2016年1月24日日曜日

スラムツアーに初参加!

2年以上ムンバイに滞在しながら今更、ではありますが…

スラムツアーに初めて参加してきました。

おそらく一番有名だと思われるReality Toursの、インド最大、世界第2位のDarhaviダラビツアーです。

事前に予約して当日、朝10時にMatunga駅でガイドさんと待ち合わせ。
ハイシーズンだからなのか駅にはリアリティツアーのお揃いのシャツを着たガイドさんが大勢いて、見つけるのはとても簡単でした。

私たち日本人3人のほか、英国人カップルの合計5人に対して1人、若い女性のガイドさんがついてくれました。用意された車でマトゥンガ駅を越え、少し離れたダラビの工場エリアからツアーはスタート。

ツアーの始めに申し渡されるのですが、生活エリアを歩き回るので写真は禁止とのことでした。

まずはプラスチック再生工場、アルミ再生工場、染物工場、ペンキ缶再生工場などを次々と見せてくれます。
外に向かってドアが開きっ放しの工場内では化学物質や高温の物質の前でランニングシャツ1枚のままの労働者が働いていました。

こういった工場で働く労働者は主にインド東北部などからの出稼ぎ労働者だそうです。家業は農業ですが現金収入の不足を補うため都会に出てきてスラムの「工場」内で仕事と寝場所を見つけ、工場内で寝泊まりしているのだそう。
途中、こういった工場の建物の屋上=日本式3階まで急なはしご階段を使って上からの眺めや屋上で精製途中のプラスチックを乾燥させているところを見せてもくれました。

続いて皮なめし工場へ。
暑期は悪臭が立ち込めるとのことですが比較的涼しい今は臭いもそこまで強くなく、ハンカチなしでも十分耐えられる程。
皮工場エリアには完成品を展示したオフィスがあって販売もしていました。山羊皮というそれらの製品は、財布が1つ500ルビー、カバンが2000ルピー前後。言い値で値切りもしていないので実際の値段は全くわかりませんが…。
同行英国人カップルはなめし皮のショルダーバッグを買って満足そうでした。
エアコンのきいた店内でしばし座って休憩。

工場エリアを流れる川には汚染物質が垂れ流されているそうで、スラムの住人達も水浴びや洗濯には使わないとのこと。

川を渡って居住エリアに入ります。
まずはマーケットのある通り。このあたりは市中の日常と何ら変わりません。
大きなトラックも頻繁に行きかうにぎやかな通り。

そこから居住エリアへ。学校もあります。
狭い狭い、大人は頭をかがめないと通れないような通路にも住宅が。
テレビは各部屋にありそう。

こちらのスラム、24時間の電力と水供給があり、全て無料だとのことでした。
加えて居住エリアの広場では偶然、薬の無料供給トラックとも出会いました。
医師、薬剤師、薬を載せたトラックが定期的にやってきて、患者の症状に合わせて薬を処方して無料で提供してくれるそうです。

英語教育してくれる学校も無料、医療も無料、エネルギーも無料、家賃格安、危険な労働は地方からの出稼ぎ労働者がするのでスラムの住人はする必要もなく…
なんだかとっても恵まれた環境のように感じてしまうのは2年半のインド生活で感覚がマヒしてしまっているのでしょうか。
同行してくださったお友達もムンバイ生活2年以上、ローカルマーケットもタクシーもローカル電車も、お友達に至ってはヒンディー語も、使いこなすツワモノ3人で行ってしまったので余計にそう思ったのでしょうか…。

スラムの中には出身地域ごとに固まって住んでいる地区があり、南インド出身者が集まる地域(文字や言語もタミル語?ヒンディーとは違う言葉でした)、グジャラート人たちの地域などを通り抜けて最後にリアリティツアーのオフィスで冷たいコーラをごちそうになって終了。
オフィスはWiFi完備、その場でツアーのフィードバックを入力してくださいとのことでした。

年末の涼しい時期に行けたのでとても快適だった今回のツアー。
予約も簡単、ガイドも親切、英語が完璧に通じるストレスレスなツアー会社、リアリティツアー。
その他にもムンバイのマーケットガイドや寺院ガイドなどいろいろなツアーを催行しているとのこと。
おすすめです。

リアリティツアーのページにリンク

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2016年1月20日水曜日

今回の日本へのお土産

今回も色々とお土産を買って帰ったのですが。

今後も定番化しそうなものが4つに絞れました。

①紅茶
ムンバイには良い紅茶屋さんは未だに無いので、ダージリンのNathmulls®からお取り寄せしたダージリン茶葉を持ち帰っています。

上質な茶葉を茶園ごと、収穫時期ごとにきれいにパッケージングしてくれるので重宝しています。今回は1stフラッシュと2ndフラッシュの飲み比べセットにしてみました。
お茶好きなお友達からも、そうでない人からも、ご好評をいただきました。
味も美味しいと各方面から概ね満足いただけたようです。
デリーにいたら良いお茶屋さんがたくさんあるからお取り寄せしなくても大丈夫なんだろうな…。

②チャイミックス
マサラチャイのインスタントも持ち帰っています。
画像はアマゾンからお借りしました。
お湯を注げばスパイスミルクティー。
いろいろなフレーバーがあるので少しずつ小分けしたりして。


③ピーナッツチッキ
Chikki : 日本の豆板のようなお菓子です。ローカルなお菓子屋さんには絶対売っています。
日本人は絶対好きな味です。
胡麻のものもあるのですが、生ゴマの煎りが足りなかったりしてちょっと香りが悪い場合があるのでピーナッツが外れなくていいかも。


④ヒマラヤのフットクリーム
こちらも鉄板ですね。



今回はコスメ系がほぼ無いですね。
紅茶中心のお土産でした。




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2016年1月17日日曜日

インドに戻りました。

金曜日のANA便でムンバイに戻って参りました。

飛行機は空席も多く、更に直前に機材変更が行われたとのことでビジネスのシートに乗せていただき、大変快適に帰印することができました。
この機材にもう乗れないと思うと名残惜しい…。
小ささには毎度驚くものの、小型なのにちゃんとインドまで飛んでくれる立派な飛行機でした。

ムンバイに着くとほっとするようになってしまったのはいつ頃からだったのでしょうか。
最初の数回は、「はぁ、インド帰ってきちゃった…」という重たい気持ちのほうが強かった記憶があるのですが。
今回は日本が寒く、ムンバイが暖かかったこともその気持ちに拍車をかけたかな?
なんだかんだでムンバイがホームになってしまっている自分に気付く瞬間です。

まだまだぼんやりモードではありますが、早速お友達に会う予定が決まっているので緩やかにムンバイ生活に戻れそうです。
お友達に恵まれてインド生活が充実しているということを年始から実感しています。

ゆっくりとインドモードに体を慣らしていきたいと思います。

2016年1月4日月曜日

今年もよろしくお願いいたします。

明けましておめでとうございます。

旧年中は拙いブログをお読みいただきましてありがとうございました。
今年のお正月はインド移住後初めて日本で過ごしています。

冷たい冬の澄んだ空気(成田からのバスを降りた東京駅前で深呼吸して空気が美味しいと呟いた私です)、抜けるような青空、柔らかな日本の水、家族、友人、美味しい食べ物、何でも安価に手に入る、公共交通・物流の便利さなど、日本生活を享受してすっかりインド(緊張)スイッチがOFFになっています。

ムンバイに戻りましたらまたブログを再開したいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

2015年12月20日日曜日

お友達のクリスマスコンサート in Afghan Church

お友達の合唱団のクリスマスコンサートを聴きに、Colabaの美しい教会Afghan Churchに行ってきました。

まるでヨーロッパの教会のような石組みヴォールト天井の美しい教会でした。
シンプルな石造りでごてごてと絵画が描かれていないところが日本人的には好印象。
イングランド国教会の教会だそうです。

キリスト教の教会で「アフガニスタン」の名前がついているので不思議に思い調べてみたのですが、Wikipedia情報では1939-1943年の第一次英国-アフガニスタン戦争の犠牲者を弔うために建てられたのだとか。なるほど。英国統治下のインド人兵隊がたくさん派遣された戦争だったであろうと想像します。
いろいろやっている割には現在でもムンバイのインド人からの人気ナンバーワン外国はたぶんイギリス。ここらあたりが日本人感覚からするとどうにも不思議です。

アフガンチャーチの方が通りは圧倒的に良いですが、正式な名前はThe Church of St.John the Evangelistというのだそうです。

とにかくそのアフガンチャーチで、お友達所属の合唱団がクリスマスコンサートを開催しました。

真っ暗な中、正面の祭壇に向かってお揃いの緑とゴールドのサリーに身を包み、キャンドルを手に持った女性たちが「聖しこの夜」を歌いながら行進するところからコンサートはスタート。
祭壇前に設えられたステージには合唱団の男声パートがいつの間にかスタンバイしており、素晴らしいテノールとバスの低音でアレンジに彩りを添えています。

そこから怒涛のクリスマスキャロル。
英語、ラテン語、ドイツ語、スペイン語などあらゆる言語のキャロルをアカペラで歌い、インドらしくしっかり途中休憩のあと後半が続く、素晴らしい1時間半のプログラムでした。

歌声のクオリティが素晴らしく、インドだから、と8割くらいの期待値で構える日々に鮮やかさを与えてくれました。まるでムンバイに居ないみたい。
合唱団自体は宗教はあまり関係ない人々の集まりなのでクリスチャンもいればそれぞれの信教はさまざまで、そういう大らかなところはインドらしい。

いまだに毎日サンダルで暮らすムンバイではなかなか感じられないクリスマス感を感じることができた素晴らしい夜でした。


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2015年12月19日土曜日

クリスマスメニューにも!Joseph'sのラムチョップ

お料理上手な先輩マダムにお勧めいただきBandraの日本人御用達肉屋Joseph'sで買ってあったラムチョップ(子羊のあばら骨付き背肉)。

冷凍庫に保管してあったのですが、ついに日の目を見ました。

これまたお料理上手な違うマダムに教えていただいたチキンのハーブグリルのレシピをラムに替えて、更にまた別のマダムからいただいた手作りハーブミックスとオリーブオイル、香味野菜、岩塩でマリネ。
オリーブオイルはまた別のお料理上手なお友達ムシューに教えていただいた銘柄を使用。

200℃のオーブンで40分。
野田琺瑯のバットでマリネしておけば蓋を取って器ごとグリル、そのまま食卓へ出せてしまうので楽々〜。

大変ご好評をいただき1kg綺麗に無くなりました。
香味野菜とハーブが効いたのかそれとも子羊だからなのか羊肉の臭みも気にならず、ラム嫌いの夫からもお墨付き。

私にとってはお世話になっている方々の思い出の詰まったメニューとなりました。
インド生活、人に助けられて生きていることを実感できる貴重な日々です。

チキンに飽きたインドマダムの皆様、インドラム、お勧めです☆
クリスマスのご馳走にいかがでしょう☆


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2015年12月18日金曜日

新装オープンのレストラン AKA

Worli地区の人気イタリアン two one twoが夏頃突然お店を閉めてしまいました。

在住外国人たちの間では定番レストランで、私もムンバイに住んで2年半、最もランチで使ったレストランの一つかもしれません。

その同じ場所に同じくイタリアンのAKAが新たにオープンしていました。

開店6日目に伺ったのですが、メニューは違うもののホールのスタッフはかなり引き継いでいる模様で、オペレーションはかなりスムーズでした。
(何人かのグループで伺ったのですが、同行マダムと私、顔を覚えられていたようです…前の店に何度も来てくださってますよね、と指摘してくれたスタッフの顔、こちらは記憶にゴザイマセン。笑)

まずは無料の前菜に野菜ピザが出てきてびっくり。
薄いピザ生地でパリパリ、とても美味しかったです。

ちょっと前の話なのでサラダやスープを頼んだのか既に記憶が定かではありませんが、マルゲリータ、生ハムとルッコラのピザ、そして驚きのカルボナーラは安定の美味しさ。

残念ながらまだ紅茶の葉が無いとのことで同行マダムのリクエスト、食後の紅茶は出てきませんでしたがコーヒーはありました。

以前のイタリアンより若干内装、メニュー共にカジュアル化したような気はしますが、引き続き接待にも使える美味しいイタリアンであることには変わり無いと思います。

新規オープンのレストランの目新しさと、安定のオペレーション、味は間違いなしということで、どなたにでもお勧めできるお店だと思います。

AKA Restaurant (zomatoにリンク)


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