいたこと。

大木にライトを垂らして。素敵なセッティングです。


ナヴジョートという、子供が6-7歳くらいで行う入信式のパーティでした。

日本だと7歳のお祝い(七五三)をしますが、これくらいの年齢まで丈夫に育ったことを祝う意味もあるのかしら。

儀式自体は日の入り前に済んで、パーティの主役たちはゾロアスター教寺院にお参りしてきたそうです。

パーティ自体はインド式なので、6時半スタートの会に8時過ぎに行くのが正しい時間感覚(笑)。
我が家も8時に到着、丁度よいころでした。

到着するとまずはカクテルタイムです。
カクテルタイムの間はドリンクや前菜をもってウェイターさんが回ってくれます。

ソースにつけて焼いたチキンや白身魚の揚げ物、マッシュルームのグリルなどはこういう場面での定番メニュー。

その間、主役のお子様のケーキカットタイムがあり、ケーキも前菜と同時に回っていました。

9時くらいに会場の一角に設けられた長ーいテーブルに人々が集まり始めました。
ディナータイムの始まりです。

何度かインドのパーティにお招きいただいていますが、着席スタイルのパーティディナーは今回が初めてです。大体は、というかこれまで例外なくビュッフェスタイルでした。
着席スタイルはパールシーの伝統的パーティディナースタイルだそうです。

1ラウンド目は高齢者や子供(インドの子供は宵っ張り!)などがテーブルにつきます。
親族でない招待客は2ラウンド目に着席するのがマナー、1ラウンドは40分で終わるのだそうです。

ということで我々はマナーに則って?2ラウンド目に着席。
ウェイターさんがベジタリアンかノンベジタリアンかを聞いてくれて、ノンベジの我々の前にはバナナの葉が2枚置かれました。

以下写真で実況中継~。
一応葉っぱは水拭きしたほうがいいそうです。正面の通路は…

ウェイターさんがお給仕をするための通路です。銀のお皿はベジタリアン用。
お料理が順々に給仕されます。左はパリパリおせんべいにロティ、中央はサリチキンという伝統的パールシー料理。美味。
この日のお料理は写真のチキンに始まり、ポンフレット(マナガツオ、ここでは最高級魚)のココナッツミルク煮込み、ラムのビリヤニとノンベジ祭り。少し野菜も食べたいような…(笑)。

ベジタリアンはもちろん完全別メニューで、オクラや豆のカレーなどがサーブされていました。

パールシーは食べ物の制限がなく、日本人の食事習慣となじみやすいのでお招きする際はとても気楽です。


葉っぱをくるりと丸めてスプーンを置くのがご馳走様の合図だそう。
ディナーが終われば各自散会。
インドのパーティはディナーまでが長いとよく言われますが、ディナーを出してしまうとパーティ終わりの合図、なのでできるだけ長くカクテルタイムを楽しむのが彼ら流なのかも。

夜風が気持ちいい気候のなか、初めてのパーティスタイルに参加できて、楽しい夜でした!



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